幼女戦記 3 The Finest Hour

  • KADOKAWA/エンターブレイン
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本棚登録 : 481
感想 : 20
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  • Amazon.co.jp ・本 (413ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784047300378

作品紹介・あらすじ

金髪、碧眼の幼い少女という外見とは裏腹に、『死神』『悪魔』と忌避される、帝国軍の誇る魔導大隊指揮官、ターニャ・デグレチャフ魔導少佐。戦場の霧が漂い、摩擦に悩まされる帝国軍にあって自己保身の意思とは裏腹に陸、海、空でターニャの部隊は快進撃を続ける。時を同じくして帝国軍は諸列強の手を跳ね除け、ついに望んだ勝利の栄冠を戴く。勝利の美酒で栄光と誉れに酔いしれる帝国軍将兵らの中にあって、ターニャだけはしかし、恐怖に立ち止まる。

感想・レビュー・書評

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  • 「終戦」とは何かを考えさせられる巻だった。このあとも続いていくシリーズでまだ序章に過ぎないはず。思い出したように挿し込まれる「ある存在領域」の章が人間の弱さを突きつけてくる。

  • アンソンの死にメアリーが戦士の道を選ぶ
    アニメよりはじっくりと対峙するようだ
    回転ドア作戦を含めて帝国軍の主だった成果は
    ターニャの独占であるが最後に参謀本部の緩み
    でド・ルーゴ将軍をアフリカに逃がしてしまう
    砂漠のパスタ大作戦は原作になかった(´・ω・`)

  • 面白い!

  • オーディブルにめ。

    共和国軍との戦い。
    逃した残党を撃つべしとターニャが取り乱すところが見どころ。

  • 戦争を始めるのは簡単でも、終わらせるのはとてつもなく難しい。
    どんなに優秀な頭脳を持つものがいようとも、ひとりでは手に負えなくなり、収拾がつかなくなる。
    それが戦争。
    その末路を、彼、彼女は知っているのだけれども、やはりひとりではどうしようもないのであった。
    その目には負けが見えていたとしても、それもまたやはりどうしようもない。
    彼女がひとりで革命でも起こさぬ限り。
    それとて勝ちとは限らない。

  • 2021/09/22-09/24

  • 「ターニャちゃんピンチか!?」と思うも束の間、うまいこと切り抜けられましたね。しかし、ターニャちゃんの最後に感じた違和感にはヒヤッとさせられました。確かに、もしこのまま戦争が続いたら?

  • 上手く行き過ぎてる…
    ターニャの語り口で見てるから、帝国の上の方が油断してるように見えるけど、信頼できない語り手というやつなのではとなっている
    全ては結果論だな
    メアリスーさんは一体…?
    伏線なんだろうか
    史実について疎すぎて、あんまり理解出来てないし、今後の展開も分かってない感あるけど、4巻も読みます

  •  長いこと頭痛の種だったライン戦線が一気に片付く第3巻。

     マッドサイエンティスト、シューゲル主任技師の手による秘密兵器「V-1」。
     (使用者に対する)非人道的なその兵器は、回転ドア作戦を成功させる重要な兵器。これにより、見事に斬首作戦を成功させ、共和国は青息吐息。
     官僚たちを手玉に取った、「世界に冠たる我らがライヒ」の瞬間は、当事者であれば、なかなか気持ちいい瞬間だったでしょうね。

     この後、物語中盤以降も帝国を悩ませるド・ルーゴ将軍による大脱出劇と、それを阻止しようとして抗命罪を厭わない慌てぶりのデグレチャフ少佐。確かに、歴史を知っていればそうなりますよね。ここから南方戦役突入です。

     その他、メアリー・スーやロメール将軍の登場など、以降も重要な役割の登場人物が初登場です。

  • アニメは南方にいくまえまでだったね

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著者プロフィール

小説家。代表作に『幼女戦記』『約束の国』『ヤキトリ』『テロール教授の怪しい授業(原作)』など。

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