乙嫁語り 1巻 (BEAM COMIX)

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著者 : 森薫
  • エンターブレイン (2009年10月15日発売)
  • Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784047260764

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乙嫁語り 1巻 (BEAM COMIX)の感想・レビュー・書評

  • 年若い夫と8つ年上の嫁、ふたりが心を通わせていく姿を通して中央ユーラシア・シルクロードの文化風俗を緻密に描き出した名作。
    ロマンいっぱいときめきめいっぱい!「エマ」でもそうでしたが、この作者の愛と情熱のすさまじさを画面から感じます。そういう暑苦しさ、好き!

    絵による精緻な描写がキモ。「漫画である」ことに必然性がある作品。(例えば小説化したとしたら、これほど支持はされないでしょう。)

  • 不思議な魅力のある物語。細密画を思わせるような緻密な描き込みが圧倒的。台詞が少なく、絵だけが続くシーンが多いが、言葉以上に絵が物語っている所が凄いと思う。森薫さんの作品は初読みで、ただ淡々としたノリでユーラシアの日常が描かれていくのか、それとも実は伏線張りまくりで、今後、大きな展開があるのか、さっぱり予測がつきません。取り合えず、今の所、ほぼ全員いい人状態なので、実家はともかく、嫁ぎ先と酷い事になりませんように。しかしアミルはなぜ二十歳まで嫁に行けなかったのでしょうか?さあ、2巻読もう。

  • とにかく絵の丁寧なこと!本当に好きじゃ無ければ、あそこまで緻密な模様や情景は描けないと思います。
    物語もまだまだ始まったばかりで、とても続きが気になって仕方が無いです。

  • 中央アジアが舞台です。
    「乙嫁」という言葉通り、「お嫁さん」にスポットが当てられています。

    全体的には日常風景シーンが多く、民族による文化の違いも描かれたり、他民族との衝突もあったり…と、文章にして書いてみると「堅苦しくて地味な漫画だなぁ」と思われそうですが、読んでみるとかなり面白い。
    そもそものきっかけは漫画喫茶でして、何らかの特集コーナーに置いてあったので読んでみただけなんですが、思った以上に面白くて結局購入したほどです。

    1~2巻は、アミルという20歳の女性が主役。
    彼女が12歳のカルルクの元へ嫁ぐところから始まります。
    こんなに年齢差があって上手くやれんのかな…と思ったら、カルルクは年の割に落ち着いた物腰の少年で、年上だけどちょっと天然入ってるアミルとは、なかなかお似合いの夫婦でした。
    物語の途中、アミルの実家が「アミルを返せ」と襲ってくるんですが、実家の思惑は「別の男に嫁がせるため」。しかもその別の男ってのが、とんでもない暴君。
    そもそもアミルはもうカルルクの元に嫁いだわけなので、上手くやっている嫁を別の男に渡すはずもなく、カルルクや一族、そして他の村人たちが一致団結して追い払います。
    この時カルルクもアミルを守るために奮闘するんですが、これをきっかけに、姉弟のようだった二人の仲が進展しました。
    読んでてニヤニヤします(´~`*)

    3巻は、カルルクの家に居候していた英国人スミスが主役。…というより、この漫画の主人公が実はスミスだったらしい(笑)
    2巻の終わりでカルルクの家を出たスミスは、旅の途中でタラスという女性と出会い、お互いに惹かれ合います。
    しかし結婚に関する文化や風習の違いにより、最終的に二人は引き裂かれてしまいます。
    二人の悲恋物語が中心ですが、アミルやカルルクも少し登場したのが嬉しかったですvv

    4~5巻は、ライラ・レイリという双子の姉妹が主役。3巻でタラスと別れたスミスは、この双子と出会い、しばらくその村に滞在します。
    双子の姉妹は、二人で同じところに嫁げるようにと、イケメンで金持ちな兄弟を探し回ります。
    結婚相手は父親が決める風習があるため、結局二人は幼馴染の兄弟であるサームとサーミのところに嫁ぐことに。
    最初は不満たらたらな双子だったけど、なんだかんだで兄弟とは仲が良く、円満に結婚式は終了。
    3巻とは打って変わって明るい物語だったし、双子と兄弟のやり取りも可愛くて、やっぱりニヤニヤしながら読みました(*´∀`*)

