死神姫の再婚―孤高なる悪食大公 (ビーズログ文庫)

著者 :
  • エンターブレイン
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  • Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784047260658

作品紹介・あらすじ

年が明け-カシュヴァーンはアリシアの誕生日のために、図書館創設を進行中!最近の暴君夫は愛妻の薬指に興味津々だったり、愛妻が大好きな幻の奇書『雨悪』の作者を屋敷に招待しようと目論んだりと、とにかく騒々しい有様。そこに究極の邪摩者…怪物・ゼオルディスが現れた!自由気侭な逗留はカシュヴァーンを苛立たせ、アリシアに入れ知恵まで…。悪夢のような日々はある日"悪食大公"ガーゼット侯爵の異彩かつ奇妙な訪れにより、無事落着したかに思えたが-!?曲者だらけ、夫婦の『特別』な第7弾。

感想・レビュー・書評

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     恋愛。ファンタジー。
     政治や王権争い等々が込み入ってきた。



     天然ぼけぼけ、でも妙に現実的(お金持ちと結婚したいと望む)なお姫様アリシアは、お金で一度いやーな成金に買われるが、結婚式の当日に夫は暗殺されて、でもどる。死神姫、という不名誉なあだ名をつけられて。
     そうして、15歳になったとき、また叔父が金を持っている暴君に彼女を売り飛ばす。
     その暴君(ツンデレタイプの、中身はかなりいい人)のカシュヴァーンと、アリシアのいちゃいちゃものです。

     ここんところ、キスシーンが濃厚ですが、いつになったら子作りするんでしょう??
     もういっそ、押し倒してしまえ、と焦れます
     ああ、それでもお勧めですよ。
     今回は指輪を贈りあおうとする夫妻。(互いに相手に内緒
     嘘のつけない職人が四苦八苦。
     そして、アリシアのための図書室が完成。
     彼女の趣味の恐怖本で、ここは埋まっていくことでしょう~(笑

  • 表紙のアリシア今までと違いすぎやしませんかね?

    グラさんがお祖父さんになって欲しいと思ってたので、
    良かった良かった。

    カシュヴァーンとアリシアも進んでいるようで、安心。

    やっぱり特別な事件とかなく、
    普通の日常を描いていてもこのキャラ達なら
    面白い気がするのだけど、、、だめかな

  • いまさらの贈り物が、ラノベ醍醐味なのかな?
    ベタだけど上手な展開だと思う。安心できるっていうか。

  • 今度も新キャラが沢山。賑やかだ。アリシアとカシュバーンも相変わらず。

  • 読書完了日2012年12月23日。

  • 年が明け――カシュヴァーンはアリシアの誕生日のために、図書館創設を進行中。最近の暴君夫は愛妻の薬指に興味津々だったり、愛妻が大好きな幻の奇書『雨悪』の作者を屋敷に招待しようと目論んだりと、とにかく騒々しい有様。そこに究極の邪摩者・ゼオルディスが現れた。自由気侭な逗留はカシュヴァーンを苛立たせ、アリシアに入れ知恵まで・・・。悪夢のような日々はある日「悪食大公」ガーゼット侯爵の異彩かつ奇妙な訪れにより、無事落着したかに思えたが・・・!?

    かわいい夫婦なんですが、なんかこの状態長くね?さすがにちょっとは進展してくれないと飽きがきてしまいそうです。ゼオの秘密はまだまだあって、いっこうに謎が解ける気配もないし。やたらちょっかい出してくる王子様にはカーシュだけじゃなく私もイライラ。アリシアに手出す前に婚約者大事にしろこの甘ったれ!ガーゼット侯爵の夫婦話は切なかった。過去に守りきれなかった奥さんのこと思うと、ライセン夫婦がまぶしく見えるんだろうな。これから王座に向けた動きが加速しそうで、落ち着く暇がないね。

  • ライセン家の図書室はえらいことになってそうだ。中身的な意味で。

    表紙のカーシュがパンクというより、心優しい不良に見える。

    外見と中身がどんどん幼くなってくカーシュがかわいい。

  • 7巻目。
    表紙のカシュヴァーンの髪の色がいつも違うような気がするのですが、光の加減?

    今回は、アリシアの誕生日プレゼントのために、カシュヴァーンが図書室を建築中。そんな中、突然、王子殿下ゼオルディスが現れ、カシュヴァーンの心を乱してくれます。アリシアに渡した手紙の最後に書かれた内容から、なんか、彼にもなんだか背景はありそうですけど、やっぱり、同情はできないです。

    そんなゼオルディスと入れ違いにやってきた、サブタイトルにもある悪食大公ガーゼット公爵は、いろんな意味ですごい人です。アリシアの大好きな恐怖小説の作者だっていうのは、なんとなく途中で予想はできましたけど、こういう人が味方になってくれると、カシュヴァーンも力強いですよね。

    最後に、ちょこちょこ不審な動きをしていた、金細工師の苦労の作の指輪をアリシアとカシュヴァーンがお互いに送りあうシーン。ゼオルディスの入れ知恵には納得がいかないけど、ほんとにうれしそうなカシュヴァーンは、なんかかわいいです。

  • Seventh installment.

    Oh dear, it's almost too embarrassing to read! But I still love it! Why can't I stop reading it?!

  • アリシアのための図書室を建設中のライセンの屋敷に天敵・ゼオルディスが訪ねてきて、自由気儘な逗留してカシュヴァ―ンを苛立たせる。そこへ更に『悪食大公』と呼ばれるガーゼット侯爵が訪れて、カシュヴァ―ンに難問を吹っ掛ける……と、なにやら色々と盛りだくさんな巻でした。

    相変わらずゼオ様がこわいです。こわいです……!! でもやっぱり痛々しい背景はありそうですね。個人的に同情はできないですが。
    彼にもアリシアのような子が傍にいたら、もっと違った道を歩いていたんじゃないかな―とか思うとちょっともんもん。

    そして、今巻は隙あらばいちゃいちゃしてるライセン夫妻に癒されました。どんどん嫁馬鹿が加速していくカシュヴァ―ンに一抹の不安も覚えつつ、今更ながらの夫婦の通過儀礼のためにそわそわこそこそしてる二人が可愛かったです。

    悪食大公のご登場でカシュヴァ―ンの身辺も徐々に足場が固まってきて、一歩前進といったところ。このまま順調には行かないんだろうけど、ハッピーエンドにはなってほしいなー。

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