結果を出す人の「やる気」の技術 ”特訓”式モチベーション術 (角川oneテーマ21 B 148)

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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  • Amazon.co.jp ・本 (202ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784047102873

感想・レビュー・書評

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    やる気の持続

  • 自分が昔よりも集中できない、モチベーションが上がらないことに悩んでいる時期だったので、この本を読んでスイッチを入れるいくつかのヒントを得られてよかった。
    まずは1つのことに、期間を決めて、特訓する環境を作ることをしてみようと思う。
    五感を使うこと、昔やっていた部活や習い事など修業に近いことを思い出して大人になった今もう一度やってみる、2週間目標を決めて集中する、などもチャレンジしたい。

  • "修業"という現代ではなかなか聞かなくなりつつあるキーワードで、やる気の揚げ方を説いている書。
    著者が言うように負荷を与えないと人は伸びない

  • ゾーン
    やり始める
    2週間

  • ◆1 特訓モードで飽きる前に成果を出す

    ◆2 特訓で研ぎ澄ますゾーンの集中力
    ・ゾーン感覚をカラダに教える
    ゾーンとはいい集中状態が続いて高いパフォーマンスが可能になる心身の状態
    ゾーンに入ると時間感覚が変わる
    カラダが集中モードに切り替わる
    自分の想定していた限界値の枠を越えることが可能になる
    自分なりのゾーンをみつける
    精神的に課題と技量とプレッシャーが最適化したところで出る

    ・課題を小分けして今に集中
    小さな課題で今に集中する、その今を拡大延長していくという発想

    ◆3 修行感覚は日本人の特訓の知恵
    ・なぜ日本人は箱根駅伝が好きなのか
    たすきで心をつなぐと思うことで普段の自分の力以上の力が出る

    ・修行は心の加圧トレーニング

    ・天皇の料理番の修行感覚
    上司は自分にできない技量を持っている。その技術に対して頭を下げればいい

    ・落語家の家事修行
    小さなことができる人は大きなこともできる

    ◆4 これも修行だ式発想が逆境を力にする
    ・修行とは不合理を引き受けること
    これも修行だと思うことで、心に渦巻くネガティブな感情の牙を収めることはできる

    ・不愉快な刺激をパワーの源にする
    不愉快な刺激によってアドレナリンが出る
    否定的な感情を自分を発奮させるエネルギーに変えていく

    ・矛盾に耐えるのが修行

    ・価値観の違いを受け入れ人は大きくなる

    ◆5 やる気が切れない特訓モードの作り方
    自分の実力の120%でやろうとするから無理し過ぎで挫折する
    70-90%の力ですればいい

    ◆6 五輪書に読む宮本武蔵の修行論
    ・いかなるときにも平常心

    ・観の目強く、見の目弱く
    観とは大きく全体を捉えること
    近い動きばかりに気をとられないで俯瞰の目で捉えることが大事

    ・ネズミの頭のように小さいこと、馬のクビのように大きいこと、細やかな考えと大局観を入れ替えることでもつれた局面を変えることができる

    ◆終章 特訓を技化すれば百戦危うからず
    ・昔とった杵柄で心を整える
    部活でやっていたことなどカラダに深く刻まれていることで自分の心を整える装置にする

    ・特に才能のない人でもやっているうちに成長するのが修行

    人間には理不尽な苦難体験を力に変えていく力がある

  • *マイゾーンを見つける
    *人間ではなく、技術や知識向上を相手だと思うと、多少のいらだちなどは乗り越えられる
    *宣言して自分を追い込むのも一つ
    *集中する時間は誘惑となるものを全て断ち切る。ネットとか
    *ゾーンに入りやすい場所と時間を自分の中で作る。完全集中する
    *小さな達成感を積み重ねていく

  • 特訓の必要性を謳っている本。確かに今は、自分の限界を超える経験が減っているように思える。それを今の教育でしていくべきではないか。

  • 求めていたモチベーションアップ本とは少し違った内容だったけれど、
    特訓という方法で最初は無理やりにでも、行動をスタートさせることが必要だということがわかった。

    覚えておきたいメモは以下の部分。


    ☆これをやって何になるんだ、と思える仕事でも、やらなければいけないことがある。
    その時、その仕事のもつ意味は何かといった抽象的なことを考えない。意味とか意義に関して考えることを一旦保留して、そこに没入してこなす。技術を高めることで余計なストレスを減らす。


    ☆その人の持っている技術を学ぶためだ、と思えば、その人がいい人かどうか、優しいかどうかなどは関係ない。人間が相手でなく、技術だけが相手と思えばいい。どんな上司も、自分にはできないような技量を何か必ず持っている。その技術に対して頭を下げるのだと思えばいい。


