あぁ、阪神タイガース―負ける理由、勝つ理由 (角川oneテーマ21)

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著者 : 野村克也
  • 角川書店 (2008年2月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (194ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784047101326

あぁ、阪神タイガース―負ける理由、勝つ理由 (角川oneテーマ21)の感想・レビュー・書評

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  • ノムさん。

  • 弱小ヤクルトを常勝軍団まで押し上げた名将と呼ばれても良い野村監督が、同リーグの弱小軍団、阪神タイガースを率いた時代に感じた何故ファンが多く、資金力もあるはずなのに最下位に沈むかを書かれた内容。途中で聞いたところなど、憶測めいた部分もあり、また、選手が聞かないと言うが、人が違えば、球団も違うわけでそれ相応の対応を変える必要もあるわけだけども、その辺ではヤクルトでトップを取った傲りもあったんじゃないかなと思う。色々球団側も問題あったかもしれないけど、連れてきたコーチ陣などを含めて、チームを掌握できなかった問題もあるような気もする。

  • 阪神球団の体質やチームの雰囲気、選手の心構えなどなど、いろいろな側面から、どうして阪神が勝てないのかをノムさんが記した本。

  • 私は、子供のころからのタイガースファン。 関東地方出身で周りは巨人ファンばかりだったが、なぜかずっと阪神一筋であった。

    とくに子供のころは弱い阪神をずっと応援してきて、なぜ弱いのか? ということもよく考えたものである。 実際に自分も野球をやっていたので、戦術的なこともいろいろ考えていたものである。

    著者の野村克也氏は、阪神タイガースの監督3年間勤めたわけだが、周囲の期待に応えられるような成績は残せなかった。 ただ、野村氏の野球に対する考え方はとても好きで、この書籍も書店で見つけてすぐに購入した。

    内容としては、かなり生々しい阪神という球団の本質が書かれており、一気に読み終えてしまった。

    感想としてはやっぱりな、という感じ。 野村氏のあと、星野仙一氏が監督を継ぎ、タイガースを優勝まで導いたわけだが、私は野村氏の3年間があってのことだと思っていた。

    星野氏もそのように発言することが多かったが、それは間違いないであろう。

    タイガースファンとしてこういう言い方はしたくはないのだが、阪神タイガースの選手は、頭を使うことが苦手であると思っていた。 ヤクルト時代の野村氏の戦術をみてもわかるが、超一流の選手は少ないにもかかわらず、適材適所で選手を使い、何をやってくるかわからない、というイメージを植え付けられた。

    ところがタイガースではそれができていなかった。 ただ打つだけ。投げるだけ。 野村監督3年間を見ていて、タイガースはイケイケドンドンの野球しかできないんだろうなぁ、と思ったものである。

    タイガースは大人の考え方をできる選手がいなかった。 単純明快な野球しかできないのである。 今を見ていてもはっきりわかる。

    ヤクルトのスター選手だった池山は、ブンブン丸といわれ、三振か本塁打かというID野球にはに使わない選手であったが、彼でさえ、ミーティング中、メモを取りつづけ、膨大な量のノートを今でも財産としてもっているそうである。

    ところが、タイガースの選手はミーティング中、メモをとる選手は皆無に近かったようである。 お話にならない。 だから今でもここぞ! というときに、何もできず、少し負けが込むとどうにも修正がきかなくなるのだ。

    おもしろいエピソードのもう一つに、タイガースの左のエースとして在籍していた仲田投手はFAでロッテに移籍したが、ミーティングの長さの違い、メモをとることの重要性にはじめてきがついたそうです。

    タイガースが歴代、どれだけ「知」を無視してきたかがわかるものである。

    現在の監督の岡田は、「バントはアウトを一つ相手にあげてしまうのでもったいない」という発言をしていた。 野村氏はそれを聞いて唖然としたそうだが、私も岡田が監督になった時点でタイガースは低迷期に入ると思っていた。

