革命は恋のはじまり ~絡まる希望と途切れぬ想い~ (ビーズログ文庫)

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  • エンターブレイン
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感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784047289666

作品紹介・あらすじ

教員になるための研修に参加することになったナクシュデル。けれど、初日から元寵姫であることがバレて他の生徒と気まずくなり、研修は波乱の予感!そんななか、王太子・レオンティウスの縁談を聞いたナクシュデルは、彼に「助けてください」と言われてしどろもどろ。しかも、恋人になったばかりのリュステムとはそれが原因で大喧嘩してしまい…!?どん底から始まる革命ラブ第4弾!

感想・レビュー・書評

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  • 革命によって後宮から出されてしまった少女が、自立して自分の道を選び、人生の伴侶も選んでいく物語。小田菜摘さんというと、歴史を絡めた大きな舞台の少女小説というイメージでしたが、こんなラブコメも書けるんだなあ。すごく面白かったです。ヒーローがいまどき珍しい純情真面目青年なのもいいけど、何より女の子が世間を知ってはいるけれど頑張る少女なのが、好感を持てる要因かな。四巻は歴史談義が入り、さすが小田菜摘さん!と思いました。近代、しかも西アジアが舞台というのも珍しい。

  • 2~4巻まで一気読み。
    巻数が進むごとに勢いは薄れちゃったかなとは思いますが、三角関係な恋模様が楽しいです。

  • レオンががんばった巻です。
    しかし、へんなお姉さんとかお兄さんとか大変だけど楽しそうです。
    それから、最後の著者のコメント?のところにあった226題材のbl風味のやつ、読んでみたいです。
    書く予定はないなんて言わずに。

  • シリーズ第4巻。
    教員の研修生となったナクシュデルが、同期のパキーゼ、アイオリアと交流していく話。そしてリュステム兄のユースフ初登場。パキーゼは良い感じの強気な女性ですね。ナクシュデルの影響を受けて″少し″口と素行が悪くなったけれど(笑)そして笑顔でクレイシュの自尊心を抉るレオンティウス最高!一番敵に回したくない(笑)座談会直後からの展開が特に良かった。主役2人のラブラブシーンや、パキーゼのグーパンチ、アイオリアに対するユースフの反論など。しかしリュステムの先約発言が1番インパクト大でした、よくやった!!

  • ビーズログ文庫らしい軽さが、固すぎる菜摘お嬢様の作品をいい感じに砕けた雰囲気にしてくれて、楽しい乙女ノベルになってます。

    それにしても、毎度リュステムの赤面は可愛すぎてキャァだったナ
    http://books117117.blog110.fc2.com/blog-entry-3073.html

  • 実をいえば、レオンティウスの裏の顔あり感は、
    結構好きなので、お姉さんに振り回されているのにも
    高感度が上がりました。

    とはいえヒーローは、リュステムなのでもちろん好きですが。

    新たに出てきたお友達は、結局アイハンと同じように
    思えてしまう。もっと違うキャラ像が欲しかった。
    性格としては好きなので良いが。

    何も解決していないのに、このシリーズも勝手にもう終わりかと
    考えていたので、まだひと悶着ありそうで。
    二人の期落ちに決着がついたからか。。。

    ところで、リュステムの大活躍(仕事上)をあまり見ていないので、
    ここらでどんと出来る男ぶりを見たい

  • シリーズ4巻。

    帯にもあるように王太子レオンティウスがナクシュデルにかなり強気にぐいぐいきてます。3巻でも結構強気でしたが4巻はさらにその上をいってましたね。その分、リュステムの登場場面は少なかった(笑)出てきてもお互い意地を張ってケンカとかしてるし・・・。
    いつも温厚で落ち着いているレオンティウスがナクシュデルに対して感情を激しくぶつけている場面は今までとのギャップに「おっ!」と思いました。しかし、ナクシュデルとリュステムは両想いなのに、それを知っていても諦めず、さらに強気にくるレオンティウスに何だかあっぱれな気分です(笑)

    新キャラとして登場したアイオリアとパキーゼの女の子ペアも色んな意味で強いなと思いました。レオンティウスが姉であるアイオリアに振り回されているとことかww姉に突っ込んでいる姿は年相応な姿に見えて王太子も可愛いじゃんとか思ってしまった(笑)
    そして、前巻から気になってたリュステムの兄ユースフも登場。破天荒でちょっと変わった、でも憎めない面白いお兄さんでしたww

    身分の差もお互いの気持ちを理解し合って二人で頑張っていこうと決意するナクシュデルとリュステムの前に最大の試練が。二人は離れ離れの遠距離恋愛になってしまうのか!?次巻で最終巻らしいです。

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著者プロフィール

埼玉県出身、佐賀県在住。「平安あや解き草紙」「なりゆき斎王の入内」シリーズをはじめ、数々の人気シリーズを執筆。その他の作品に『西陣あんてぃく着物取引帖』『お師匠さまは、天神様』『後宮の薬師』『掌侍・大江コウ子の宮中事件簿』などがある。

「2023年 『華は天命を診る 莉国後宮女医伝』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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