ハルタ 2013-APRIL volume 3 (ビームコミックス)
- エンターブレイン (2013年4月15日発売)
- Amazon.co.jp ・マンガ (688ページ)
- / ISBN・EAN: 9784047288362
作品紹介・あらすじ
“新発見”に満ちた漫画誌、それがハルタ。第3号の“新発見”はこのふたつ!
感想・レビュー・書評
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3月号タイトルに書いてある文章通り終わり、別れそして始まりの予感を感じさせる3月号でした・
一つの節目を感じさせる作品達。いずれくるであろう主人との別れを意識し、泣いてしまったシャーリーがなんとも可愛かった「シャーリー・メディスン」。詩子さんの物置体質が確定し、新田の恋心が破れ、ヒナの右足が粉々になった「ヒナまつり」。自分が消えるかもしれない可能性を秘めた決断をして星屑に別れの言葉を託した「星屑ニーナ」。永劫に恋に囚われることが叶った悲しいようでキレイな終わり方をした「魔女マリーシリーズ」。それぞれが1つの節目を告げ、未来に繋がる言葉を描いていたのが印象的でした。多くの作品が3月号に合わせたようなお話だったのが面白い作りですハルタ。
終わりもあれば始まりも。新連載「少年の名は」が始まりました。学園成長モノのような作品になるんですかね、ルールに縛られない主人公キースの自由な意見に答えを見つける少年を描いていました。また同じく新連載「赤い実はじけた」も1つの答えに縛られないものもあることを描いていたいい作品でした。貧乏=ボクサーってやっぱり鉄板ですね。そして「補助隊モズクス」の主人公東海林は自分ができることを再確認して後悔しないようまた走り始め出す。東海林は最初に比べてだいぶ主人公らしくなってきて大好きになりつつあります。
価値観をぶっ壊す長崎ライチ先生「おもちゃの学校」、すでに出落ちからのスタート「秀才ゾンビ・ロメ夫」などギャグ勢も安定しているハルタですが特別読切「イチゴどんぶり」のような可愛い作品が隣り合って存在していてるのがカオスを呼んでいますね。次号予告では久しぶりに宮田紘次先生「ヨメコレ」が帰還し、他特別読切も期待できそうな面々です。3月号はカバー・ストーリーのようにとても綺麗な構成だったと思います。早く読者プレゼント確定しないかなーなんか欲しいな。詳細をみるコメント0件をすべて表示