狼の口 ヴォルフスムント 2巻 (ビームコミックス)

著者 :
  • エンターブレイン
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感想 : 27
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (170ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784047267619

感想・レビュー・書評

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  •  今時の作品の中では、ある種の力を持っているとは思うが、最近、どうも悲劇的なストーリーに対して心が動かなくなってきた。実話なら事実として受け入れ、その重さに震えを感じるのかもしれないが、一定量の残酷な出来事がこうも連続すると作者の恣意的な作り物の香りが強くして、さめてしまう。もちろん創作物なのだから作り物なのは当たり前なので、正確にいえば作品へ没入できない。
     狼の口と呼ばれる関所の番人が主人公なのだから、そこに歯向かう連中が次々倒されるのはまあいいが、結局それに対抗できる主役がほとんど登場しないため(前巻で生き残り、巻末に再登場したアレなんでしょうけど)、サイドストーリーばかり読んでる気分。今回は準主役と思っていた女性も死んでしまい、またリセットされた感じ。こうなると今後関所が破られるようなエンディングを迎えても、どうでもいい気がしている。
     思いもよらない展開がまだあるならと3巻目は購入予定だが、いい意味で期待を裏切ってくれるのかどうか。

  • "この人が軸で物語も進んでいくのかなぁと思っていた人物も命を落とした。
    少しずつ物語のスピードが上がってきた。"

  • 全員が役割を持ったただのコマ。
    表紙を見てまさかとは思ったけど、やっぱりね、だった。
    長いイントロダクションだった。
    主役はあの有名人の息子に移っていくんだろうな。
    かなりの頻度で残酷描写が続くけど、この直接的な表現が必要なのだと言い聞かせて読んでいる。

  • レビューはまとめて、8巻で。

  • 町一番の美人エヴァを女房に持つ居酒屋の主人ハンスは、エヴァが求める装飾品を買うために、盟約者団の情報を修道院に売っていた。やがてその裏切りが明るみに出るのだが……。いつもは砦側の残虐行為がクローズアップされるが、盟約者団もまた、裏切者を処刑するのだった。
    イタリア側からの旅芸人母娘ツェーデルとユヴェールの話の結末は、この世界に救いというものを期待してしまうことを諦めるようなものだった。

  • 続きは気になるけどかなり容赦ないので、またしばらくいいや…

  • 最初はムチによる拷問。
    居酒屋のハンスは綺麗な妻がいたけど中々うまく仲がいっていなかった。
    で、なんとかして機嫌を取ろうとする。指輪を欲しがっていたので汚い手段を使って大金を手に入れる。
    そして、なんとか機嫌を良くしてもらった。だけど、お金を手に入れる手段が悪かったためばれて逃げる。
    そこに狼の口の関所へいくことに。
    そして、次の回は旅芸人女の親子。狼の口を通ろうとするものの、母親の行動が裏目に出てしまう。
    宿屋の女将が娘の行動が気になり助けることになるが…。なんとも過酷な世界だ。

  • 表紙の女の方は、ずっと傍観者としていると思ったのに予想外でした。

  • 2012 6/10読了。WonderGooで購入。
    密通者夫妻の顛末を描くエピソードと、外から同朋のために情報を持ち込もうとした母娘の悲劇を描く話。
    ラストはまさかの展開・・・えええ、てっきり宿屋の女将さんだけは語り部として生き残るのだと思ったのに・・・狼の口の主はそんなに生易しくはないか。

  • 1巻を読んで、表題「狼の口」を通れない絶望感と一切の救いのない感じを受けていたものの、Amazonの書評にて少しずつ光が見えてきたとあったので購入。

    内容は1巻同様容赦なく、女性に対し身包みをはいでかち身体検査をする始末。
    ただ、先ほどの女性に関わってくるが、希望の光がもたらされている。残酷だけど、どうなるんだろうと次巻が気になる、そんな本でした。

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