野村再生工場 ――叱り方、褒め方、教え方 (角川oneテーマ21 A 86)

著者 :
  • 角川グループパブリッシング
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  • Amazon.co.jp ・本 (191ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784047101517

感想・レビュー・書評

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  • ”・「失敗」と書いて、「せいちょう」と読む
     大切なのは、失敗を次につなげることなのだ(p.14)
    ・教えすぎると、選手がみずから考えることをしなくなる(p.18)
    ★満足→妥協→限定は再生の最大の敵
     伸び悩んでいる選手はほとんどが「いわれなき自己限定」をしている。「自分はこれで精一杯だ」「自分の力はもはやここまでだ」と考えている。(中略)
     なぜ自己限定をしてしまうのか。低いレベルで「妥協」してしまうからである。壁にぶつかると、「俺はこんなもんだ……」とあきらめてしまう。それ以上の努力をしようと思わなくなる。(中略)
     何がこうした妥協を生むのかといえば、その選手が「満足」してしまうからだろう。(p.39-40)”

  • 弱小チームを優勝に導く、ピークを過ぎた選手を再び輝かせる、野村監督が実践してきた監督論が詰まっている。
    プロ野球の世界で生き残るために悩み、もがき苦しんだ経験と選手に対する愛情があるからこそ、野村監督は名監督になり得たのだろう。
    野村監督はID野球やぼやきから、一見するとドライな印象を受けるが、選手時代にクビを宣告されても縋り付いて生き残った苦労から選手に対する愛情に溢れている。
    野球だけでなく、ビジネスリーダーとしてのあり方の参考になる。

  • マイミクてつやんさんからお借りした本。
    天性のものは教育でなんとかなるものではない、ということ、ちょうど同じことを別の方がおっしゃっていました。

  • 相変わらず野村監督の本は勉強になる。ただ、ところどころで他者批判が入るのでそこでちょっとマイナス。

  • 野村監督はガチガチのデータ分析オタクでした。

    「野球は知力の勝負」であり、
    目標を最初に立て、目標達成に向けて課題をデータで浮き上がらせ、解決していく…
    これはビジネスと何ら変わらない。

    更にグラウンド上の刻一刻変わる状況や、選手の心理的な情報も駆使して、最善手を選択する難しさ。
    プロの超一流の思考に触れ、野球の楽しさを再認識しました☺️

  • 「無形の力は有形の力に勝る」

  • 大切なことを教えてくれる

  • こっちからガミガミ積極的に指導するのではなく、相手から聞かれた時に丁寧に指導する。
    聞いてくるということは、興味を持った、もっと向上したいという現れだから。

  • 非常に読み易く、ここまで考えて野球をやっているなんてすごい。この人の解説が唯一面白いのも腑に落ちた。

  • 60野村再生工場
    ・ピッチャーはなぜ変化球を投げる必要がある?
    プロが投げるボールには一球一球根拠がなくてはいけない→スライダーを生かすためにシュートをマスターする必要がある
    ・欲から入って欲から離れる
    ・満足→妥協→自己限定は、成長の敵:楽しむFUNではなく、ENJOY

    ・何かに限界を感じたり、行き詰まったりした時に読む本


    満足→妥協→限定は再生の最大の敵

    人は、無視、賞賛、非難の段階で試される

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著者プロフィール

京都府立峰山高校を卒業し、1954年にテスト生として南海ホークスに入団。3年目の1956年からレギュラーに定着すると、現役27年間にわたり球界を代表する捕手として活躍。歴代2位の通算657本塁打、戦後初の三冠王などその強打で数々の記録を打ち立て、 不動の正捕手として南海の黄金時代を支えた。また、70年の南海でのプレイングマネージャー就任以降、延べ4球団で監督を歴任。他球団で挫折した選手を見事に立ち直らせ、チームの中心選手に育て上げる手腕は、「野村再生工場」と呼ばれ、 ヤクルトでは「ID野球」で黄金期を築き、楽天では球団初のクライマックスシリーズ出場を果たすなど輝かしい功績を残した。現在は野球解説者としても活躍。

「2016年 『最強の組織をつくる 野村メソッド』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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