東雲侑子は短編小説をあいしている (ファミ通文庫)

著者 :
  • エンターブレイン
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感想 : 66
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  • Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784047275225

感想・レビュー・書評

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  • お試しから生まれる恋もある。作品の空気が好きだけど、あえて言えばヒロインが主人公に惹かれた理由がよく分からないのが残念かな。

  •  ライトノベルでは珍しい、コメディ成分を排除した徹底した恋愛小説である。別に面白くないといっているわけではない、念のため。
     これほど甘酸っぱい内容をどストレートにぶつけられて、しかも嫌味や読後感のまずさが一切ない爽快な物語で、なおかつシリーズなのに一巻で美しく終わられてしまえば、評価せざるを得ない。名作であると。
     意表をつくようなことは一切ない。だが、それだけに、おそらくは何度読んでも同じように美しく、心を揺れ動かす物語だろう。万人に薦められる良作である。

  • もどかしく甘酸っぱいストーリーでした。
    東雲の心情がまったくわからない状態だったので、私も三並と一緒に手探り状態でした。
    最後まで、東雲の気持が憶測でしかわからず、二人の今後が気になります。

  • 主人公と東雲が不器用すぎて、、、そこが面白いんだと思う。内容はベタな感じ。でも嫌いじゃないこういうの。

  • 一緒に図書委員会に所属している女の子が実は作家さんで、
    なんとなくサインをお願いしたら(本当になんとなくだった)
    引き換えに取材協力として付き合ってくれと言われ、
    めでたく(擬似的な)彼女ができました!という
    牡丹餅展開の連続に僕の怒りは有頂天でした。

    ただ侑子さんは確かに可愛かった。
    彼女の心情の変化があいだに挿入されている短編集で
    表現されていて可愛らしい。

    主人公は悪い奴ではないけど過去の経験から
    結構悲観的で状況に流されがち。
    ただ最後の最後で一つ自分から行動を起こしたのはよかった。

  • 無関心系主人公と短編小説家のヒロインのお話。案外似たもの同士?の2人が小説作成のために擬似恋愛を経て自分の中にある気持ちに気づいていく過程が描かれ、最終的に付き合い始めるところで終わります。章の間にヒロインの小説の一文が書かれていてヒロインの心情がうかがえるのが良いと思った。主人公が自分から行動を起こさないくせに、ヒロインが同じように行動を起こさないとちょっと不機嫌になるのがイラっとした。

  • このラノ2012でランクインしていたので、つい買って読んでみた。

    案外ベターな滑り出しながら、設定が「作家」ということで小説内に更に別の小説が時折登場している本作品。文も読みやすくストーリーも可愛らしいけど、さして抑揚が激しくもなくかといって無いわけではないんだけど、すこーしばかり物足りないような…。

    まだ続刊が出ているようなので、一概にこの作品だけでは判断できませんのでこのあたりで。

    もどかしい2人を読みたい方にはオススメ、かな。久しぶりに初々しい雰囲気を感じたい方にも。

  • なにかクラブ活動に所属しなければならない.
    しかし運動部でしごかれるのは嫌だ.
    文化部も,「同好の士」として扱われるのが嫌だ.
    そんな訳で図書委員に就任した主人公くん.
    同じく図書委員の東雲侑子ちゃんの秘密?を知ってしまった主人公くんは….
    というわけで甘酸っぱいアレですな.
    「青い春と書いて青春…」みたいなっ.
    なかなか面白かったよ.

  • 良いね。最後のあれが良いね。良い感じだね。
    もどかしいね。可愛いね。二人ともね。
    まぁありきたりだけどキャラの勝ちだよね。

  • 友人に微妙な勧め方をされて読んでみました。
    いまどき魔法も超能力も妹も出ないラノベ。

    それでいてそこそこ読ませるものの、肝心な部分の展開を主人公のあまりにも強引な推測をともなう(いやそれが正しかったりするんだが)モノローグに頼り切ったため、かなり不完全燃焼になってしまっている。

    ある意味すごくもったいない作り。

    でも、なんでしょうね。
    主人公ってのはなんでこうも、察しが悪く、そして時折すごく察しがいいのか。

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著者プロフィール

2002年にファミ通文庫でデビュー。主な著作に『三月、七日。』シリーズ、『東雲侑子』シリーズ(ファミ通文庫)。『デビルメイクライ』シリーズや『鬼武者Soul』などのゲームシナリオの他、漫画原作も手がける。

「2016年 『この恋と、その未来。 ―三年目 そして― 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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