慢性疲労は首で治せる! (角川oneテーマ21 C 163)

著者 :
  • 角川グループパブリッシング
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  • Amazon.co.jp ・本 (188ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784047101739

感想・レビュー・書評

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  • かなり前の本ですが現代病(うつなど)の根幹をなす説明でした。
    更に研究が進んでいますが、首への意識を高める必要を理解できました。
    筆者自身のブランディング話や症状例のみで具体的な解決策までの前置きが長く感じましたが、最終的なまとめがわかりました。

  • 文字通り、慢性疲労を首で直すことができることを記述した一冊。

    慢性疲労や自律神経失調症の原因のほとんどは首コリであり、それを治療すれば良くなるというもの。
    非常に参考になった。

  • 頸性神経筋症候群(首こり病)の啓蒙を図る上では有益な本。この病気は患者本人が首に問題があることを自覚するまで、発見できるまでにかなりの期間を要する場合が多いので、書籍で病気の存在を世間に知らしめる必要は十分あると認められる。しかし著者が院長を務める東京脳神経センターを受診したところ、頸部への適切な鍼治療で劇的に改善するものであるのに診療報酬目当てなのか過度に検査を行つて話を大袈裟にしてゐる面が見られたのは残念だつた。要は頸部の血流を改善すれば良いことなので、その点にともかく留意していただきたいと思ふ。

  • うつ病やムチウチなどにも首の筋肉は関係していた、というのが個人的な一番の発見。
    やはり身体と心は関係性が高く、両方のケアが健康に生きるのに必要なのだなと改めて感じた。

    さっそく、パソコンや読書や勉強の姿勢を改善していこうと思いました。

  • 他の松井氏の著作と内容がほとんどかぶる。首の筋肉の緊張によって、これだけの多彩な症状が生み出されていることに驚く。細分化された現代医療からとりこぼされたひとつの視点をみることからも、興味をひく一作。

  • すべての原因が「首」にある!という著者の主張は、独創的ですごいが、果たしてどうなのだろうか?という疑問も残る。
    確かに、「首」周辺のこりや痛みが、さまざまな体調不良と連携しているのはわかるのですが。読んでみて、さらに深く納得したければ、著者のいる病院に通うしかないのかもしれません。

  • 慢性疲労だけでなく、すべて自律神経に関する事は首の異常から始まることを知った。医学の知識を学べて良かったし、自分の生活に活かしていきたいと思った。

  • 原因不明の体調不良や慢性疲労いわゆる「不定愁訴」や精神的なうつ状態なども首に原因があることが多い。
    まだあまり知られていない「頚性神経筋症候群」について書かれた本。
    松井脳神経外科病院設立、東京脳神経センター理事長、医学博士の著。


    頭痛やめまい、倦怠感や集中力の低下など、これまで根本的な解決とならず、薬で一時的な治療をされていた症状も、首のさまざまな筋肉や神経が起因になっていることが多いので、そこを治せば症状も完治する場合が多いらしい。

    若年性あるいは男性の更年期が増えたといわれるのも
    長時間のパソコン作業による首の問題が原因しているかもしれない。

    さまざまな症状に悩む場合や、
    また、現在に症状がない場合でも、このことを知っておくと
    誤った治療を受けたり
    診察を受ける科の選択に迷わないで済むかもしれない。

    日常で実践できる予防法と簡単な治療術も書かれている。

  • 脳神経外科医の松井 孝嘉による「首こり」本です。

    ■ 購入対象者

    ・首~肩が常に重だるい人
    ・原因不明の肩こり、疲労感に悩まされている人
    ・肩こり・頭痛などの症状が続くのに「異常なし」と診断された人

    ■ 内容

    「原因不明」と診断されてしまった不定愁訴の多くは「首こり」が原因だった!

    という本です。

    一般の診断では筋肉、特に首の筋肉は診察対象外の為に見落とされていた疾患が多数ある、という前提での解説となっています。


    1.首のこりは馬鹿にできない
    2.首のこりが原因となっているケースがとても多い
    3.首のこりによって、血液循環が滞る
    4.首のこりによって、老廃物が留まり、筋肉が疲労し続ける
    5.その状態が続くと自律神経のバランスが崩れてくる。
    6.自律神経のバランスが崩れると様々な生体機能が乱れる
    7.だから、首のコリをまず解消しなくてはならない。


    大雑把に解説するとこのような流れになるのですが、内容的には今まで徒手療法が声を大にして主張していた論点を、臨床医の先生が証明したもの、という受け止め方もできると思います。

    やはり、医師の方が書かれたという点だけでも、読者側からすれば信憑性は段違いにあがるのでしょうね(笑

    首のこりは、間違いなく今後の日本で蔓延していくものだと思います。

    携帯電話の使い方1つ、そして使用開始時期の低年齢化を見ていればそら恐ろしくなります。

    ですので、この松井先生の書籍は一冊は読んでみるべきだと思います。

    ただ、基本的にどの書籍も書いてある本質部分は同じ、「首のこり」についてなので、複数の著作を購入する必要はないかなと思います(笑

    (同)腰痛治療ナビ

  • 健康志向の中で、いろいろな本が出ているが、病気の原因が首の疲労であると著者は指摘して、沢山の患者さんを治している。自分も時々首が凝る症状とめまいがあるので、ふっとこの本を手に取ってみた。細かいメカニズムはわからないが、この方法で治るのならば長年苦しんでいた人には朗報である。読み進めていくにつれて、いろいろな事例の紹介があった。早く治療方法が出てこないかと期待したが、最後は予防法ということでおさまった。結局専門的な治療にかからないと治らないと云うことのようだ。首の体操やリラックスする方法、首を温める方法などを試してみたい。

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著者プロフィール

東京大学医学部医学科卒業後、同大学脳神経外科教室に入局。その後、アルバートアインシュタイン医科大学に渡り、脳腫瘍・脳血管障害を研究。ジョージタウン大学では、世界初の全身用CTの開発に携わり、日本への導入・普及に大きく尽力する。78年に「頚性神経筋症候群(肩こり病)を発見し、診断法と治療法を確立し、首こりに起因する不定愁訴の治療を初めて可能にした。06年に、恩師である東京大学名誉教授・佐野圭司氏を所長として迎え、東京・虎ノ門に「東京脳神経センター」を開設。著書・監修書多数

「2023年 『首こりを治せば体と心の不調の9割は消える』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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