なぜ日本人は落合博満が嫌いか? (角川oneテーマ21 A 117)
- 角川書店(角川グループパブリッシング) (2010年5月10日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (187ページ)
- / ISBN・EAN: 9784047102439
感想・レビュー・書評
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落合が好きなのは伝わる。確かに野球界の事を考えている。俺流。ここでも同調圧力がつながる。
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強い監督である落合がなぜやめなきゃいけないのかわからなくて買ってみた。
確実に手持ちのカードを育てて強くするすごみ。新書で息をのんだのは初めての体験だ。
今の日本に足りない何かを持っているのが落合である。職人やプロフェッショナルがヒーローや天然記念物扱いされて現場からいなくなるこの時代。落合のすごさを手放しで絶賛するテリー伊藤、最後に企画を一つ提案するあたりはさすが。ほんと、現場にいる落合をもっと見たいと思うよ。 -
退任騒動で読み返してみましたが、改めてプロフェッショナルとは何かを考えさせられました。
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みんな落合になった方が良い。素晴らしい実績も、不器用な表現も愛すべし。結果だけがすべて。見ている人は見ている。プロフェッショナルを貫く。日本人の狎れあいの不の面を考えよう。選手としても監督としても。長島以上の実績を残した落合の凄さを日本中で学ぼう。良本です。
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落合がますます好きになる一冊。
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落合監督はとても素晴らしい監督であり野球人です。マスコミに嫌われ歪み伝えられている落合監督像とは違う、本質の落合監督がわかる本です。落合監督の言うことやることは、もっともな正論に基づき発言実行している。周りの目は気にせずマスコミにサービスしないからマスコミ関係者に嫌われちゃうんですよね。マスコミに嫌われると歪んだ報道になる訳で・・・。
この本は大の巨人ファン長島ファンのテリー伊藤さんが著者なのでとても説得力のある本でした。プロ野球ファンには読んでほしい本です。 -
落合博満好きという観点から読んだが、テリー伊藤の視点の面白さと独特の捉え方にすっかりはまってしまった。
自分自身が落合博満という人に持っているイメージと重なる部分が多いことと、改めて自分自身がどんな生き方をしたいのかということが、自分の中で整理できた。
落合博満好き以外の方々や野球に興味がない方々にも読んでいただきたい。 -
まずは、このタイトルの勝利。
誰が見たって、おっと思わせるタイトル。
このタイトルだけで、私は読みたいと思いました。
で、通常は数あるエッセイの中の一部分だけで、あとは全然違う話という事が往々にしてあるんだけど、これはそんな事が無い!
全編落合愛に溢れている。筆者は巨人ファンだというのに!
この作品を手にとって、初めて気が付いた。テリー伊藤が書いてたのか・・・。電車の中で読み始め、あっと言う間に、この本の虜になってしまった。
どうして日本人が落合博満が嫌いかという問いかけになっているけど、最後は日本経済の復活のカギと落合を結びつけている。
そう、これは経済本だったのだ。
人は、その発言で信頼できるとかできないとかを判断するけど、テリー伊藤という人間の深層にこの思考があるのだったら、信頼できると思ったし、この人となら本音で話ができると思いました。
今年読んだ本の中では、これがベストですね。