スタンス・リバース (B`s-LOVEY COMICS)

著者 :
  • KADOKAWA/エンターブレイン
3.02
  • (4)
  • (9)
  • (19)
  • (10)
  • (3)
本棚登録 : 162
感想 : 9
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・マンガ
  • / ISBN・EAN: 9784047295018

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 歳上後輩の匂わせに見事にハマる先輩と立場を隠して視察していた新社長の話。
    視察ついでに若い男もひっかける社長ってどうなの笑

    明治くらいの時代モノ。
    いかにもおぼっちゃまらしい独善的正義感(嫉妬含)の長男坊と母親から愛情をもらえなかったために人の顔色をうかがうばかりだった書生さんの話。
    愛故とはいえ無理矢理スタートじゃ結局お前も父親とやること一緒じゃないか。

    教え子兼恋人がじつは新進気鋭の画家だと知ってメンブレ起こした絵画教室の先生がややヤンデレ気質に止められて一件落着な話。


    恋人がじつは上の立場でしたな玉の輿エンドとか許されない関係でも貴方のためにすべてを捨てて愛しますな駆け落ちエンドとか、BLというよりハーレクインっぽい。

  • 表題作は割に好きでいいんやけど(でもお忍びくるのは、あとあと不信感に繋がらないかなぁ)、大正ぽいのはたいていしんどい展開だし、その後のも読み直す気はあんまり起こらない系。

  • スーツと時代ものと画家と。
    すれ違う思い。隠された本音。繋げた心。どれも切なさいっぱいだったぜ。(キャラ崩壊)
    表題作の大人な余裕の攻めも良きかな。2本目の子供っぽい感情をぶつける攻めも良きかな。3本目の繊細な攻めも良きかな。そんな一冊。

  • リーマンもの。
    表題作が短いというより三編が同じような長さ。
    リーマン目当てだと物足りない。
    人物が遠い時の顔の十字線がやたら気になった。

  • 大まかにお話が3つ。ややクセのある描写と展開ですがわりと好みでした。
    表題作はリーマン同士。宇津木×西村。
    ろくな新人が入ってこないと嘆いていた新人担当の西村。次に入ってきたのは軽そうなおじさんの宇津木。なんでも器用にこなし女性にも持てる彼に劣等感を抱いたが、話すうちに意外といいやつだと思うようになり…。
    展開自体は特に捻りもなくストレートですが、西村のわかりやすく素直な性格がとてもよかったです。
    「春告げ鳥」佐野家長男の勝馬×佐野家に援助を受け下宿させてもらっている律吾。
    明治時代が舞台のお話。短編なのはもったいないなと感じました。どうしても駆け足な印象があってもうちょっとじっくり読みたかったなー、と。
    「あなたのために」絵画教室を開いている藤崎(受)とそこへ絵を習いに来る牧野(攻)。
    藤崎の背景があればもっとあの激しい拒絶もわかりやすいかも。若干ヤンデレな気配も感じつつ。

  • 年上の後輩の面倒を見ることになったリーマンのお話。これはかなり好き。掛け値なしの恋心っていいよね…。
    書生さんのお話もとっても好き…。ラブ!で終わらないところがいい。だって人生って続いて行くものだから〜。終わり方もとっても好み。
    あとは画家さんのお話。みんなそれぞれ。
    初めて買った作家さんだけど他のも読んでみたい。

  • 年上後輩×先輩

    新人が入ってきても、すぐにやめてしまう現状を
    「自分の指導が悪いせいなのか?」と思っていたその時、
    年上の後輩が入ってきた。
    何事もそつなくこなす後輩に、うさんくささを感じていた頃、仕事を押しつけられているところを目撃し、打ち解けていく。

    デビューコミックスらしいですね。
    絵柄はどちらかというと「一昔前」ってかんじですが、線が細いながらも「きれいなだけじゃない」感じが伝わってきて私は好きですね。
    あとの2作品も雰囲気がとてもよくて、伝えたいことがしっかりと伝わってきた気がします。
    まとめる力がきっとおありになるんでしょう。


    が、おっさん攻めを必要以上に期待していたので、
    ちょっとだけ期待外れ…(笑)
    もうちょっとくっついてからのページ数が欲しかったです。あっさりおわっちゃった感がひじょうにもったいない!!

  • 初コミックスの作家さん。 表題作含む3話を収録。
    『オヤジ攻め』と聞いて購入してみたけど、宇津木はオヤジって感じじゃないー(泣) 歳上部下が実は…って展開は面白かったけど、雰囲気で読ませる印象なので、もっとセリフにも一捻り欲しかったなぁ~( ・3・) カップリングの年齢が高い割に告白シーンとかの言葉がストレート過ぎて、物足りなく思ってしまった。
    収録作の『あなたのために』もそんな印象。設定は面白いのにもったいない感じ。
    『春告げ鳥』が一番作風と合っていて良かった。言葉が決して多くはない二人の背徳的な関係と、明治時代という時代背景が似合っていたなぁ♪ 重さもちょうど良くて楽しめた。

    絵柄が少し古めというか、若さやきらびやかさがないんだけど(笑) 独特で個性的かな~と思う。基本シリアスな作風のようなので、ハマったら面白いのを描きそうな作家さん(超上からな物言いで申し訳ない)

  • めっちゃきゅんきゅんした。初コミックスみたいだけど、もっともっと読みたいな。

全9件中 1 - 9件を表示

野萩あきの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×