ママゴト 1 (ビームコミックス)

著者 :
  • エンターブレイン
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感想 : 35
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (198ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784047274730

感想・レビュー・書評

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  • リアルな表現と絵に最初はとっつけなかったのですが、心に来るのでいつの間にか止まらなくなってしまいました。
    母になれなかった女と、母を求める男の子の苦しいけど、温かい話。幸せになってほしい・・・心から。

  • 友達の子を育てるスナックのママの話。



    スナックのママが子供を育てると、放置プレイになりそうなもんだが、そうならない。自分の子供なら100%そうなるだろうが、他人の子供だからだろう。ママの優しさも他人の子供だからと考えてしまう部分も多い。『ママゴト』とはうまくタイトルをつけたもんだなぁと思う。


    作品全体に流れる生暖かさがすべて「ママゴト」というタイトルに集約されているようで、皮肉の聞いた作品だなと強く感じた。作者の別作品『薫の秘話』を読んだことがあるだけに、特に強く。エンディングがまさに「これはママゴトです」と作者が語っているようで、「ですよねー」と答えそうになったw

  • おもしろい。「まほおつかいミミッチ」と他1冊くらいしか読んだことなかったが、筆力ある。ひとまず続きを読みたい

  • 俺にとって切なさと言う感情が如何に大事かを思い出させてくれた。1人で居酒屋で読みながら5回くらい涙ぐんだよ。自分のじゃなくていいから子供欲しい。

  • セリフがいい。方言(広島県福山市)がいい。表情がいい。疑似家族をめぐる、いいことづくしのせつないお話。(たとえ他人の子でも)子供のいたいけさは、ズタボロに傷つき、ガサガサに乾ききった女の心を癒しまくるわけです。
    それにしても福山弁、いい。わたし自身はインチキ程度にしか話せないが、子供のころからなじみのあるいとおしい方言なので、これだけでもご飯大盛りパクパクおかわり気分に浸れる。この漫画をプレゼントしてくれた幼馴染のクリスに感謝。

  • 過去に映子が過ごした子供時代での苦くも悲しい思い出、子供を失った事への辛さ、無念がタイジとの慣れない共同生活を過ごしてる内にタイジを通して色々気づき、考えさせられ、教えられ、過去の呪縛から解放されて前に前進する映子の描写が切ないながらもほっこりしてしまう作品。タイジとの生活もいずれ別れが来そうだが…此からどのような結末が待ち受けているかが気になる。

  • 2巻まで読了。
    多分広島が舞台の、子供にトラウマを持つスナックのママの主人公と彼女に押しつけられた純粋な子供タイジの話。

    タイジの健気さとか、主人公のタイジに向ける愛おしそうで切なそうな表情はもはや反則だと思う。

    3巻発売が待ち遠しくてしょうがない。
    今更読み始めるよりむしろ完結してから買えば良かったと心底思う。
    でも、少しでも興味があるなら是非とも読んでいただきたい作品。

  • 複雑。決して好きな絵柄ではないんだけど、書店で試し読みを読んでどうしても気になって買ってしまった。映子が痛々しくて、悲しくて、もう見ていられない気持ちにさせられる。でも続きが読みたい。どうか、せめてどうか少しでも救いのある最後になりますようにと祈らざるを得ない。

  • イタイ。クルシイ。救われる。・・・ブランチでは紹介しちゃダメでしょ。お気楽な「泣けましたー」とかで片付けたらイカンでしょ。

  • 泣くこと必至。
    こってりし過ぎているくらいの人情ものだけど、ずんとくる。
    現実的な行動はうまくできなくても、映子の子供への感情は重苦しいほど正しい。
    全ての子供がこういう愛情をきちんとむけられて育ってほしい。

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著者プロフィール

大阪生まれ、広島県福山市育ち。初めて描いた作品『薫の秘話』が第27回ちばてつや賞大賞を受賞し、95年『モーニング』でデビューする。以降、『秘密の花園結社 リスペクター』『人生カチカチ山』『まほおつかいミミッチ』『相羽奈美の犬』などの作品を幅広い媒体で発表し、2003年刊行の『赤い文化住宅の初子』は、2007年にタナダユキ監督により実写映画化され大きな話題を呼んだ。なお『ママゴト』は、第15・16回文化庁メディア芸術祭の審査委員会推薦作品に選出されている。

「2019年 『父のなくしもの』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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