バニー坂 (ビームコミックス)

著者 :
  • KADOKAWA/エンターブレイン
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本棚登録 : 39
感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784047308718

作品紹介・あらすじ

漫画家・中村哲也がこれまでにFellows!&ハルタ誌上にて発表してきた、バニーガールと自転車と坂道漫画の集大成! 授業中居眠りした姫川さんをみんなで着せ替え――「昼下がりの女王様」。ロードバイク派とマウンテンバイク派の女子高生が最速をかけて勝負――「坂がちガールズ」。深夜、通行人の女性から網タイツを脱がして集める悪のバニーガールを追い詰める者の名は――「バニー刑事」、ほか全10篇の漫画を1冊に収録! 巻末には豪華4色32ページのコメント付きイラスト・ギャラリーも楽しめちゃいます。

感想・レビュー・書評

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  • 『デュエルファイター刃』の著者が短編集を出していたので読む。自転車・魔女・バニーガール、どれかのワードでピンときたらきっと満足できる、そんな感じ。

  • インパクトのある表紙に惹かれ、購入してみた
    結果は大当たり
    やっぱ、自分の勘を信じて正解だった、と安堵させてくれた
    あくまで、私個人の受け止め方なので、全くの見当違いって可能性もあるのだが、この手の短編を纏めた作品集の方が、漫画家は自分の好きなモノを詰め込めるからか、こう、絵やストーリーに伸び伸びとした感じがある
    その身軽さと自由度の中で培った地力の高さがあるからこそ、制約が生じる連載で、よりファンの心を掴めるんだろう
    やっぱ、初見の作家は、短編集から入った方が正解か
    一応、断っておくと、私はバニーガールに対し、特段、強いこだわりはない
    しかし、美少女がバニーガールの紛争をしてたら、目の保養にさせてもらう
    女性からしたら、男ってバカだな、と思う事かも知れないが、バニーガールにはロマンがあるのだ
    獣っ娘のコスプレではなく、バニーガールと言う独立したジャンル、エロさがウサ耳、ボンテージ、網タイツ、この三つに宿っているのだろう
    巻末のカラーイラストも含め、中村先生のバニーガール好きがとことん伝わってくると同時に、自転車への熱も読み手の胸を直撃してくる
    どちらかと言えば、私は中村先生の描く、『シャカリキ』の曽田正人先生、『オーバードライブ』の安田剛士先生、『弱虫ペダル』の渡辺航先生、『ろんぐらいだぁす!』の三宅大志先生、そして、『南鎌倉高校女子自転車部』の松本則之先生のそれとも違う、自転車の疾走感にシビれた
    自らペダルを回転させる二輪車、その名に恥じぬ、生きた速さが、絵に宿っており、飛び散る汗の美しさ、激しくなっていく息遣いや、熱を帯びていく鼓動が聞こえ、全力を出しきった事がある者にしか同調できない達成感も伝わってくる
    やっぱ、自分の好きだと思うモノを本気で描ける漫画家の作品には、理屈じゃ説明できない面白さがあって、漫画読みのレベルを上げてくれる
    次回作が楽しみ。個人的にゃ、強さを認め合える対等なライバルがいなきゃ青春は面白くない、と思った一推しの『坂がちガールズ』を下地にした青春モノを描いて欲しいのだけど、とんでもない展開とオチで笑いが止まらなかった、ある意味、サブタイトル詐欺な『かわいそうなりゅう』みたいなコメディも大歓迎
    この台詞を引用に選んだのは、耳が痛いなあ、と思ったので。どんな職に就いているにしろ、自分の道具を大事に出来ない者は大成できねぇか

  • ため息が出るような絵のうまさ。みずみずしい描線でものされる大胆かつ軽快なアクション、喜怒哀楽豊かなキャラたちの表情変化……。まさしく眼福眼福。

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著者プロフィール

共栄大学国際経営学部教授

「2023年 『大震災・原発事故のインパクトと復興への道』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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