ホンモノの日本語を話していますか (角川oneテーマ21 B 9)
- KADOKAWA (2001年4月9日発売)
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感想 : 25件
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- Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
- / ISBN・EAN: 9784047040267
感想・レビュー・書評
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序文に書かれているとおり、日本語が好きな金田一先生が日本語の魅力についてたっぷり書かれた本。
日本語大好きなので終始楽しく、興味深く拝見しました。
方言のことや、外国語との比較、性格などいろいろな点から書かれていて、個人的にいちばん興味深かったのは各国の数の数え方。
英語でも面倒だと思っていたけど、そんな比じゃなかった。
フランスの数え方が面倒くさいというのは知っていたけど、ドイツ、アラビア、インドはそんなものじゃなかった。インドは1~100までバラバラなんですって。それであの計算力ならすごい。
海外で日本人の計算力がすごいと言われる、ということを時々みかけますが、そりゃあ言われるわけだと納得しました。九九のように語呂合わせできないもんね。
それにあらためて、日本語の単語のうつくしさと便利を教わった。
夕霧とか有明の月とかほんときれいな言葉だなぁって思います。
途中、先生それは褒めすぎって苦笑するところもあるし、いまの時代とはちょっとそぐわないところもあるけれど、それでも日本語が好きな方は楽しめると思います!
というか、私は楽しかった!詳細をみるコメント0件をすべて表示