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みんなの感想・レビュー・書評
[ 内容 ] グローバル化は地獄への道だ。なぜ私たちは受け入れるのか? いま必要なのは、力もない、地位もない、排除された人を社会の代表とみなし、日本の民主主義をつくり直すことだ。 いまこそ、先の見えない時代を打ち破る“ユートピア”を! そう、未来を決して諦めず、“理想”を取り戻す時である。 [ 目次 ] 第1章 北朝鮮を民主化する-日本国憲法への提案1 第2章 自衛隊を解体する-... 続きを読む »
・北朝鮮を民主主義国にするために、日本は北朝鮮からの難民を積極的に受け入れるべき。
・自衛隊は解体し、国際貢献をするための部隊Xを作る。
・民主主義は多様性を認めているという上で優れたものと考えられているが、本当にそうだろうか?民主主義を受け入れていない考え方は排除するという方法をとるし、結局は少数の存在を許しつつ多数決によって多数の勝利を決定づけているだけの仕組みなのかもしれない。
なかなかおもしろい視点が盛りだくさん。きちんと読み込んでみたら別に珍しいことを言っているわけじゃないのかもしれないけど…少し考えてみる必要がある。
むむ、この人はすごい。
素直にそう思えた本。
ありきたりなことでなく、
しっかりと自分の頭で一から思考している学者だなと。
「第三者の審級」とか「愛」についてのくだりとか、
思わずそっか〜っと感心する話がボロボロでてきた。
言い回しがややわかりずらいところがあったような気もしたが、
知的な刺激を受けたい方におススメ。
「他者性」、他者になる(赦す)こと(デリダとハーバーマスを超えて)、といったことで、これは2005年あたりからいってきたこと。今回新書だからかわかりやすくて、丁寧で、攻撃的。この人が50人くらいいれば世界は変わると思う。とりあえず政治家になるか、ブレーンになるか。
北朝鮮を民主化する!? という非常に衝撃的な章から幕を開ける、大澤社会学の捉える民主主義。 若干抽象的な大澤真幸の論理が展開される中で、今までの本の中で紹介されて来た馴染み深い事例が出てくるので、妙な親近感が湧いた。 引用--- 「裏切りを孕んだ愛こそが、普遍的な連帯を導く可能性を有しているのでないか。公共圏と交響圏は、同じものでもなければ、異なるものではない。交響圏を構成する、共同性を内... 続きを読む »
この本を読んでゾッとした。こんな戦慄は初めて感じた。これは知の暴走だ。テーマは北朝鮮、歴史解釈、自衛隊、民主主義といった今の日本でホットな問題で、それに対して著者が持論を述べる。よくある形だ。でもその持論までの理論的過程が恐ろしい。著者が持ち出すのはデリダであり、キリスト教であり、ベンヤミンなのだ。何もかもを飛び越してダイナミックに思考をつなぎ、日本のために世界を持ち出す。これが哲学の真髄だ。これを新書で出すとは何を考えてるんだろうか。
ほぼ理解できないし、著者も僕なんかに歩幅を合わせようとはしない。走り抜けるのだ。
・ベンヤミンの鋭さ
・ハンガリーでのピクニック
・民主主義という欺瞞
・「歴史」という勝者の自叙
この辺は何とか理解できた。でもこれが限界だ
難しい。 民主主義はふつう「支配が、被支配の合意によって正当化されており、それゆえ、それは、治者と被治者の同一性が実現していると―つまり人民による人民の自己支配の形式だと―見なすことができる」(p103)と理解されている。 しかしこれを大澤は「便利な嘘」だと喝破する。井上達夫の指摘によりながら「民主制は、多数者による少数者の支配の制度化であって、決して、すべての被支配者の合意によって支... 続きを読む »







