初恋は群青に溶ける (B`s-LOVEY COMICS)

著者 :
  • KADOKAWA/エンターブレイン
3.72
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本棚登録 : 437
感想 : 21
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (168ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784047299641

感想・レビュー・書評

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  • 一冊表題作。傷ついた青春と等身大の恋のお話。絵の雰囲気と良くあっていて、じわりじわり染みてきました。一冊でも物足りないくらい。
    先生、自分、同級生、後輩…ひとつひとつの距離感が思春期の大切な時間を表していて、リアルにありそうだなって感じさせる。
    最後に吉岡が笑って、ケンゴと卒業できてよかった。友達もバカでよかった!たった一年の差で出会える人ってこんなにも違うんだなって。

    スピンオフ読みたいなー。焼き鳥以外にもツンデレがみたい 笑

  • やさしく触れたい
    休養中のケンゴと、音楽室で出会ったのは一度も教室に来ない生徒・吉岡。「吉岡さんの笑った顔が見たいです」と傷ついた少年たちの心に、優しい愛がじんわりと広がっていきます。あなたの温もりを感じながら過ごしたい!ゆき林檎先生の描く繊細な高校生たちの恋心と、優しく触れるふたりの距離感に涙です。

  • 同級生から性的嫌がらせを受けて留年した吉岡に惹かれていくケンゴ。過去のせいで触れあうことを怖がっていた吉岡だけどケンゴの誠実さに少しずつ心を開いていく。最終的には上書きエッチへと(*ノ▽ノ)
    ケンゴが昔の嫌がらせ相手に謝罪を求めに行くシーンもあって嬉しい。静かな雰囲気でさらっと描かれててじんわり心に広がってきます。

  • 野球部(故障中)×不登校(留年)

    単純に、先生の絵が好きなのです。
    2人とも高校生にしては穏やかなカップルで、抱えるものは重いのにすごく静かなお話でした。
    攻めの子が男前。人間的に。

  • 純情野球少年・ケンゴ×ワケあり年上同級生・吉岡。ゆきさんのちょっと切なくしっとりというか落ち着いた作品好きです。吉岡が留年した原因が重くて辛いものですが、ケンゴの素直で真っ直ぐな想いが吉岡の傷ついていた心を癒していったのかなとじんわり… 描き下ろしの幸せそうな2人の姿に思わずニッコリしてしまった。そして安藤に救いは必要ないと思う私は酷いかしらw

  • 高校の同級生(年下×年上留年)

  • なんという甘酸っぱさ…!
    こういうの読みたい気分だったのですごくぐっときました。
    ぐうかわ。

  • 胸キュン★★★☆☆   ストーリー★★★☆☆
    エロ  ★☆☆☆☆     絵  ★★★☆☆
    音楽室でピアノを弾いてる彼は一つ年上のクラスメイト。怪我で野球ができないケンゴは彼のことが気になってしまう。なぜ彼は一つ上なのか。彼の過去を知り、それでも傍にいたい気持ちが募って・・・。
    とてもピュアな繊細なお話ってイメージでした。
    どんなつらいことも二人で。そしてバカな友達と一緒に笑い飛ばすような青春がうまく描かれているな。と感じる一冊。

  • 野球の練習中に肩を壊し、落ち込むケンゴは、放課後の音楽室で無愛想な生徒と出会う。翌日、彼が同じクラスで、一度も教室に来たことがない生徒・吉岡だと気づいたケンゴは、再び音楽室を訪れる。掴みどころがないが、居心地のいい吉岡のもとに足繁く通うようになるが、彼がかつてひどいいじめにあい、留年していたことを知り――。
    傷ついた少年たちの再生を描く青春ラブストーリー。

  • 甘くて苦い青春学園モノでした。
    高校生の男の子たちのセンシティブな心のうちを丁寧に描いていて、それが柔らかな絵のタッチと上手く溶け合っていて読後はすごくあったかい気持ちにさせられました。

    野球部のピッチャーで肩を壊していて辛い気持ちを抱えているケンゴと、留年しているワケありな吉岡の距離が少しずつ近づいていく感じがかわいくて…
    吉岡はイジメによる暗い過去があるけど、それについてむやみに興味を抱かずにいつも一緒にいてくれるケンゴは、いつの間にか彼の中で安心して頼れる唯一の存在になっていたんだろうなと思えました。
    そしてまたケンゴも吉岡を好きになったことで、人として男としてぐっと成長した気がします。

    吉岡と先生との関係も立場をわかった上で、相手のことをすごく考えていて思いやる互いの気持ちが優しくて切なかったです。
    先生のそのやさしい気持ちがケンゴにとても自然な形で受け継がれているのがよかったです。

    どのシーンも胸にキュンとくるものがあるんですが、つかず離れず微妙な距離感を取りながらも相手の気持ちを思いやる二人がやがて手をつなぎあったりするところは、ただ手をつないだだけなのにものすごく萌えてしまいました…
    そして、一年早く生まれてくれば、という言葉にもうるっときました……すべての想いが込められていて涙です。

    描き下ろし「初恋の行く末」で5年後の二人の幸せな姿を見ることができて安堵しました!

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著者プロフィール

■ゆき林檎・・・・・・2015年、青年誌初連載作品となる「西荻窪ランスルー」を開始。

「2018年 『西荻窪ランスルー ④』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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