決断力 (角川新書)

著者 :
  • KADOKAWA
3.55
  • (351)
  • (698)
  • (1042)
  • (119)
  • (22)
本棚登録 : 5996
感想 : 713
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784047100084

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 10S-Talk
    勝機は誰にでもある。そのHowToは、知識を知恵に替え、直感を信じる裏付け情報を得ておくこと。そして、ポジティブに攻めることだ!
    って事が書いてあったような気がする。

    メモ
    •才能とは継続できる情熱である
    •玲瓏-大局観

  • 2005年に出版された羽生善治の本

    中原誠や米長邦雄などの逸話
    加藤一二三の継続力などの話題もある

    他には若い頃の振り返り
    今の自分との違い


    将棋だけでなく、他の業界の人にとっても有用な考えが沢山

    目先の一勝ではなく、将来のために考える

    集中するには余白が必要
    これは、ジョン・ハンター「小学四年生の世界平和」で語られてたエンプティスペースの考えにも通じる
    余白がないと目の前の事に集中するのもなかなか難しいですからね

    熱意を持って将棋に向き合い続けられるのがプロ
    瞬間的な力ではなく継続力こそが必要


    出版された当時は三冠だったか四冠だったか?
    今や無冠で九段と呼ばれている現状ですけど
    先の藤井六冠とのタイトル戦にしても未だトップレベルであるのを感じたし
    以前の棋風とも違う現代の流れを踏襲しつつ、他の人が指すようなコンピュータの評価値にとらわれない戦法を選んでいるあたり、まだまだ熱意は失われていないのだなぁと感じる
    そんな羽生さんを跳ね除ける藤井七冠がものすごい別格という事なんだよなぁと改めて思う

  • かなり自己啓発本のような内容でした。
    「教え→将棋における体験談→他の例え」といった構成が基本ですが、教えに対する体験談が正確で確かにと思いながら読み進めることができます。そして何より他の例えが適切すぎて驚きました。
    内容としては一般的なのかもしれませんが、ところどころ2005年に書かれたとは思えないほどの先見性、或いは大切なことは今も昔も変わらないことを感じます。

  • 昔羽生先生はこういうことを考えてたんだなーという歴史書みたいな感じだった
    今はAIの発展や藤井聡太先生の活躍で時代が変わったなぁとつくづく思う

    何人か森内先生や大山先生、加藤先生など棋士の話が出てくるが、羽生先生はそんなふうに捉えてるんだなーというのが貴重

    特に森内先生と佐藤先生は羽生先生にとってライバルというより仲間というのは、なるほどなと思った

    森内先生はYouTubeで羽生先生のことをライバルと言っては畏れ多いと言っていて、
    お互いにお互いを高め合う素晴らしい関係性だなと思った

  • なるほど凄いわ~
    とは思うけど、自分に当てはまらないあんまりピンとこないのは
    私の生活には決断しなければならない局面がすごい少ない
    あるいは
    さっぱり決断できんので見送ってしまっている
    または
    決断力が必要な勝負人生を送っていない
    ってことなんでしょうかね
    安穏と暮らしています、ちなみに
    将棋は全く(駒の並べかたすらも)知りませんスイマセン。

  • 才能とはコツコツと継続出来る力である

  • ものを極めることに関しては、どの分野でも共通する部分が多くあるのでしょう。将棋全然知りませんが刺激頂きました。

  • 決断力の無さ、という課題意識を持ってこの本を手に取った。

    羽生さんの考える決断、そしてその付け方について、自信の経験に基づいて書いてあった。

    何よりも経験することは本質的であるが、これまで圧倒的な成績を残してきた羽生さんが述べる言葉は重みが違うと感じた。

    オーソドックスな学びではあったが、心に深く刻まれた。

    とにかくやってみる、失敗を多くする、信じてやってみようと思う

  • プロの心構え的な内容で、比較的オーソドックスかつ王道なもの
    タイトルはそこまで回収されてない気もする
    まあまあ時代を感じる内容もありますが、それもまた味だと思う

  • 将棋をさしたことがない私からすると、棋士という人たちはさぞかし凡人には理解し得ない思考回路の持ち主に違いないと思っていたが、そんなことはなかった。参考にしたい考え方や心構えが多々あった。複雑な問題に難儀したときは単純に考えることは実生活でも役立ちそう。

    若い頃と比べて物忘れが増えたなと感じても、脳に空きのスペースができたと考えるなど、基本的に羽生善治さんは前向きな人だなぁと感じた。意識的にしろ前向きな考え方をすることは、長く続けていく上で大切なことだと思う。

全713件中 21 - 30件を表示

著者プロフィール

1970年9月27日、埼玉県所沢市生まれ。1982年、関東奨励会に6級で入会。1985年12月、プロ四段に。1989年、19歳で竜王獲得。これが初タイトルとなる。以降、数々のタイトルを獲得。1996年には、当時の七大タイトル(竜王・名人・棋聖・王位・王座・棋王・王将)全冠独占の快挙を成し遂げる。2017年に、八大タイトル戦のうち永世称号の制度を設けている7タイトル戦すべてで資格を得る、史上初の「永世七冠」を達成した。タイトル獲得は通算99期、棋戦優勝45 回(ともに2022 年6月時点)。主な表彰として、2007 年特別将棋栄誉賞(通算1000 勝達成)、2018 年国民栄誉賞、同年紫綬褒章。さらに2022年、史上初の通算1500勝を達成し、特別将棋栄誉敢闘賞を受賞。将棋大賞は最優秀棋士賞など多数受賞。

「2022年 『改訂版 羽生善治のこども将棋入門 中盤の戦い方』 で使われていた紹介文から引用しています。」

羽生善治の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
『夢をつかむイチ...
フランツ・カフカ
斎藤 孝
ロバート キヨサ...
大前 研一
ヘルマン ヘッセ
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×