なぜ日本人は落合博満が嫌いか? (角川oneテーマ21 A 117)

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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  • Amazon.co.jp ・本 (187ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784047102439

作品紹介・あらすじ

数々の「落合伝説」には、理由があった。落合の超合理主義を受容できないお子様国家・ニッポン。落合こそ混迷日本を救う新時代リーダーだ。

感想・レビュー・書評

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  • テリー伊藤は好きではないが、落合博満は野球人としては好きだ。
    直接自分と接触することがないから好きなので、もし落合博満が身近にいても親しくはなれそうにない。
    喜怒哀楽に乏しく自信満々で頑固。何を考えているのか理解不能。常識破り。
    だが有言実行できちんと実績を残している。失敗もあるが全て自分の責任として言い訳しない。
    この本は落合が好きな人が手に取る本で、落合が嫌いな理由を知りたい人が読む本ではない。
    落合博満を絶賛している内容となっている。

    テリー伊藤の思い込みや想像の押し付けが強くて、言ってることにいちいち反論したくなった。
    本書は、「なぜ日本人はテリー伊藤が嫌いか?」というタイトルの方が合っているのではないかな?

  • テリさんの独自の視点でみる落合さん象がなかなか面白い。自分も読む前はあまり好きじゃなかったなぁ。
    落合が総理大臣だったら、落合は昭和のおふくろであるとか、面白い。
    野球ファン以外の方こそ読んでほしいです

  • ● なぜ日本人は、そんなに落合博満が嫌いなのだろう。それは、日本人が落合の凄さを評価できるほど、大人になっていないからではないだろうか。

    ● 必要なことは直接、本人にしっかり話せばそれですむ。媒体を通して発した言葉が、選手やチームに思わぬ悪影響を及ぼすのは絶対に避けたい。だから、余計なことは言わない。

    ● 選手たちは何しに沖縄にきてるの?野球の練習のためでしょ。休みをとるためじゃないでしょ?このキャンプ1回に球団がいくら使うか知ってる?2億だよ、2億。何のためにそんな大金出すの?明るいうちに練習を切り上げるなんて、お金をドブに捨てるのと同じじゃないの。

    ● 去年はウッズと中村紀の2人で149点取ったけれど、彼ら2人の守備でどれだけ失点したか。得点が減るのは事実だが、守備のマイナスが解消される。それこそが最大なる強化だ。

    ● 最近、ファンサービス、ファンサービスと言われるが、球場に来ていただいた方に、勝って気分よく帰ってもらうことがファンサービス。勝つこと、優勝することしか考えていません。

    ● うまい、まずいっていうのは個人の嗜好だよね。文句言ったら、みんなイヤな気になるじゃない。自分には合わなかったというだけで、それをおいしいと思っている人もいるんだから。気に入らなきゃ、次は来なければいいんだ。だから、俺は星2つとか3つとか、ぜんぜん気にしない。

  • 落合が好きなのは伝わる。確かに野球界の事を考えている。俺流。ここでも同調圧力がつながる。

  • なんというか、あまり中身のない本だった

  • 左の王貞治、右の落合博満、偉大ですね!テリー伊藤氏の「なぜ日本人は落合博満が嫌いか?」(2010.5)を読みました。私は大好きですが~w。現役時代3度の3冠王、中日の監督就任1年目で優勝。群れず、はしゃがず、黙って信念を貫いていく。媚びず、言い訳せず、寡黙に勝負して、勝つ。古き良き日本人が持っていたパワーそのものですね(^-^)「名球会」入りを断る姿に、国民栄誉賞を断るイチローの姿が重なります。大型補強を続ける巨人を横目に、「補強しないで勝つ」と有言実行、研ぎ澄まされた集中力の成果ですね!

  •  まずまず面白かった。しかし、落合さんは好きなプレイヤー(ただし、ロッテ時代の彼は憎きプレイヤーだったが、それは○○ファンというバイアスがかかっているというだけにすぎない)な上、至極当たり前のことしか書いていないことから、ことさら仰々しくテーマとして挙げたところがよくわからない。
     

  • 普通

  • テリー伊藤による、アンチ近頃の幼稚な日本人論。
    均質化というか、幼稚化する大人(世の中)の風潮には辟易していたところなので、落合博満が好きか、嫌いかではなく本書の言わんとすることに納得することが多かった。
    Facebookの「いいね」なんて、絶対、押したくなし、押されたって、嬉しくもない。鏡を見て、身だしなみには気を遣うが、セルフィーを公開する気はさらさらない。
    イマドキじゃないとしても、それが自分の有り様だし。

  • 落合が嫌いな人って多いんだろうか。この本を見て実ははじめて気づいた。ちょっとショック。

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著者プロフィール

テリ―伊藤(てりー・いとう)
1949年、東京・築地生まれ。早稲田実業高等部を経て日本大学経済学部を卒業。
現在、慶應義塾大学大学院の政策・メディア研究科に在籍。
「天才・たけしの元気が出るテレビ!!」「ねるとん紅鯨団」「浅草橋ヤング洋品店」などのテレビ番組の企画・総合演出を担当し、注目を集める。
現在は演出業のほか、プロデューサー、タレントとしてマルチに活躍している。
YouTube公式チャンネル『テリー伊藤のお笑いバックドロップ』も配信中。
『君は長嶋茂雄と死ねるか!』(メディアワークス)『お笑い北朝鮮』(コスモの本)『なぜ日本人は落合博満が嫌いか?』(KADOKAWA)『オレとテレビと片腕少女』(KADOKAWA)など著作多数。

「2020年 『老後論 この期に及んでまだ幸せになりたいか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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