- Amazon.co.jp ・本 (207ページ)
- / ISBN・EAN: 9784047040328
作品紹介・あらすじ
動物たちの生き方はきわめて論理的である。それにくらべると人間の論理はずいぶんとあやふやだ。「動物的論理」に学ぶ、目からウロコのポピュラーサイエンス。
感想・レビュー・書評
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人間の言い分については言及されていたのかな?動物の話は、色々な本を読んだり論文を読んだりしていたが、それでも新鮮なものがあり、興味をそそられた!
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【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/490190 -
■印象に残った言葉
飛ぶために内臓をできるだけ軽くコンパクトにすることに熱中している鳥の場合とは違って、蛇では身体をできるだけ細く長くすることにすべての関心が向けられていることがよく分かった。 -
古本で購入。
動物行動学の専門家である著者が語る動物エッセイ集。
動物も人間も“今そうなっている”のにはちゃんと理由があるんだよ、という動物と人間の「論理」がテーマになってます。
小ネタが満載でなかなかおもしろい。
「左ヒラメの右カレイ」とは言うが、ヌマガレイはカレイ科なのに左側、シタビラメはヒラメとされるのに右側。
ヒラメもカレイも稚魚は普通の魚と同じ姿をしていて、成長過程で頭骨がねじれて目が移動する。目の通り道は細胞が順次に死ぬことでできる。
クモは脳の発達で食道が圧迫され、獲物の血液しか摂取できなくなった。
カエル(ガマ)が対象をヘビと認識する条件。こんな絵↓でもヘビだと思うらしい。
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サラッと読める本なので動物読み物としてオススメ。
ただ残念なのは、雑誌掲載のエッセイだからか挿し絵も写真もないこと。あればもっとわかりやすいんだけどな。 -
請求記号・480.4/Hi 資料ID・310005891
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これも魚はあまり関係ないのですが、動物行動学は直接ネタに関係するので。雑学的な内容の集まりで面白かったです。
後半、なんで人間の話ばっかりになるのかと思ったら、タイトル通り 前半動物/後半人間 だったのね……。 -
動物の目線から、動物の進化を軽ーく考えてみている一冊。「言い得て妙」な所が多くて、面白い。