シンデレラ伯爵家の靴箱館 小さき乙女は神を知る (ビーズログ文庫)
- KADOKAWA/エンターブレイン (2015年5月15日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784047304857
作品紹介・あらすじ
シンデレラの末裔・ディセント伯爵家のアランに求婚された新米靴職人のエデル。だが、自らの出生、そして父の存在からその申し出を断ってしまう!失意のアランは熱にうなされるも、とある啓示(?)を受け-?一方のエデルはレイと決着をつけるため、彼が出入りするクラウデッド家の仮装パーティーに潜入することに。そこで"魔術師の靴"による事件に巻き込まれ!?ドキドキを我慢する方法は?靴と恋の物語、第4弾!!
感想・レビュー・書評
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「一緒に幸せな豚を目指そう」
もう何回プロポーズするんだ!とという状態です。
今回は「こびとと靴屋」がモチーフでした。
過去の職場で繁忙期になると「今夜、小人が仕事片付けといてくれないかな」と同僚と話していたのを思い出しました。
エデルのウサギ姿のイラスト、かわいい!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
シリーズ4冊目。
今回も恋のマニュアル本の指南通り、不思議なアプローチを仕掛けてます。
アランの性格的に真面目に言ってるってわかるからこそ面白いけど、真面目に言っててアレってどうなのよ…と思いつつも、アランを応援してます。
テーマは、小人と靴屋。
わたし読んだことないんだよなぁ。
リリーローズが、小人と靴屋の主人公をモチーフにしてるのかどうかさえわからない状態ですが、とても楽しく読めました。
リリーローズ、すごく素敵な子でした。
大人になったら、魅力的な女性になること間違い無しだろうな…と思わせる子。 -
求婚されて断った次の日、お客としてやってきたのは
小さな女の子だった。
仕事をして給金をもらえって、得るものがあれば
失うものも…と書いていましたが、失いすぎです。
自由時間かと思ったのですが、そんな生易しいものでなく
これは確かに精神病むぞ、な失いもの。
今まで3人の乙女が出てきていましたが
断トツで大人です。
ここまで老齢するのが恐ろしいほどの、大人です。
脱いで、子供の時代のうちに、子供らしい
楽しい事をしてほしいものです。
そんな彼女と比較して初々しい…というのかどうか。
ものすごく可愛らしくお互いの気持ちを噛みしめたり
若干いちゃいちゃしてみたり。
この二人、きちんと進めるのでしょうか?w -
いやーアランくんファイトですよ
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最近のビーズロブ文庫の中でイチオシのシリーズとなった靴箱館。
あきさんのクールで素敵すぎるアラン様と、作品中の妹に振り回されながら恋のマニュアル本片手に残念男子を演じる彼とのギャップに萌で転がりつつ、乙女ノベルらしいヒロインの頑張りや前向きさが嬉しい物語。
次から次へと結婚したい男No1の伯爵家のアランに舞い込む高レベルな女性達に対し、ヒロインは一職人でしかなく、父親は悪人という業を背負うという薄幸っぷり。
そんなエデルに、一途に純情な男心で恋をするアランが、ついに!
3巻での衝撃的な彼のプロポーズに対するエデルの答えは!!?
あらすじなど下記
http://books117117.blog110.fc2.com/blog-entry-4807.html -
シリーズ4巻目。
今回は「こびとと靴屋」。リリーローズという曰く付きの薔薇を育てる10歳の女の子が登場します。そして、ランタン・デイ。メインキャラクター達が仮装をして、パーティーへ行き、そこで因縁の相手レイの行方を調査しようとするのですが、そこで事件が起こってしまう。それにリリーローズの育てている薔薇が関係しているわけです。ストーリーも面白かったのですがキャラクターたちの仮装が良かった。エデルがうさぎ、アランが神父、ルディアは軍服。個人的には狩人のアランが見たかったな(笑)そして、そんなアランが今回もエデルへの愛で暴走してる様子が可笑しかったww天啓を受けたり、手品をしたり、折り紙をしたり、と忙しいw あ、でも看病をされるシーンとエデルの手当てをしてるシーンはドキドキして良かったです。次はどんな靴が登場するのかな? -
【ネタばれ感想注意】
「一緒に幸せな豚を目指そう」
シリーズ4冊目。
前巻でも思いましたが、まだ4冊目とは思えない内容の濃さを感じます。
アランはガイドブックのマニュアル通りに行動するより自分の気持ちをそのまま言葉にする方が破壊力が凄いので、間違いなくシンデレラの血を受け継いでいる天然タラシだと思います。
しかし、エデルが可愛すぎて結婚への妄想が暴走するアランが残念すぎて色々とひどい事になっていて楽しいです(笑)。
伯爵家の兄妹アランとルディアの関係も楽しくて和みます。
ストーリーですが、エデルの父レイの目的が亡き母ヴァイオレットを蘇らせる事だと分かります。
エデルはレイの事や互いの身分違いを考えてアランのプロポーズを素直に受ける事が出来ませんが、意外とアランの両親もあっさりと承諾しそうな気がします。
今回の童話のモチーフは『こびとと靴屋』だそうですが、個人的には盛り上がりが今ひとつ足りなかったように思いました。