好きだけじゃ続かない (ビームコミックス)

著者 :
  • KADOKAWA/エンターブレイン
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感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (203ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784047297258

感想・レビュー・書評

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  • 短編集。表題の作品がとても素敵。松田さんにしては(失礼)爽やかな読後感。少年少女の不器用さ、もどかしさが的確に表現されている。

    自伝的作品?「平凡なヨウコちゃん」は、どこを切っても重苦しい雰囲気で、読んでいて行き詰まるよう。出来はいいのだが。

  • 松田洋子さんの作品『好きだけじゃ続かない(2014)』を読了。 タイトル作”好きだけじゃ続かない”と”ビッグリハウス・ゲイトウェイ”が好き。

  • 表題作が、良かったかなあ。

  • 酷くしょーもない人間ばかり出てくるのだけど、その性格の悪さに憤るというより、生々とした生活感と強烈な生命力にただただ圧倒される。
    ありあまる貧乏と不幸に見舞われるヨウコちゃん。大変だとは思うがあまり憐れみは感じない。虚弱体質だし、後ろ向きな性格だけど、結構しぶとい子だよね?
    辛いことは多いだろうけど、たまには楽しいこともあって、そんなこんなで人生はそれでも続いて行くのだ。

  • タイトルがすごいよくないですか???
    表紙も。

    目の前の道はどこまでも続いていくように見えるのに、続かないんですって。

  • 貧乏には匂いがあるということを思い出させてくれた。

  • 表題作は良いなと思いました。ようこちゃんの話は、ようこちゃんが自分を正当化する言い訳がちょっとイライラします。そうかもしれんけど、よかれと思ってやったことが裏目にでるなんてよくあることなので、いちいち言わんでも。

  • 「好きだけじゃ続かない」3話。
    青春ものだが広島が舞台なだけになかなか素敵。

    「平凡なヨウコちゃん」6話。
    貧困のために話は凄まじくシリアスだが、家族のもつ緩さや憎み切れなさも。

    「青空必携1982」
    「ビックリハウス・ゲイトウェイ」
    サブカル女子のはしり。

    「平凡なヒロコさん」

  • お子さまのオレサマにはシンドイ。

  • 前作「ママゴト」「相羽奈美の犬」と違ってかなり自伝的要素の強い作品集。内田春菊、西原理恵子に通じる無頼派的出自。フィクションと割りきっている前作と比べて私小説に近いので物語性は薄くなっている。

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著者プロフィール

大阪生まれ、広島県福山市育ち。初めて描いた作品『薫の秘話』が第27回ちばてつや賞大賞を受賞し、95年『モーニング』でデビューする。以降、『秘密の花園結社 リスペクター』『人生カチカチ山』『まほおつかいミミッチ』『相羽奈美の犬』などの作品を幅広い媒体で発表し、2003年刊行の『赤い文化住宅の初子』は、2007年にタナダユキ監督により実写映画化され大きな話題を呼んだ。なお『ママゴト』は、第15・16回文化庁メディア芸術祭の審査委員会推薦作品に選出されている。

「2019年 『父のなくしもの』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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