違和感のチカラ 最初の「あれ?」は案外正しい! (角川oneテーマ21) (角川oneテーマ21 B 124)

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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  • Amazon.co.jp ・本 (229ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784047102101

感想・レビュー・書評

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  • 【気づかないふり】を続けると、気づけなくなる。一方で、
    おはよう、いただきますが身について言える人は【感じる→反応する】の回路がつねに開かれているから、人から何かしてもらったとき、ありがとう、や迷惑をかけたとき、すみませんの言葉がスッと出る。
    【ハドソン川の奇跡】と称えられたサレンバーガー機長は、40年以上のキャリア、通算飛行時間以上の経験値から働いた違和感で、乗客155名を救った。

    3色ボールペンで、緑色のチェックを多用することで、主観的に面白いと感じる箇所へチェックすると、違和感センサーが働いて、見逃してしまいやすいところにも光をあてることができる。

  • 「感覚を支えるのは経験知」という部分が心に残った。
    色んな経験があってこそ、「ん?」という違和感が思い込みだけではない、冷静な判断力を伴ったものになる。
    やはり経験をしないとわからないんだなぁ。。

  • いろいろな引用されている大物の方の話も面白く、自分が日頃どれだけ視覚や毎日の当たり前の生活に頼りすぎ、自分の人生も人間関係も鈍らせているのかが分かります。本当にちょっとした事が出来ているかいないかの差で人生は、大きく変わるのだとためになります。

  • あえて"エッセイ"タグをつける。

    読みやすいし類書(『第1感 「最初の2秒」の「なんとなく」が正しい』 、『「みんなの意見」は案外正しい』)をよくまとめているとは思うが。

  • ささやかな「ん? あれ?」を大切にする。


    直感、違和感を埋もれさせない。ただし、直感には思い込みが付きもので冷静な判断力を欠きやすいため、違和感を掘り下げよう。google検索に頼らず、自分の経験知を検索しよう。データに頼りすぎると大事なことを見落とす。全身の五感を鍛える。自分の身体の声を聞く。皮膚感覚を大事にして、違和感センサーを働かせる。人と人の違いを感じる。違和感はアイデアの宝庫だ。

  • 著者は本当にこの本を書きたかったのかな?という違和感を感じてしまった本。
    引用だらけ。
    『実例⇒仮説(抽象化)⇒根拠⇒結論』という流れが多いが、『根拠=偉い人(社長さん・歴史上の人物・フィクションの登場人物等々)の引用』としているところに信憑性が感じられない。
    ただ、流石に文章がうまいだけに、無批判に読むとつい納得させられてしまいそう。

    教養として知っておきたい雑学的な内容はちりばめられてる。
    エッセイとして読めばそれなりに面白く読める。
    役に立つかどうかというと疑問符がついてしまう。
    自分の能力不足かもしれないが、何か実生活に応用できそうだと思えない。

  • 気づいているが、気づいていないふりをよくしてしまうので、ぐっときてしまった
    もっと、違和感センサーを研ぎ澄まして、コミュ力をつけたいと思った

  • 「違和感」の正体について、様々な角度から分析した一冊。

    「違和感」という名の直感を信じることが、生きる上で重要だということを再認識した。

  • 感じる回路、違和感センサ―、ん?の感覚を心にとどめる、身体で感じる兆し

  • 経験知からくる「あれ?」すなわち違和感に敏感になれば失敗を避けられる、ということを、有名人の言動や流行ったものなどを例に引きつつ繰り返し繰り返し述べている本。
    まちがってはいないんだろうけど…なんか軽薄で真剣に読み通す気になれない。

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著者プロフィール

1960年静岡県生まれ。東京大学法学部卒業。同大学院教育学研究科博士課程を経て、現在明治大学文学部教授。教育学、身体論、コミュニケーション論を専門とする。2001年刊行の『声に出して読みたい日本語』が、シリーズ260万部のベストセラーとなる。その他著書に、『質問力』『段取り力』『コメント力』『齋藤孝の速読塾』『齋藤孝の企画塾』『やる気も成績も必ず上がる家庭勉強法』『恥をかかないスピーチ力』『思考を鍛えるメモ力』『超速読力』『頭がよくなる! 要約力』『新聞力』『こども「学問のすすめ」』『定義』等がある。

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