- Amazon.co.jp ・マンガ (194ページ)
- / ISBN・EAN: 9784047150201
感想・レビュー・書評
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小学校に通っているケイゴとアサト。少年達は大人たちから押し付けられた傷も、痛みも、何もかも全て、自分の体の中に閉じ込めていた。
ケイゴは、父親から虐待を受けていた。
その暴力は、ケイゴの母親にもしていた。
その体の傷のせいで、ケイゴはクラスの男の子にバカにされ、いつも独りだった。
ある日、クラスの男の子から「その傷、おまえの父親がやったんだろ?」と言われ、咄嗟にその男の子に暴力を振るってしまった。
その事件の処分として、違う同じく人に愛されることなく育ってきた子どもが通う学校へ入らされることになった。
そんなある日、アサトという男の子が転入してきた。
アサトはいつもひとりで過ごしていて何も喋らなかった。
そんなアサトをケイゴはなんでだろう?と少し気にしていた。
ケイゴが彫刻刀で何かを作っていた時の出来事。
手に傷を負ってしまい、血が出てきた指をどうしたものかと悩んでいた時に、アサトがやってきた。
「その傷どうしたの?」
そしてアサトは、ケイゴの指に触れると、不思議なことにケイゴの傷の痛みは引いていった。
そう、アサトは、人の傷を自分に移動させられる能力を持っていたのだ。
その能力を使い、アサトとケイゴは、学校の傷を負った子ども達に触れ傷を移動させるという実験をした。
しかしアサトは、傷を移動させるだけでなく、傷を自分へ移動させることも出来た。
そんなある日、シホという若い女性に出会った。
シホは、マスクをしていた。決してふたりの前で取ることしなかった。
ケイゴアサトシホはそれから毎日一緒に過ごしたわいも無い話をした。
シホは決して僕らをバカにしなかった。話を真剣に聞いてくれた。
シホは、火事によって口に傷を負っていた。
ある日、アサトは、シホの口の傷を自分に移した。
それからというもの、アサトはずっと自分に傷を付けて自分を痛めつけた。
アサトは死んだ。
オレは祈った。
誰も傷つかない世の中が早くやってこればいい…詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
原作を読んでいないので比較はできないが、絵柄・話の流れ共によかったと思う。
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原作は、あくまでも、原作だから、、終わり良ければすべて良し。
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絵が物語にすごくあっているなあと。
他の乙一作品も漫画化されていてそちらも絵が物語にあっているかと!
考えさせられる深い内容がやわらかいタッチの絵でひきたっているように感じます(゜-゜)
とりあえず感動・・ -
乙一さんの小説『傷』のマンガです!
流石に学校にはないので、自腹きって買いましたww
本屋さんいって見つけて、即刻手に取りお買い上げしました
小説では帰ってこないシホが帰ってきたり。
でも、映画とはちがくて子どもだったり。
融合した作品になってますね^^ -
〔既読〕
小説を読んだ直後に読むとかなりヤバイです。 -
コミックスの存在・・・しらなかったぁ。
コミックス・・・良いですねぇ。話がそのままなのがまた・・。
映画のほうは・・・自分的にはあまり。話もちょっと違うし。