    実際は、金本という中心選手がいるおかげで常に上位にいられるが、内容のない試合は相変わらずだ。

    ただ、この書籍を読んで一番驚いたのはフロントの考え方。 「優勝すると選手の給料を上げなくてはならない」ということを言っていたそうだ。

    野村氏が要望した選手も金がかかると取ってくることもなく、挙句の果てにはドラフトの指名選手も知らされなかったらしい。

    それが大きく変わったのが星野氏になってから。 フロントが変わり、星野氏がまたうまく動いたことで、有能な選手を多数獲得できた。 今、タイガースがAクラス常連になれているのはそのおかげであろう。

    ただ、岡田監督ではあまりにも非力。 野村氏のように知性があるわけでなく、星野氏のような力量もない。

    デコボコだった道を野村氏と星野氏が舗装して、その上を岡田が通っているだけ。。。まるで自分が名将のような顔をして・・・

     

    このままではまた元のダメ虎に戻ってしまいかねない。 オーナー、選手、ベンチ、そしてファンが一体となって、タイガースを常勝軍団にしていければよいのだが・・・

  • 阪神球団のことを痛烈に批判しているノムさんの購読2作目。阪神の体質は巨人と優勝争いをして、最終的に2位になることを目標とするというものであった。優勝してしまうと年俸を挙げねばならないとのこと。阪神球団の集客率は関西では異常というべき人気だそうだ。江夏が優勝のかかった試合のエピソードで上記のことを球団から言われたんではないか…という黒いうわさもあった。

    そのため江夏はオーナーがもっと球場に足を運んでくれないととこぼしたらしいが、この文書をみてつくづくソフトバンクの孫社長のことを思い出した。優勝した時に選手と一緒に喜んでいて、それが選手にとっても普通のことという感じであった。やはり常勝チームは違うと思った。

    この本は上記のように阪神批判であったので、学ぶべきことは少なかった。読み物としては面白かったが、期待が大きかっただけに☆2つ。

  • なんで阪神の監督として失敗したのか、
    それが実によくわかりました。

    逆に、星野は良くチームを変えたな、
    と正直そう思えてしまいました。

    となると、楽天での立場の逆転はどういうことなのか。

    実に興味深いですね。実に。

  • 野村克也氏のタイガース分析書見たいな一冊かな。

  • 著者は野村克也氏。

    大の阪神ファンとして・・・
    阪神ファンの方は一読を。

  • プロ野球チームだって、人間が集まっているから性格ができる。
    正直言って、ノムさんの言うことが本当だとすれば阪神タイガースはどうしようもない球団だ。負けるべくして負けるなんて、情けないではないか。
    プロだろプロ。ちゃんとやれよ、と。

    でもあながち嘘でもないんだろうなと思えるだけの成績をこの球団は残してきた。そして、ノムさんが言うあまりよくないファンを僕はしてきた。

    阪神への盲目的な愛。でも、これはもうそうなっちゃったからには仕方ないのだ。愛は盲目なのだから。
    今僕にできるのは、冷静に阪神を分析し、冷静に愛し、冷静に批判できるファンになること。こりゃ苦しいシーズンになるぞ!

  • 2008年2月 
    野村監督の本は6冊目。
    今回は阪神タイガースについて。

    「中心なき組織は機能しない」
    阪神には昔からありとあらゆる中心が役不足であるにも関わらず、マスコミやファンにちやほやされてきた。メディア、ファンによる責任が大きい。子供を甘やかす親と同じですね。
    人気もあるから勝つ必要も無かったんです。あるスカウトが漏らした話だと「優勝争いして2位になるのがベスト。給料あげなくてすむし。」と球団側が言っている。そんなんで強くなるわけないですね。

    いい意味でも悪い意味でも阪神タイガースを知り、負ける理由、負ける伝統がわかる一冊です。

    これ読む前に野村克也監督の
    「巨人軍論」
    読んだら理解度が増すかもしれません。

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