バカとテストと召喚獣12 (ファミ通文庫)

著者 :
  • エンターブレイン
4.36
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感想 : 43
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784047292932

作品紹介・あらすじ

あわや敗北か!?という劣勢の中、遂に年貢を納-否、開き直った雄二の策により、首の皮一枚繋がって試召戦争の一日目を終えた二年生。依然戦力差が大きく開いたまま突入した二日目だったが、雄二の指揮の下、二年生は勢いを取り戻す。そんな激戦の最中、作戦行動中の明久の前に三年生代表の高城が立ちはだかる。瑞希の悩みとその真意を聞かされ、明久は…!?バカたちの饗宴、ついに終幕!

感想・レビュー・書評

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  • 堂々の完結!!

    12.5感もあるからまだ終わってはいないのだが、本筋としては終わりだろう。

    笑あり、涙ありと総じておもしろかった。学生の頃アニメで見たのがきっかけで読み始めたが、まさか完結まで読み切るとは思っていなかった。
    懐かしい気持ちも残しながら楽しく読むことができた。

  • 読書録「バカとテストと召喚獣12」5

    著者 井上堅二
    イラスト 葉賀ユイ
    出版 ファミ通文庫

    p171より引用
    “ 努力が無駄になってしまって平気なわけ
    がなかった。
     やっていることが報われなくて何とも思わ
    ないわけがなかった。
     色々と辛いことがあって、泣くほど苦しく
    て悲しくて。
     それでも歯を食い縛って自分に出来ること
    とを頑張り続けるなんて、それはどれだけ凄
    いことだろう。
     僕の目には、そんな姫路さんの姿がとても
    尊いものに見えた。”

     成績で待遇がはっきりと分かれる学園を舞
    台とした、青春ファンタジーライトノベル。
    通算17巻目、本編完結。
     三年の戦術と味方との不和に苦しみながら
    も、試召戦争一日目を乗り切った二年生達。
    押し込まれた戦況を覆すために、本来の調子
    を取り戻した雄二は作戦指示を出す…。

     上記の引用は、ヒロイン・姫路瑞希を見て
    きた主人公・明久の思い。成功を収めた人、
    勝利を手にした人の後ろには、数多くの報わ
    れなくとも踏ん張る人たちがいることは、忘
    れてはいけないことでしょう。
     本編完結巻。前巻の紹介でも書きましたが、
    途中で読むのを止めず、全巻通して読んでこ
    そ面白い作品だと思われます。
    ただ、オチが酷い。面白いのですけれども…。

    ーーーーー

  • バカテス完結(12.5巻を除く)!
    基本的にはバカコメディといった感じなので、途中で詰まることもなくスラスラと読み進められた。
    笑い9割、涙1割くらい。バカな主人公がバカなりに奮闘するところに胸が打たれる。
    11巻の終盤から12巻の前半にかけてモヤモヤする展開が続くが、12巻の後半からそれらを巻き返していくのが痛快。

    たくさん笑えた作品。出会えて良かった!

  • 3年生との試召戦争ついに決着。
    決着までに向けたバトルは良いし、姫路さんとのお話は良き。
    1点、リンネくんの役割はもうちょっとなんとかならなかったのかとは思う。(これだけ?という印象が)

  • 主人公の感情の変化が変わってる行くのがよく分かる内容だった。

  • 1日で読み終えた。
    メイン巻での最終巻、胸熱なラスト…(T_T)

    でも、最後の最後に、うーん…
    自分としてはきちんと決着をつけて欲しかったんですけどね。
    でも、なぜかそういう作品って無いんだよねー。
    とはいえ、ほんと良い作品でした!(>_<)b

  • [評価]
    ★★★★☆ 星4つ

    [感想]
    最終エピソード
    前巻でふっきれた雄二が敵も味方も巻き込み、学年対抗の試召戦争に勝利するために作戦を立て、指揮を取るようになったおかげで膠着状態に持っていくことができた。
    しかし、その作戦は高城先輩による読みと精神攻撃によって脆くも崩れさり、過去の中でも最大級の精神攻撃を受けた明久が戦力にならなくなるという事態にまで陥ってしまった。
    自分のことよりも他人のことを心配する明久が自分が他人の幸福を邪魔していることに気が付き、落ち込むのは明久らしいし、そこから他人の思いを受けて立ち上がるのも明久らしいと感じたよ。
    美波の隠し玉にも驚いたし、最後の最後でエロよりも仲間を優先するムッツリーニも非常にカッコよかったよ。

  • テストの「点数」で戦うことのできる学校で、一番成績が低いFクラスのバカな面々がラブコメだけではなく、楽しくバカやるシリーズ最終巻(短編集はでるそうですが)。ラストは、最初に戻ったかのような戦争ありつつ、しっかりとした彼らの成長も(主に恋愛面で)みられる巻でした。似たようなってあんまりないような気がするので、終わってしまうのはさみしい。

  • バカテスシリーズ、とりあえずの最終巻。高校の頃から読んで途中までで止まっていたけど、いま読み切れて良かった。
    ただ、最初はバカやってて楽しかったのに最終的には恋愛要素が全面に来てて、少々戸惑ったのも事実。くすりと笑えるテスト問題が挟まれるのが毎回楽しみだったんだけど、今回はただ章を分けるだけの役割に留まっていた。

    また、美波が報われなさすぎる点(ファンにとってはもう少し彼女の心理描写があったら救われただろうが、あっさりと終わってしまう)、
    留学生のリンネ君がこれまで何度も意味ありげな事を言ってた割に、伏線の回収の仕方が「えっそれだけ?もっと深い意味があると思ってたのに」と肩透かしを食らったことはうーーんと思ってしまった。
    キャラが立っててそれぞれに愛情が湧いてただけに、明久と瑞希だけが幸せになればいいのか…?とモヤモヤが残る終わり方だった。

  • なんだかんだでうまくまとまって終わったバカテス。瑞希と明久が結ばれない終わり方も実にバカテスらしい。

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著者プロフィール

処女作『バカとテストと召喚獣』(ファミ通文庫刊)でいきなり大ヒット。次回作としてオリジナル漫画原作『ぐらんぶる』に挑戦、またもヒットとなる。

「2023年 『ぐらんぶる(20)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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