革命は恋のはじまり ~え? 後宮解散ですか!?~ (ビーズログ文庫)

著者 :
  • エンターブレイン
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感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784047281929

作品紹介・あらすじ

オズトゥルク帝国の後宮で、"お気に入り様"になるべく日々肌を磨いていたナクシュデルは、ついに皇帝から初のお召しを受ける。いよいよ寵姫の夢に近づいた!ところがその夜。皇帝を待つナクシュデルの前にいきなり武装した男が駆け込んできた。男曰く「革命だ。皇帝はすでに逃げた」-は?今なんて?しかも「あきらめて俺の家に来い」ってあんた何者!?どん底からはじまる革命ラブ。

感想・レビュー・書評

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  • いよいよ初のお召し!と張り切っていたが、いきなり後宮解散を知らされる。落ち込む間もなく、なんとかしていこうとした彼女は、ある軍人の家に居候することになるが……。面白かった。よいラブコメ。このぐらいおとなしいヒーローは好きだ。続編も楽しみです。

  • 様々な事情で振り回されながらも、主人公が自分の力できちんと立っているので力強さを感じます。
    その分恋はなかなか進みませんが、変に展開が早いより気持ちと状況に沿っているので好感が持てました。

  • なりゆき斎王が
    好みだったので買ってみました。
    糖度が少ないと聞いていましたがそんなこともなく。
    面白かったです。

  • オズトゥルク帝国の後宮には寵姫候補となる″奴隷″が数多く暮らしていた。9歳の頃、貧しさのあまり両親から売られ後宮で暮らすようになったナクシュデル。そして16歳になったある日、遂に皇帝から初のお召しを受けることに。しかし皇帝の来訪を待つナクシュデルの前に現れたのは、武装した青年だった──。
    シリーズ第1巻。全5巻で完結し、その評判が良かったので読了。ややこしい登場人物名さえクリアすれば、読みやすい(笑)主人公が後宮で暮らしてきたことを誇りに思い、無駄にしないと決意するところがとても良かった。続き読もう。

  • 「なりゆき斎王の入内」がおもしろかったので、中古で安いのを見つけたせいもあり購入。
    うーん、わたしはこのヒロイン、苦手だな。
    やたら熱くなりすぎると言葉使いがおかしくなるし、一国の王子を「名前+さん」で平気で人前で呼ぶし、王子に望まれたからとはいえ、一応「まずい」って思ってるのにぜんぜん直らないって…本当に後宮でもまれてきた人?と思ってしまう。
    ちょっとわたしにはいろいろ違和感ありすぎで、残念だった。

  • 始まりは、絵に惹かれて。
    昔見た事があるような絵だなと。

    内容は、良いとこのお坊ちゃんと、ある意味下町のお嬢さんの
    身分違いの恋ということになるのかな。

    ナクシュデルもリュステムも互いの生きた感覚の違いを
    わかりながらも、それを知ろうとしているところには好感をもてる。
    まあリュステムがいい人過ぎて物足りなさはあるのかもしれない

  • コバルト文庫で嫁恋シリーズを書かれている作家さんのビーズログ文庫初作品。あとがきにラブコメと書いてある通り、今回の話はコメディ要素も入っていてとても読みやすかったです。ラブはやっぱりちょっと少ないかも(笑)これから増えていくといいなぁ。ナクシュデルもリュステムもお互い惹かれ合っているのに素直じゃないんだから!(笑)本当にじれったいww

    国王の寵愛を得るために日夜、自分を磨くことに努力してきたナクシュデル。ところがいざお召し上げになった当日、国王の政治に反感を持つ反乱軍により革命が起き、後宮が解散になってしまう。そんな慌ただしい中、ナクシュデルは革命軍のリュステムに出会うわけだけど、二人とも最初っから素直じゃないよね(笑)お互い惹かれてるのにね。読んでいてやきもきさせられる。しかも、ナクシュデルはもと寵姫候補とはいえ貧民街出身の庶民。かたやリュステムは革命軍の中心人物の将軍の一人息子(しかも金持ちの貴族)。これから身分違いの恋に悩んでいくことになるのかな?
    しかし、後半に入り国同士のいろいろな問題が絡んできて、やっぱり小田菜摘さんの話だな、と思いました。そして人物や国の名前が長かったり、小難しかったりする(笑)2巻も出ているらしいのでこのままシリーズ化してくれると嬉しいなと思います。

  • コバルトでやっているシリーズより面白かったかも。

  • イラスト担当の雲屋ゆきおさん主目的で購入してしまいました。現在未読の状態なので内容評価は未だフラットです。

  • いつもはコバルト文庫で活躍されている作家さんで、好きな方だったので買ってみたのですが、なんだか雰囲気が違って少しびっくりしました。あとがきでラブコメだとおっしゃっていたので、コバルト文庫の歴史物のような重厚さのあるシリーズとはノリが違うのも納得かも。
    最初はどうなるのかなと若干構えながら読み始めましたが、期待以上に面白かったです。時代背景や国家同士の設定もさすがに練られていて、不思議なリアリティがあるのがすごい。それから、主人公に好感が持てた。ただ突っ走るんじゃなくて、ちゃんと前向きに、自分に出来ることを頑張ってる姿勢は、素直にいいなと思えました。次巻もあれば、楽しみにしてます。

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著者プロフィール

埼玉県出身、佐賀県在住。「平安あや解き草紙」「なりゆき斎王の入内」シリーズをはじめ、数々の人気シリーズを執筆。その他の作品に『西陣あんてぃく着物取引帖』『お師匠さまは、天神様』『後宮の薬師』『掌侍・大江コウ子の宮中事件簿』などがある。

「2023年 『華は天命を診る 莉国後宮女医伝』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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