不完全な時代 科学と感情の間で (角川oneテーマ21 C 206)

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
3.82
  • (3)
  • (12)
  • (7)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 112
感想 : 16
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (226ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784047102958

作品紹介・あらすじ

世界にユビキタス革命を起こした著者による指針なき「不完全社会」への処方箋。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 思索

  • 新聞のコラムに掲載されていたものをまとめた1冊。震災直後に書かれたこともあり、科学と社会をテーマにした指摘が並ぶ。コラムのまとめだけに、本書では一貫してまとまった提言をされているわけではないが、科学を活かすには社会制度設計が重要など、なるほどと思わせる内容が並んでいる。

  • 前半にある科学リテラシについては完全に同意する内容.ただ,教育において科学的な基礎と文化的な基礎に優先順位をつけるのは難しいそうだ.どちらを押す陣営の言い分も理解できる.

    その他,坂村先生なので情報系のネタや世界的な情勢の話が多く,いろいろな話題が面白い.

  • フランスのあるスーパーマーケットのセルフレジ化による経営の黒字化が興味深かった。日本ではセルフレジは高コストなシステムであるが、フランスのそれは簡素なシステムで実現できてしまう国民性の違い。この点が非常に面白かった。

  • 非常に面白かった。
    考え方にハッとする本。

  • トロンで有名な坂村健氏の随筆集のような内容。

    数章あるが、内容はそれぞればらばら。
    感想を書くとネタばれするので、あまり書きません。

  • 時代の流れを独自の視点から切り取った本。情報で膨張した、歩けば問題に直面する社会で生きるための示唆が詰まっている。少し偏りを感じる部分もあるが、広く浅く時事ねたをカバーしており、非常に面白く読めた。

  • 「はじまり」と「おわりに」に要素の詰まった本でした。
    本編は主題を色々な切り口、テーマから例示した内容って感じです。
    これから読む方は是非「はじまり」と「おわりに」を読んで、
    この本の主題を掴んで読み始めることをお勧めしますよ。

  • The author is an inventor of TRON, the most prevalent embedded OS. His points of view for real society is absolutely original and convincing. As the title says, he turns an acute eye to the contradictions in this real society - World is imperfect - , dilemmas between science and emotion.

    The points are just "We are in imperfect generation. We should keep our own eye on this world."

    My favorite quoted points of view are … Please refer to my booklog.

  • 貸し出し状況等、詳細情報の確認は下記URLへ
    http://libsrv02.iamas.ac.jp/jhkweb_JPN/service/open_search_ex.asp?ISBN=9784047102958

全16件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

INIAD(東洋大学情報連携学部)学部長、工学博士。東京大学名誉教授。IEEE Life Fellow。YRPユビキタス・ネットワーキング研究所長。組込OSとして世界中で多数使われている。TRONはIEEEの標準OSでもある。2003年紫綬褒章、2006年日本学士院賞、2015年ITU150Award受賞

「2022年 『教養としてのコンピューターサイエンス講義 第2版 今こそ知っておくべき「デジタル世界」の基礎知識』 で使われていた紹介文から引用しています。」

坂村健の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×