- Amazon.co.jp ・マンガ (198ページ)
- / ISBN・EAN: 9784047270503
感想・レビュー・書評
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食虫、双生児、マゾヒズムなど
性的倒錯を孕む題材。
幾重の線を重ねる
執拗な背景の描き込みと
衣類や髪、口元などの
フェティッシュな描写。
著者の作家性というか
人間性というか
そんなもんが垂れ流れてる短編集。
中でも「虫の味がする」が
一番良かったです。
虫を食べる女の子への
生温かい、際どい興奮に
焦点を当ててるけれど
髪を掻き上げる「癖」を
そのコに持たせてるのが秀逸。
作品に漂うエロさに深みを与えてました。
素晴らしかった。
まあなんて言うか
この人
俺と
同じかもしれない
という
淡く
少し
くすぐったい
共感
なんです。
作家として好きになれそうです。
ありがとうございました。
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しかしアレですね
「こんな日常でも、出口があると信じてる」
でしたっけ?帯のコピー。
…本売るって大変ですね。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
鈴木健也氏の作品『寒くなると肩を寄せて(2011)』を読みました。 ”ジゼルとエステル”が切なかった。
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悩んだり、苦しんだり、悲しかったり、そういうのがいっぱいあって、でもやっぱりそれだけじゃないよね、って思えた。うまくできないけど、どうにかなる。大切にしてほしい。大切にしたい。
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目を背きたくなる様な描写がちらほら出てくるが、背徳的に見てしまう。
実に面白い。
【水槽の街】
【虫の味がする】
【ジゼルとエステル】
【ロズリーヌ・フラウの肖像】
が特に好み。
【ジゼルとエステル】の最後の終わり方が1番よかった。 -
20~30ページくらいの短編が7本+オマケ4コマ。絵の魅力はあるが、お話はシチュエーションに頼り気味で、いまひとつひねりが必要な気がする。
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日常からファンタジー、SF、時代物・・・普通ならさっぱりしそうな内容なのに、作品全体を通して、すっごい泥臭くて、人間の汚い部分が描かれていたりします。
なのに、すっごく心地が良いんです。読んでいて心地が良い。
安心感にも似た感じ。
読後、私は帯の煽りに納得しました。 -
ジャケ買い。短編集。
ジャケ詐欺とも言えなくはないが、話のバリエーションが富んでて割と楽しめたので結果良かった方。
魅せ方も多様でストーリーを飾ってくれる。
描き込みの量がハンパない話がいくつかあるが、
それが良かというとそうでもない感じ。
『少女というより痴女だった』の空気感が良いし、これくらいの描き込み具合が丁度良い。
あと『虫の味がする』のフェチというか拘り様に惹かれた。 -
大っ失っ敗!なんじゃこりゃ。どの本屋行ってもあるから気になって昨日ついに買ったの。帯詐欺だ。帯に書いてあるのと全く違うよ!どんだけ帯上手いんだよ。帯作成者凄いわ。全然意味が解らん!1話目呼んだ時点で外した~て。サブカルなの?ほんとに全然何描いてるか。しかもかなり気持ち悪かった。絵も話も。てか絵が。全く動きのない絵で、止め絵で、漫画的動きが一切なくて読み辛~て読んでたらグロいつか気持ち悪いつか。うぇってなった。わーん久々にダメージ大きい失敗だよ。気分が悪い…。最後のは一緒にしたら怒られそうだが、BLだったの?もう気力なくて。#C
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ジャケ買い。ほのぼのした短編集かと思ったら、とくにそんなことはなかった。