革命は恋のはじまり ~つながる想いと開ける未来~ (ビーズログ文庫)

著者 :
  • エンターブレイン
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感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784047290778

作品紹介・あらすじ

教員採用試験、最後となる実地研修先が割り当てられた。ところが、なぜかナクシュデルだけ、首都から外れた辺境の村に派遣される。明らかな作為だとリュステムは怒りを露わにするが、ナクシュデルはそれを受け止め、ひとり研修へと赴くことに。彼の周囲に認められたい-ナクシュデルのひたむきな想いを感じ、リュステムもまた、ある決意を固め…!?どん底から始まった革命ラブ、最終巻!

感想・レビュー・書評

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  • 女教師になる道を選んだ主人公が、新たなる試練を経ていく。「長い冬」とか思いだした。西アジアが舞台・政治も関係してる・主人公がスラム出身なのでいろいろとしぶといなどなど、少女小説では異質な設定がいろいろとあったりもするけれど、ラブラブなおふたりでニヤニヤできる展開もありで、読んでいてとても楽しかった。これはおすすめなシリーズだー。5冊で比較的短くまとまってもいるし、もっと読まれてほしいですね!

  • 最終巻です。
    最後までとても温かい気持ちで読めました。
    トルコの歴史はなんとなく難しいと思っていたけれど、ちょっと歴史を勉強して見たくなりました。
    ところで、あとがきに書かれていたフラグがたった人たちのお話がいつか読めるのでしょうか?
    二人の未来も読みたいけれど、やっぱり振られたレオンが気になったりお兄さんとかお姉さんも気になったり。

  • 情熱に流されることなく、思慮分別でブレーキをきかせる彼らに好感。若干、その辺りの優等生気質が気にならなくもないが、雪国の辺境にひょっこり顔を出すリシュテムの尻の青さに、笑った
    振られる美男子レオ様が、胸の内を隠しながら動揺する姿は、美しかろうと、妄想。それぞれの岐路と旅立ちに幸あれ

    pixivにて 雲屋ゆきお ”[革命は恋のはじまり]完結記念・打ち上げマンガ”見ました。レオン様の清々しい一撃は必見。
    説教臭くなりがちなストリーに、雲屋ゆきお様の砕けた雰囲気のキャラの組み合わせは、とても良かった
    http://books117117.blog110.fc2.com/blog-entry-3193.html

  • 堂々完結!
    面白かったです!!

    やー、大団円でよかった!
    リュステムー!(>▽<)ってなったり、レオンティウス…!(ノ_;)。。ってなったり、リュステムー!(≧v≦)///ってなったり、読んでて忙しかったですが(笑)
    最後までリュステムは据え膳食わぬを貫き通しましたし!(笑)

    で、羊。
    笑わしてくれるなぁ。何頭も捌こうとするティダのお母さんが好きです、癒されます。
    子どもたちもいい子たちばっかりでしたねvナクシュデルの熱意が伝わってよかったです。私も教えてもらいたい。。

    にやにやしたり、ドキドキしたり、じれじれしたり、読んでて楽しかったです!登場人物たちがみんな幸せになってくれたらいいなぁ。

  • シリーズ5巻で最終巻。

    教員になるための最終試験の研修先が発表され、ナクシュデルひとりだけが首都から遠く離れた辺境の村に派遣されることになってしまった。そのことを不当に思うけれど、もしかしたらリュステムとのことが関係しているのかもしれない、とナクシュデルはリュステムにも相談できないままでいた。けれど出発間際になり、リュステムは茶会でパキーゼからそのことを聞いてしまい、荷造りをしているナクシュデルの元に飛び込んでくる。

    リュステムとの仲を周囲に認めてもらうため、そして、何より自分の「教師になりたい」という夢のため、遠く離れた辺境の村で教師としての研修を始めたナクシュデル。旅立ちの日に喧嘩をしてずっと会ってなかったリュステムが見送りに来てくれたシーンは胸にグッときました。あと、子どもたちのために何とかして力になりたいと頑張るナクシュデルのひたむきさに彼女の成長を感じました。頑張る人は誰かがどこかでちゃんと見ててくれて認めてくれるんだな、と。頑張ってきて良かったね、ナクシュデル。
    辺境の村までナクシュデルに会いにリュステムがやってきて、雪のため同じ宿に泊まることになった時の反応も実にリュステムらしく、ちょっと笑いました。誠実で根が真面目な2人はきっと結婚まで清らかな関係を貫きそう(笑)主要キャラ2人以外のキャラもいい味出していたので、最後まで楽しんで読めた作品でした。ズルズルと長く続くよりはサクッと綺麗に終わっていたので良かったんじゃないでしょうか。お幸せに。

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著者プロフィール

埼玉県出身、佐賀県在住。「平安あや解き草紙」「なりゆき斎王の入内」シリーズをはじめ、数々の人気シリーズを執筆。その他の作品に『西陣あんてぃく着物取引帖』『お師匠さまは、天神様』『後宮の薬師』『掌侍・大江コウ子の宮中事件簿』などがある。

「2023年 『華は天命を診る 莉国後宮女医伝』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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