異世界の色彩 ラヴクラフト傑作集 (ビームコミックス)
- KADOKAWA/エンターブレイン (2015年9月26日発売)
- Amazon.co.jp ・マンガ (190ページ)
- / ISBN・EAN: 9784047308046
作品紹介・あらすじ
“それ”は、隕石とともに、その村にやってきた…。そして、想像を絶する恐怖の幕が上がる。
ホラー小説の巨星ラヴクラフトが「もっとも満足のいく作品」と自ら語った最高傑作に、『魔犬』で大きな話題を呼んだ気鋭の絵師が挑む。
クトゥルフ神話の最深部、香気と戦慄が横溢する圧倒的な“煉獄”に、酔え、震えろ。
感想・レビュー・書評
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田辺剛氏の作品『異世界の色彩 ラヴクラフト傑作集(2015)』を読んでみた。 今回もすごく良かった。 引き込まれていった。 世界観に描写や台詞など・・・どれをとっても傑作です!!
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全6章から成るお話し。
そのせいか他の短編集よりページ数多めで読み応えがありました。
今回は旧支配者的な怖さじゃなくて、未知の災害的な怖さかな…?と思わせといてやっぱりかッ!(´;ω;`)
…的な。見事な構成です。 -
のどかな農家が、隕石の落下により次第に異界へと姿を変えていく話。全編暗い筆致で、平和な生活が徐々に変質していく様子、そしてその果ての光景などが実におぞましく描かれる。グロじゃないんですよな。しかし明らかに異常で恐ろしい。
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まるまる一冊表題作。
ある日隕石が落ちてきて、そこからどんどん奇妙な現象が広がっていくお話。
徐々におかしな植物が成長し、それは家畜、そしてやがて人間までじわじわと侵食していく。何が相手なのか分からない怖さ。
白黒なのに、何とも名状しがたい不気味な色合いが脳裏に浮かんで身震いする…。人智の及ばない世界だ。 -
今回は短編集ではなく一本の作品の漫画化で、それなりの厚みがある。面白かった。なすすべのない驚異というやつは本当に怖いな、ぞっとした