- Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
- / ISBN・EAN: 9784047277205
作品紹介・あらすじ
2年に進級した英太と東雲。東雲との関係が公になったことで心なしか賑やかな学校生活になってきた英太とは対照的に、東雲は初めてのスランプに陥っていた。そんな折、演劇部の女子喜多川が、「学園祭の舞台の脚本を東雲さんにお願いしたい」と英太に頼み込んでくる。その頼みを気分転換も兼ねて引き受けることにする東雲だが、思うように筆の進まない東雲と、奔放な喜多川に振り回される英太は少しずつすれ違っていき…。もどかしく苦い、第2章。
感想・レビュー・書評
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ライトノベルというより中高生向けくらいの「ラブコメ」ではない恋愛小説
青春小説ではないところが面白み
『カマタリさん』みたいなのは難しいだろうけれど
こういう「青春でない中高生の話」は
より多くのひとにも書いてもらいたい読んでみたい
本来児童小説とふつうの小説の間にあるのだろうけれど
中高生がエンタメなライトノベルでないそういうのを読むはずがないということか
ライトノベルですら読んでいなかった自分には何も言えない
内容には関係ないが
「粟立つ」は「寒さや恐怖」と辞書に書いてあるが
どうなのだろう
また
ライトノベルのいいところは、あっちを読んでこっちを読んでと、と気楽に読めるところだ。じっくり一冊の本を延々と読み続けられるほど、面白い本に合うことが少ないからでもある。
というならわかるけれど
短編集を気楽につまみ読みするというのは良くわからない
そういうものかしら
と読んだとき思ったが
今思うに一編ごとで区切って読む前提なのだな
そりゃそうか
通勤中とかだと短編だろうが長編だろうが良いところだろうが
途中でぶったぎるのが当たり前で逆詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
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2年生になると、付き合っている、事が浸透。
そして彼女が小説家である事が、クラスメイトにより
ばれてしまう。
人から見たら、ものすごく違う態度。
それに本人達は気付かず、もやもやと…。
前回に引き続き、な甘酸っぱさに
苦みがプラスされたような。
しかも今回、ごたごたが登場しますし。
兄と同じように。
いや、途中で同じ事してるのに気が付け、と
突っ込みたいですが。
言葉にする事、言葉にしない事。
両方とも納得すべき所も、しない所も。
とはいえ、結局どうしていても、不安は不安です。
そこをどう埋めるか…にかかってる状態?w -
2年生編です。
なかなか、英太のニブチンぶりにイライラする巻でしたね。
読者は、新キャラ・喜多川さんの真意にすぐ気が付いた
方が大半と思います。
しかし、東雲さんも、ずるいとは思いますが…
てか、彼女はもともとずるい子かもしれないですが(笑)。
兄貴もなかなか可愛いところを見せてくれます。
その兄貴達含め、クラスメイトなど、1年時は
三並家+東雲さんの物語だったのが、本編でも
言われてますが一気に交友関係?が広がります。
これが次巻への伏線というかにもなってましたね。
さて、動き出した二人の関係がどうなっていくかは
次巻3年生編に書かれてます。 -
ゲロ甘すぎて吐きそうなくらいキュンキュンする
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長年積読状態だったので,いいかげんに片付けようと。ああ,若いなあ。
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東雲侑子と主人公の、実に”不器用”な恋愛。
切なくていいですね~。