    6巻は、再びアミル編。主人公のはずのスミスはいません(笑)
    アミルの実家が再び襲ってきます。
    しかしアミルの兄・アゼルは、1~2巻の時点から葛藤しており、最終的にはアミルを助けることを選びました。
    アミル編だけど、アゼルが主役かもしれません。それくらいアゼルが大活躍。逞しい肉体美も拝めます(笑)

    現在は6巻まで発売中。
    この巻において、ようやくアミルの実家との諍いも終わりそうです。
    アゼルが今後どうなるのかが気になるんですが、あとがきによると、7巻はまたスミス視点に戻るみたい…? 気になるなあ(´Д`)

    この漫画自体が、どういう風に終わりを迎えてくるのか全く予想つかないので、ただただ目が離せません。
    次巻以降も楽しみです(*´▽`*)

  • 絵の書き込みがすごく、見ているだけで幸せになれる本。
    遊牧民族を書いた漫画は少ないのでは?
    1〜5巻、以下続刊。

  • 舞台は19世紀、カスピ海付近の中央アジア草原地域。遊牧を止め街に定住するエイホン家の少年カルルクの元に、アミルという名のお嫁さんが嫁いできます。しかしこの時カルルク12歳、アミル20歳。年齢差、体格差などから、読んでいる方としても「ちょっとこれは無理があるのでは…」と一瞬戸惑う。が、読み始めた所あっという間にその懸念は消え、その世界観に引き込まれてしまいました。

    馴染みの無い異文化のお話なのに、読み進めるのが全く苦痛ではないのはその画力と絵の美しさ故でしょうか。民族衣装や絹織物、装飾品の飾り物が細かく、素人目からしてもクラっときてしまうくらい緻密。徹底して書き込まれています。この時代この地域を舞台とした作品は大変珍しいのではないかと思います。マニアックとも言える程にこのシルクロード時代のこと、家族の面々、日々の生活が丁寧に描かれる。

    子供ながら聡明で落ち着いたカルルクと純粋で初々しいアミルのやり取りは見ていて微笑ましい。1巻ではまだまだ2人は夫婦というよりもパートナーといった感じだけれど、当事者のカルルクとアミルが決して急がずお互いを尊重し合っている。

    アミルは天然でありながら殆どの事をソツなくこなし、弓を使った狩りの腕が一流にも関わらず恥じらいがちな乙女という、不思議な魅力の女性。森先生はアミルに関して「明日死んでも悔いの無いキャラ作り」をしているそうで。エマにも通じる森先生作品独特の、純朴なのに時折ハっとするほど色っぽい女性は何なんでしょうか。

    またこの乙嫁語りで「末子相続」という制度を初めて知りました。相続品としての物質的財産が多い、遊牧民社会ならではの制度ですね。

  • 中東アジアを舞台にした珍しいマンガ

  • 2012/09/12
    【好き】舞台は19世紀の中央アジアで、嫁が主軸の物語。 遊牧民とか羊とか馬とか刺繍だらけの美しい民族衣装とか結婚のシステムとか…。 家族の結束が強かったり優しかったりする反面、嫁の実家一族と揉めたり、軽い病気が命取りになったりする時代背景に驚いたりする。 この巻の主役は、12歳の婿:カルルクと20歳の嫁:アミル。 末っ子が跡継ぎとはいえまだ子供でびっくり…。 とにかく絵が美麗なのは良いな。

  • 民族衣装とか民族スキーなもので。 主人公のアミル可愛い。

  • あまり好きじゃなかった。
    入江亜季が好きそうな強い女フェチ漫画。少女漫画だなあという感じ。こういう漫画って女のタイプを変えたシンデレラ願望で本質的にはドジだけど隠れた才能があってみんなから愛されるみたいな少女漫画とさして違わない気がする。
    書き込みが細かい漫画なのにアミルにスネ毛が生えてないのが不可思議。アミルが動物をさばきまくるのにアミルが返り血で汚れないのも不可思議。この人の漫画の緻密さは偏執的なフェチズム主張であって写実性ではないと感じる。
    漫画の内容もフェチ漫画という印象が強い。モンゴル・アミルTUEEEEEという「描写」だけの漫画で物語として訴えかけるものは特にない。物語風にまとめたモンゴル資料集+作者の萌えといった感じ。アミルに作者の願望が透けて見えていてあまり好きになれない。個人的には実家に連れ戻されれば面白いのでそれを期待して読んでいる。

