- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784047100084
感想・レビュー・書評
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10S-Talk
勝機は誰にでもある。そのHowToは、知識を知恵に替え、直感を信じる裏付け情報を得ておくこと。そして、ポジティブに攻めることだ!
って事が書いてあったような気がする。
メモ
•才能とは継続できる情熱である
•玲瓏-大局観詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2005年に出版された羽生善治の本
中原誠や米長邦雄などの逸話
加藤一二三の継続力などの話題もある
他には若い頃の振り返り
今の自分との違い
将棋だけでなく、他の業界の人にとっても有用な考えが沢山
目先の一勝ではなく、将来のために考える
集中するには余白が必要
これは、ジョン・ハンター「小学四年生の世界平和」で語られてたエンプティスペースの考えにも通じる
余白がないと目の前の事に集中するのもなかなか難しいですからね
熱意を持って将棋に向き合い続けられるのがプロ
瞬間的な力ではなく継続力こそが必要
出版された当時は三冠だったか四冠だったか?
今や無冠で九段と呼ばれている現状ですけど
先の藤井六冠とのタイトル戦にしても未だトップレベルであるのを感じたし
以前の棋風とも違う現代の流れを踏襲しつつ、他の人が指すようなコンピュータの評価値にとらわれない戦法を選んでいるあたり、まだまだ熱意は失われていないのだなぁと感じる
そんな羽生さんを跳ね除ける藤井七冠がものすごい別格という事なんだよなぁと改めて思う -
かなり自己啓発本のような内容でした。
「教え→将棋における体験談→他の例え」といった構成が基本ですが、教えに対する体験談が正確で確かにと思いながら読み進めることができます。そして何より他の例えが適切すぎて驚きました。
内容としては一般的なのかもしれませんが、ところどころ2005年に書かれたとは思えないほどの先見性、或いは大切なことは今も昔も変わらないことを感じます。 -
昔羽生先生はこういうことを考えてたんだなーという歴史書みたいな感じだった
今はAIの発展や藤井聡太先生の活躍で時代が変わったなぁとつくづく思う
何人か森内先生や大山先生、加藤先生など棋士の話が出てくるが、羽生先生はそんなふうに捉えてるんだなーというのが貴重
特に森内先生と佐藤先生は羽生先生にとってライバルというより仲間というのは、なるほどなと思った
森内先生はYouTubeで羽生先生のことをライバルと言っては畏れ多いと言っていて、
お互いにお互いを高め合う素晴らしい関係性だなと思った -
なるほど凄いわ~
とは思うけど、自分に当てはまらないあんまりピンとこないのは
私の生活には決断しなければならない局面がすごい少ない
あるいは
さっぱり決断できんので見送ってしまっている
または
決断力が必要な勝負人生を送っていない
ってことなんでしょうかね
安穏と暮らしています、ちなみに
将棋は全く(駒の並べかたすらも)知りませんスイマセン。 -
才能とはコツコツと継続出来る力である
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ものを極めることに関しては、どの分野でも共通する部分が多くあるのでしょう。将棋全然知りませんが刺激頂きました。
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決断力の無さ、という課題意識を持ってこの本を手に取った。
羽生さんの考える決断、そしてその付け方について、自信の経験に基づいて書いてあった。
何よりも経験することは本質的であるが、これまで圧倒的な成績を残してきた羽生さんが述べる言葉は重みが違うと感じた。
オーソドックスな学びではあったが、心に深く刻まれた。
とにかくやってみる、失敗を多くする、信じてやってみようと思う -
プロの心構え的な内容で、比較的オーソドックスかつ王道なもの
タイトルはそこまで回収されてない気もする
まあまあ時代を感じる内容もありますが、それもまた味だと思う -
将棋をさしたことがない私からすると、棋士という人たちはさぞかし凡人には理解し得ない思考回路の持ち主に違いないと思っていたが、そんなことはなかった。参考にしたい考え方や心構えが多々あった。複雑な問題に難儀したときは単純に考えることは実生活でも役立ちそう。
若い頃と比べて物忘れが増えたなと感じても、脳に空きのスペースができたと考えるなど、基本的に羽生善治さんは前向きな人だなぁと感じた。意識的にしろ前向きな考え方をすることは、長く続けていく上で大切なことだと思う。