DEEP10周年記念独白　日本格闘技界のウラ・オモテ　DEEP、PRIDE、DREAM、K-1と生きた男 (エンターブレインムック)

著者 : 佐伯繁

• エンターブレイン (2010年10月26日発売)

感想・レビュー・書評

[taikさんの感想 · 2013年7月20日]

佐伯氏の生い立ちとDeepに至るまでの道のりに興味がある人には良い本。
タイトル通り「日本格闘技界のウラ・オモテ」を期待するとダメです。

佐伯氏とDeepが日本格闘技界にとって貴重な存在であることには変わりないので、優秀な参謀を付けて経営も近代化してほしい。
興業の決算情報開示は、黒塗りが多くてよくわからないが、ある程度の相場観はつかめる。

[hakatayukihiさんの感想 · 2010年11月8日]

選手ではなく、興行主の側から見た日本総合格闘技史。
興味深い話が多く、特に経費に関する話は非常に面白い。一部塗りつぶしとはいえ、巻末にはなんとDEEP1と2の収支表を公開。
メジャーイベントではなかなかできない、特に選手への細かいケアなど、佐伯さんならではの仕事。この人がいなければこの十年の日本格闘技興行は盛りあがらなかっただろうな。
それにしても僕のひとつ上とは凄い。30そこそこで数千万円自腹切って大会運営してたんだもんな。