スパークする思考 右脳発想の独創力 (角川oneテーマ21 C 158)
- 角川グループパブリッシング (2008年11月10日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (182ページ)
- / ISBN・EAN: 9784047101678
感想・レビュー・書評
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尊敬する経営学者・楠木建教授のオススメの一冊だったので読破。数ある「“””良質な情報と数多く接触するための”情報収集TIPS本」とは全く違う。この類の本には目的意識がない(もしくは薄い)。手段論、技術論に傾倒するあまり、そもそも何のために情報と接触するのかが置き去りにされがちだ。
一方で、本書は、“いかにアウトプットの質を上げるか?”という視点で描かれた一冊。その目的達成のために、逆説的だが、むしろ情報の棄て方を教えてくれさえしている。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
全ては「なぜ」という問題意識からはじまる。決して仕事だからといって無理せず、仕事を日常として生活に取り込める人がスパーク「ひらめく」秘訣。フェラーリのデザイナーが、注文が来てから発想するんじゃ遅い。発想は熟成しているワインなんだと。日常の何故が大事であることの良い例だと思う。頭が一つであることをメリットにするには自分の頭で熟成し、他人との会話や自分の無意識などを利用するのが良いのだろう。またリーダーとしては、自然体の監督は並列列挙型であり、戦略型の監督は何を捨てるか教えてくれる。との言葉が印象的だ。
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情報は無理にストックせず、自分の興味の箱に引っ掛かったキーワード(20個ほど)を意識しておくという思考法は手軽であり、面白かった。デジタルよりアナログ、サーチより人との出会いが有効、はよくわかる。
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仮説思考などを執筆している内田和成さんの本。スパークとは自分がこれまで持っていた頭の中の情報と化学反応を起こして生じるひらめき。一見ひらめきと言うと、誰しもが鍛えられてどうにかなるものではないと思いますが、実は常日頃からひらめきを使っていたりする。その具体的な例やひらめきをするための準備などが事細かく解説されてます。今までひらめきとは縁がないと思っていた方は読んでみる価値ありです。
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単なる読書などのインプットやファクトからの分析だけでなく、実はひらめきみたいなものものけっこう大事なんだよ、というポイントが商店だと思われる一冊。
でもこれを言えるのは人一倍インプットとアウトプットをしている人じゃないかなと思う今日このごろ。世の中中途半端な知識量や経験値で思いつきで決断しているリーダーがいかに多いことか。下手に結果が出ちゃうとそれまた成功体験になってよくないんですが、そういう点には触れられなかったんでしょうねぇ。 -
日頃はドリフトしつつindexingする。スパークするにも問題意識、仮説が重要。
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一、問題意識を持っていて何かに引っかかる
二、現象(情報)を見て、興味がわき(あるいわ、疑問がわき)問題意識が生まれる
三、自分の仮想データベースを検索する。
・問題意識は重視するが、
・いい加減で
・無理をしないで
・情報は放置して熟成させる -
作者のテンションについていけなかった。
なんかそれっぽいこと言っているけれど
何行ってるか解からん。
なんや引き出しって。 -
結論すると、「自分が直接見聞きした一次情報にこだわり、アナログで考える。」です。それ以上のことはほとんど言ってません。
御立さんの「戦略脳を鍛える」の後に、手に取りました。
同じBCG出身ということでしたが、内田さんの発想法では効率やスピードにはほとんど触れられていません。
自分の興味あることをテキトーに、イイカゲンに普段から収集し、「20の引き出し」として頭の中にストックしていくという方法で発想しているそうです。
インサイトを見つけるためのインサイトは見つかっていないようです。 -
2011年9月26日【朝活@NGO、朝食読書会@栄】
開催報告はこちら→http://ameblo.jp/asakatsu-ngo/day-20110926.html