  • いやぁ〜
    久々に続きが待ち遠しくなる
    いいマンガ♪

    タイトルは
    「おとよめがたり」と読みます。



    それにしても
    歳の差夫婦の
    微笑ましさったらないですね(笑)

    胸がキュンキュンきます(>_<)


    それに最近の漫画では得難い
    このゆったりとした
    時間の流れ。


    これがツボなんですよね〜(^_^)


    女子ながら勇猛果敢、
    健気でいて天然、
    そして乙女な
    アミルのキャラなんて、
    男なら誰もが恋する
    魅力的な女性像なんでは(笑)



    作者曰く
    好きな世界観を
    描いているだけらしいけど、
    自分の好きなコアな世界を(笑)
    誰もが理解できるレベルの分かりやすさで
    表現し
    尚且つ読む人のツボをついてくるところは
    本当にスゴいと思う。


    まったく知らない国の文化や
    民族の話なのに、
    読んでいるうちに
    実際にその風景を目にし
    狩りをし
    馬に乗り
    風を感じたかのような
    颯爽とした気分に浸れます(笑)。



    セリフではなく
    絵のチカラで読ませる
    圧倒的に美しい描写力。


    詳細で緻密に描かれた
    重厚とも言える背景画。


    確かにそこに流れる
    時代の空気感。


    きらびやかな民族衣装や
    装飾品の美しさ。


    そして魅力的な登場人物の
    細やかでムダのない心理描写。



    作者のこの作品に対する深い愛情と、
    それを完璧に表現できうる高い技量には
    本当に驚かされます




    1巻では姉弟のようだった二人の関係が、
    2巻では、嫁を取り戻そうとやって来る
    アミルの実家ハルガル家とのいさかいを越えて、
    より夫婦としての絆が高まっていきます。



    領土を求める
    ロシアや大英帝国の
    キナ臭い世界情勢も心配だし
    二人の仲が引き裂かれやしないかと
    今後の展開も気になるところです。



    絵、ストーリー、
    キャラの魅力に加え
    読み応えある完成度と
    どれをとっても
    非のうちどころのない作品!

  • 山を越えてやってきた花嫁は20歳。
    花婿は12歳。

    中央アジアのカスピ海周辺。
    蒼い山々を望む豊かな草の海。

    遊牧民として生まれた妻アミルと、遊牧をやめ定住化した民のカルルク。
    8歳差の新婚夫婦の心温まる物語。

    流麗で細やかな一コマ一コマの描き込みが圧倒的。
    ちょっとしたしぐさや表情も丁寧です。

    気になるのは、時代設定が19世紀である事。

    中央アジアの遊牧民は、20世紀初頭になると近代国家により定住化を強制されます。
    それに対する抵抗と弾圧の中、多くの遊牧民たちが命を落とし、彼らの豊かな遊牧文化は次々に姿を消していきました。

    アミルとカルルクが生きたのは、そのちょっと前の時代。

    2人はどんな人生を歩むのでしょう。
    どんな物語を我々に語ってくれるのでしょうか。

    つづきが楽しみです。

  • 私が「ハルタ(元・Fellows)」という雑誌を買うきっかけになった、フェチズムの塊・森薫先生の作品です。
    中央アジアを中心にした舞台設定で、それぞれの地域の夫婦や夫婦になろうとしてる人物の話です。
    森薫先生の熱量と画力がふんだんに盛り込まれた謎の装飾の書き込みの凄さ、絨毯や刺繍のフェチズム満載の絵と犯罪級の飯テロ感をかもし出す食事絵をひたすら楽しめます。
    ストーリーは起伏こそ少ないものの(先生はそこが悩みらしい)様々な乙嫁達の思いや、じわじわと距離を縮めていく二人の恋愛模様が、もうおもいっきり胸をギューーッとさせる勢いで描かれています。毎回読みながら萌えすぎて泣いています。
    個人的にオススメなのは最新巻(8巻)のパリヤさんのお話です。頑固で頭の中で考えていることを素直に口に出す事ができず、いつも不機嫌という印象を与えてしまう、パン作りが上手で根はいい子のパリヤさんに遂に結婚相手候補が現れた…といった感じです。
    たまらなく愛おしくなってくるので、是非。

