- Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
- / ISBN・EAN: 9784047275249
感想・レビュー・書評
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人外を従える王になった彼の仕事相手は
まさかの幼馴染。
お金がなく、王になる事によって借金を返済、な主人公。
一体どういう仕事をしていたのか、が気になりますが
それ以上に指輪の存在が気になります。
どうして手元からなくなったのか。
これは、雇い主の親族が手に入れて…なフラグ??
2点のみが重要だというのは、シンプルであり
抜け道がない決まり。
そしてやはり、女性相手なら結婚が一番! という事で。
相手の思考に、うわぁ…という気分です。
これが純粋に権力を、とかいうならいいですが
正直に言いすぎだわ、周囲に侍らしすぎだわ。
それはうまくいくまで、隠し通しておいた方が
抜け道があると思うのですが。
散財計画、無理な気がします。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
大財閥の当主となった幼馴染みのヒロイン、砂を操る力を持ちボディーガードとなった主人公、彼を補佐する3人の人外の僕、金持ちを嫌い財閥の財産を使い潰すことを企むヒロイン=当主の命を狙う影の者達……あらすじにもある通り、登場人物は絢爛豪華で、話のスケールも大きい。
読者の共感ではなく憧れを誘う物語……なのだが、どうにも夢中になれない。ヒロイン星良の金持ちは皆悪い奴主張に同意できないのは、今後のエピソードに期待するとして、はっきり分かりやすい部分があるわけではなしにのめり込めなかった。原因を誰かに解析して欲しい。 -
親の借金により人とは外れた人生を歩む事になった新見祥太郎。
砂を操る異能者『砂の王』として選ばれ、3人?の人外の王を従える様になったものの
生活は貧困を余儀なくされていました。
その彼の元に式島財閥から当主の護衛の依頼が舞い込みますが、
会ってみると当主は8年前に別れた幼馴染みの星良と言う少女であり、
幼い頃に母親を亡くしてから式島家より人が訪れ、彼女が本家に残された唯一の血筋である事を告げ
否応なしに式島の当主に据えてしまったと。
金持ちに反発を抱く星良は、式島財閥を潰す為にと散在する様画策しますが、
国を支配する程の家である式島は金を動かす際には動議にはかった上で、
家に仇成す相手を滅ぼすか、家をより強大へと導くかの際にしか金は動かない様固められており、
当主を亡き者にし、分家への権力移行を謀る勢力に命を狙われつつも
幼馴染みの祥太郎らと共に騒動に巻き込まれていくという話です。
もっと現実的なラブコメぽい作品かと考えておりましたら、
人外の存在は出てくるわ、異能の力は出てくるわ、ファンタジックなメカが出てくるわで
考えていなかった内容だったので意外でした。
唯一の直系でいきなり頂点に立ったり、それが異性の幼馴染みであったり
大分ご都合的な設定はありますが、そこらはご愛敬でしょう。
そういう設定はありふれておりますし。
そうした中でどう演出するかが見所となるのでしょうが、
仲間内の言葉の掛け合いもテンポが良く、行き過ぎた感は感じません。
この前に読んだ作品は会話に抵抗感を覚えたのですが、それはなく程よい塩梅です。
砂を操る能力を持つ祥太郎は、契約途中で証となる指輪を奪われたそうなので、
それは恐らく今後への伏線となるのでしょう。
今は好意的で良い関係を築いている3つの僕(バビル二世かw)が、
指輪を奪った存在が前に現れたらどうなるのでしょうね。。それは今後の事ですが、
空陸海のそれぞれの王たる存在の力にも助けられ、星良の護衛を務める傍らで
どうやら祥太郎の立場をも取り込もうとの思惑も後ろ盾となる者にはあるようなので
彼女との仲が権力闘争の中で、どういう結末を辿るのかと言う所でしょう。
文章にも目立った粗も見られませんし、感覚的にも読みやすく、気楽に楽しめそうなので
暫く追っていこうかと考えています。 -
C0193 ありがちなプロットも数多く盛り込めば、それなりにオリジナリティを感じます。これなら、好き勝手にお金を使える分家最強なのでは。