無宗教こそ日本人の宗教である (角川oneテーマ21)

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著者 : 島田裕巳
  • 角川グループパブリッシング (2009年1月10日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (183ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784047101753

無宗教こそ日本人の宗教である (角川oneテーマ21)の感想・レビュー・書評

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  • 「宗教は?」と問われて「無宗教です」と答える日本人。新宗教を警戒し宗教という存在自体に一定の距離を置きたいのか?そして信仰心の無さにコンプレックスを持っているのか?無宗教か、多宗教か?世界的に見て、ちょっと特殊に見える日本(人)の宗教観が、実際どんなものなのかを問い直し、最後には宗教を通じた日本のグローバリズム論も展開する。
    《国家があてにならない状況のなかで、人々が頼れるものは宗教である。》本書からのこの引用が真ならば、逆もまた真なり。

  • ●無宗教と公言する日本人が、実は宗教に対して強い関心を持ち、ある意味熱心に宗教活動、信仰活動を実践している、、、56
    ●現代の日本人は、結婚式を神道で行い、葬式は仏教で行うことを、いいかげんで無節操なことだと、自嘲的に語る傾向がある。 しかし、そうした慣習の背景には、神仏宿合という、長い歴史を経て形成されてきた信仰のあり方がある。決してそれは、いいかげんなものでも無節操なものでもない。それは、日本人なりに、日常の生活に合う形で、独自に形を作ってきた信仰のあり方であり、卑下する必要は全く無いのである。76
    ●自分たちの宗教は何かと問われたとき無宗教と答えるしかないと感じながらも、無宗教だと公言することに、ためらいを覚え、時にはコンプレックスさえ感じてきた。 無宗教のいいかげんさを示す事として、良く引き合いに出されるのが、日本人の神道、仏教、キリスト教とのかかわり方である。 決して無原則にやっているわけではない。 一定の原則があり、異なる宗教のあいだでの役割分担が存在している。
    ★海外に行ったとき、よく宗教について聞かれた。なんと答えていいのか、答えに窮した。その時の事を、思い返しても、なるほど、自分でこんな感じで宗教を感じていたのかなと思う。基本無宗教といいながら、判ってもらえないので、その場しのぎで、仏教を言っていた。外人は宗教になると熱くなるからメンドクサイんだよね。
     ただ、無宗教の自分の現況を理解しても、この内容を外人にどう説明したらいいのだろうか。判ってもらえないだろうな。。。

  • 無宗教は、無神論とは異なって、神道と仏教を異なる宗教と認識しない多くの日本人のようなもので、自分が檀家になっている宗派以外を認めないというものではないという宗教観。

    片や世界を見れば、十字軍の時代から現代のテロに至るまで、一神教を信ずるがゆえの宗教戦争は終わっていない。

    こういう時代だからこそ、日本人の持つ無宗教的な宗教観こそが世界を救う!ってことを云いたいみたいです。

  • 無宗教と無神論は違う。。捉え方次第だろうが自分としてはそもそも同じだと考えたことは無いな。
    カトリックと仏教、神道とイスラム教、それぞれの共通点は興味深い。
    たしかに寛容な無宗教こそ平和への道だと思う。

  • 2014年7月25日読了。
    「無宗教」の意味を正しく理解できたけど、結びがちょっとなあ・・・。

  • カトリック信者として向かいつづけてきた違和感の正体を代弁してもらったような気がする。
    「特定の神」を私たちは意識していない。それを意識させられることに一種の戸惑いも感じていたし、それを口に出すのは何か特定の宗教の色を持つようで自由を狭めてしまうとも。
    むしろ、向かう神云々よりも向かう心の清さが問われている。
    宗教のしがらみを持つよりも、神と言われる何かに無意識のうちに向かう心の明るさ清さが日本人的な在り方だと感じる。

  • 自分なりに宗教観の糧に一読。
    無宗教は、無神論とは異なるものであり
    諸外国では「無宗教」という意味を説明するのが困難であるなど
    へ~っとなる内容や?や未消化な内容がありました。

    結局は、無宗教は 掴みどころのないものだと知りました。

  • 外国で宗教について聞かれる際に、日本人は「無宗教」であると答えることが多いけど、その答えに負い目を感じなくてもいい、と無宗教をポジティブにとらえさせてくれる本。日本人が無宗教と感じるゆえんがよくわかった。

  • 『無宗教』と言う言葉から日本人の宗教観を考える本。
    納得出来るところと納得がいかないところが五分五分でした。

  • 何が言いたいのかよく分からない本。「無宗教」というのは、新書で軽く扱うテーマとしてちょっと難しすぎるかも。仮に「宗教」を定義できたとして(これも一筋縄ではいかないが)、「無宗教」とはあらゆる「宗教」の信徒でないことなのか、「宗教」の価値観を信じないことなのか、それとも「宗教」の存在すら認めないことなのか、いろいろ解釈が考えられる。あるいは、religionという言葉が入ってきたのは明治以降のことであるので、それ以前の日本人は「宗教」という概念を持っていなかったと考え、そのことを持って「無宗教」と言いたいのだろうか。現代の日本人が言うところの「無宗教」とは「宗教に無関心」の意と考えられ、文化としての「無宗教」とは別物だとも思えるが、著者はそれらを混同しているようにみえた。

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