  • 衣服の模様が精密でよい。

  • 週刊ジョージアアプリにて。

    本当に精緻な書き込み。凄い。12歳の夫と、20歳の妻。伝統衣装や文化に対する作者の愛が伝わってきます。

  • 1〜4
    絵がとても丁寧で、よく書き込まれていて、とにかく綺麗!家事を率先し飛んでいる鳥を一撃で仕留め分け隔てなく優しい、そんなアミルに憧れを抱きながら読んでます。話の内容も素敵だし、その土地の郷土料理や文化の説明を見るのもまた楽しい。本当に素敵な一冊に出会えました。

  • 震えました。良い。

  • 強くたくましく優しい、アミルは理想のお嬢さん。

  • 舞台は19世紀の中央アジア。

    馬がたくさん出てきます。

    装飾が描き込まれていて、非常に読み応えがあります。

    画だけではなく、当時の文化や生活もよく描き込まれていて、読んでいて楽しいです。

    正直、「エマ」の雰囲気があまり好きでなかったので森氏の作品は読まず嫌いだったのですが、たまたま試し読みで本作を読んだところ、はまりました。

    舞台がアジアで、戦闘シーンあり、ほのぼのシーンありと、内容の幅が広いので、対象の層は広いかもしれません。

    個人的にはやはり、アミルとカルルクのペアが好きです。
    はらはらしながらも、ものすごくほんわかした気分になります。

    2巻以降では登場人物も増えて、さらに楽しみです。

  • 今年のマンガ大賞ということで、たまたま古本屋で見つけたので読んでみました。とりあえず第1巻の印象を一言で表すと、「絵の細かさがすごい」。
    中央アジアのとある民族の、ちょっと歳の離れた新婚夫婦のお話です。12歳の夫・カルルクに献身的に接する妻・アミルの健気さが心地よい感じです。

  • マンガ大賞2014の大賞作品です。

     19世紀の中央アジア、カスピ海の周辺(シルクロードでいいのかな?)が舞台。今の所、歴史物と思っています。

     まず驚くのは、絵が緻密過ぎる。時代と舞台がそうさせるんだろうけど、民族衣装や、生活品の全てが細かく描画されています。作者の森さんは、歴史学者??好きでなきゃ、ここまで書けないですよ。

     生活様式や衣装など、それだけでもエキゾチックな雰囲気が充満しています。
    そして魅力的な登場人物たち。十分に大人の好奇心をくすぐります。

     マンガ大賞2014の大賞作品って事で、読んでみましたがこれは納得。ライブラリーに加え、つづきを読んで行きたいと思います。

    カドカワのマンガ大賞から、こんな感じです。
    http://www.mangataisho.com/data/2014/mantai-2014.jpg

  • 表紙カバーの民俗衣装を着た家族の絵が素晴らしくて、とても気になっていた作品。 試し読みの小冊子でちょっと読んだ事があったけど、その時には年の差婚の設定に辛いお話しを連想してしまい買わなかった。

    通して読んでみると、NHKのシルクロードを見ているかのような、良質のドキュメンタリーのよう。

  • 遊牧民生活漫画。

    書き込みが凄いと評判だったが、本当でした。話的にはまだこれからですかね。姉さん女房萌なら問題ない。

  • 本作者の前作、エマが好きで購入した作品。

    8歳の年の差(女性の方が上)で結婚した夫婦が主人公の話という事で、インパクトはある。
    二人の何とも言えないおっとりとした雰囲気も好感が持てるが、二人の関係を進展させるような大きな事件もまだなく、少し先の行くと、どうやらこの二人が主人公のまま作品が続くワケでもなさそうで・・?

    この二人の紆余曲折を見れると思ってた者としては、少し残念。

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