転職は1億円損をする (角川oneテーマ21 A 89)

著者 :
  • 角川グループパブリッシング
2.78
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本棚登録 : 198
感想 : 44
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  • Amazon.co.jp ・本 (195ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784047101555

感想・レビュー・書評

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  • センセーショナルなタイトルで、転職はすなわち失敗だ。
    とでも言うような論調で、どの年代でも損をすることを強調している。
    しかし後半では若年者の早期離職に対する警告に代わっている。
    中盤は就職情報会社が転職も斡旋していて就職させた人間の個人情報をたらいまわして上手いこと稼いでいるのがゆるせん。
    そんな感じでまとめてある。
    唯一心に留めたのは不満を口にするばかりの甘いのに、ほんとうはやりたいことないんでしょ?というとグサッとくるというくらいか。
    相当やる気がある人以外はやりたいことなんて言っても口だけというのをよく分かった上で言ってる風。
    そんな感じで面白くない本。

  • 今読むと、いろいろ古かった。

  • 人材紹介会社の都合で世に転職を薦める風潮が強くなるというのは納得。

    確かに金銭的な勘定でいけば転職はリスクが大きすぎる。

    しかし、人生は金で鑑定されるものでなく豊かな感情も欠かせない。ここについては個々人の考え(主観)によるから何ともいえないが。偶数ページの書評が役に立つかも。

  • ■Point
    ・転職は1億円損しない。「転職は」というより、「正社員は派遣社員より1億円トクをする」という内容に近い。
    ・会社員は退職金、健康保険、生命保険(団体扱い)、住宅補助、通勤費と給料以外にも1億円分の保障を受けている。
    ・「インターネット耳年増」カリスマ社長のblogより、上司の一言に耳を傾けろ。
    ・「社内転職」プロジェクトや異動で環境は変わる。

    ■Action
    ・転職基準→制度云々を考えられる余裕がある時は転職しない。自分が人生で成し遂げたいことが現在の職の延長にないと判断するか、環境が精神的・肉体的に耐えられないにも関わらず異動ができないときに転職する。

  • ★×3.0

  • 自分自身、転職して年収半減したので、タイトルを過激に感じて読みました。
    1億円損するのは、大企業から転職するなら、間違っていない。今まで直視してこなかったが、痛感した。
    1億円損してでも本当に転職したい、という前向きな転職は肯定するが、数年数ヶ月の安易な転職を否定している。同感。
    しかし、その影には、就職情報会社、転職支援会社の策略があり、痛烈に批判している。それもまたビジネスなので、そういう裏側を見抜ける力を身に付けたいと思った。

  • 結構辛口だが、なかなか説得力がある。
    私も転職経験者だったりするのだが・・・

  • 2014 5 4

  • 奇数ページの欄外に記載されている転職・就職本に対する著者の一言コメントが面白い。半分ぐらいは、転職ビジネス批判の内容かな。まぁ、さもありなん。興味深い内容ではありました。転職希望者というよりも、就職活動中の大学生向けな印象。

  • 結論ありきなのでだいぶ強引に話を進めている感じは否めない。ただ、そのあたりについては本人もある程度反論を予想づくで書いているフシもあるので、嫌なら読むなっちゅう話ですわな。ということであえて感情的になりそうな記述を避けてもっとアプローチを変えれば落ち着いた一冊になるであろう気はしますが、角川ということで敢えてエッジをきかせているのかも。就職情報会社各社への照会などライターだからこそできるアプローチと思えば評価できます。

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著者プロフィール

石渡嶺司(いしわたり・れいじ)
1975年、札幌市生まれ。東洋大学社会学部卒。2003年から大学・就活を主なテーマに
大学ジャーナリストとして活動を開始。関連著作は本書を含めて累計31冊(62万部)にのぼる。近年は「Yahoo!ニュース 個人」で関連記事を執筆し、1~2カ月に1回の割合でヤフートピックス入りを果たしている。2018年には「Yahoo!ニュース 個人 オーサーコメントアワード」を受賞。テレビ・ラジオ出演や高校・大学での講演も多数。2020年からYouTubeの活動も展開中。著書に『就活のワナ』(講談社+α新書)、『キレイゴトぬきの就活論』(新潮新書)など。

「2021年 『改訂版 大学の学科図鑑』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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