    ☆不快なことも、意のままにならぬことも、一旦、自分の中に引き受けて、否定的回路を経て肯定にもっていく。

    些細なことに一喜一憂して動揺するのではなく、穏やかな心を保つことが大事。

  • 特訓モードをいかにして作りだすかということの重要性が書かれています。また脳科学的に動き出さないとやる気は出てこないという解説がされています。

  •  
    ── 齋藤 孝《結果を出す人の「やる気」の技術“特訓”式
    モチベーション術 20110810 角川書店》 (角川oneテーマ21)KADOKAWA
    http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/1/4047102873
     
    …… 勝ちたいという意思、成功したいという欲望、潜在能力をすべて
    使いたいという衝動。これがその人の才能を開花させるカギである。
    ー 孔子 Peter Economy(原文/訳:的野 裕子)
     
    …… モチベーションの高い人が理解して実践している12の行動
    http://www.lifehacker.jp/2014/10/141016motivated.html
     matono - モチベーション 2014.10.16 07:00 pm.
     
    (20141126)
     

  • 一点集中の期間を作る。
    意識が拡散しないような環境を作る。みをおく。

    「これも修行」の精神を持つこと。
    矛盾や不合理を引き受けた先に成長あり。

    自分が快か不快かではなく、
    技術や技を盗めるかどうか。

    不器用な人の修業力には、小器用な人は太刀打ちできない底光りする何かがある。
    滋味があるから妙に人を惹きつけるのだ。

  • 修業は楽しいのだ!
    修業の苦しいというイメージを払拭させてくれます。とても読みやすくて面白いです。
    集中力がないけど続く方法は、没入すること。これを「ゾーン」という。
    課題をやる前はやる気が出ない
    が、やってみると脳が興奮し始めて、やる気が出てくることを「作業興奮」という。
    これらを利用する手はない。

  • 一つのことにエネルギーを集中して何かをつかむ感覚を得ること。自分の状況を突破するためにエネルギーの一点集中投下をすること。人からやされさている意識があると苦しみや不安に繋がるが自分の意思でやるという能動性が重要なのだ。

  • 他書がたくさん引用されており、それでいて話にしっかりと筋が通っていて、読んでいてすごく面白かったです。
    この人が書いた他の本も読んでみようと思いました。

  • 苦しいことを特訓モードで、ゲーム感覚でやっていく。
    どんなことでもとりあえず2週間を目安にやってみる.
    いまこの瞬間を大切に生きていく。

  • さすが齋藤孝さん。いつにもまして読みやすく分かりやすい一冊です。
    モチベーションの大切さ、必要性を、例えをたっぷり取り込んでいます。

    大好きなせいか、とても馴染みやすいと感じながら読みつつ、モチベーションをアップしていきたいとわくわくしています。

  • 齋藤さんの本は、結構な数を読んでいる。これも実にわかりやすい。
    引用のジャンルも幅広く、書籍ばかりでなく雑誌のインタビューなどからも例となる発言やエピソードが盛り込まれる。短期集中型で一気呵成に物事を修得する特訓スタイルが、いかに効率的であるかを納得しやすい例で示してくれる。

  • うむ。

  • どのしたらやる気がわいてくるのか常日頃悩んでいたのですが、
    根本的にそこが違っていたみたいです。


    ①やる気のスイッチをいれる
    「脳のメカニズムとしては、やる気があるからできるのではなくて、刺激を与えることでやる気のスイッチが入る」そうである。
    つまり、やるきの出ないときこそ、とりあえずやってみるということが大事。
    やっているうちにだんだんとやる気が出てくるもので、そのやる気がでるまでは多少辛くても「特訓」と思って我慢しなければいけない。


    ②やる気を持続させる
    「自分が予想していたよりもうまくいっている」と脳に感じさせることが大事。
    よくスポーツなどでいわれる「ゾーン」の状態に入ること。
    日常にはいろいろなものがありふれていて意識が拡散しやすい状況にある。
    それをできるだけ断って今目の前のことに集中すればいいのだが、
    ついついゴールを意識してしまいがちで、これにどう対処するかが難しいポイントだと感じた。


    常に目的意識を持たなければいけないが、効率よく物事をこなしていくためには目的を意識せずに目の前のことに集中しなければいけない。
    この相反することを効率よく切り替えて使い分けられるように、
    特訓していくことが今の課題だ。

  • 宮本武蔵や亀仙人の修行など、とっつきやすいテーマが多いので、読みやすい。ポイントもつかみやすかった。

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著者プロフィール

1960年静岡県生まれ。東京大学法学部卒業。同大学院教育学研究科博士課程を経て、現在明治大学文学部教授。教育学、身体論、コミュニケーション論を専門とする。2001年刊行の『声に出して読みたい日本語』が、シリーズ260万部のベストセラーとなる。その他著書に、『質問力』『段取り力』『コメント力』『齋藤孝の速読塾』『齋藤孝の企画塾』『やる気も成績も必ず上がる家庭勉強法』『恥をかかないスピーチ力』『思考を鍛えるメモ力』『超速読力』『頭がよくなる! 要約力』『新聞力』『こども「学問のすすめ」』『定義』等がある。

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