それってキセキ GReeeeNの物語

著者 :
  • KADOKAWA/角川マガジンズ
4.29
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本棚登録 : 170
感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (528ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784047313712

作品紹介・あらすじ

今年、デビュー10周年を迎えたGReeeeNの初の単行本が発売決定。
歯科医のため、今もなおそのプロフィールが明かされないGReeeeN。 彼らが“これまで歩んできた真実”を元に綴った人間愛の物語。 本作は、アスリートやアーティストのノンフィクションでベストセラーを重ねる作家・小松成美が4年に及ぶ取材を重ね完成した長編青春小説となっている。
そこには、リーダーHIDEと、兄でありプロデューサーであるJINとの、兄弟の生い立ち。そしてメンバーnavi、92、SOHとの出会いと青春の日々、GReeeeN誕生の瞬間、メンバーの絆が克明に綴られている。
歯科医として活躍しながら、ミリオンセラー・アーティストまで上り詰めたGReeeeNの“奇跡”と“軌跡”の物語が、ついに明らかに!

その時、『キセキ』がHIDEの耳に届いた…

震災から1か月以上が過ぎても、ほとんどの人たちはいまだ自宅に戻れない。放射能汚染は日を追って深刻さを増していたし、除染など到底追いつかない現状で、子供たちは公園や学校の校庭で自由に遊ぶことも禁止されていた。小学校の5年生か、6年生。何、聴いているんだろうなぁ? イヤホンから流れ出しているはずのメロディを、英篤は想像していた。そして、2人の横を通り過ぎようとした時、彼女たちが口ずさんでいる歌が耳に届き、英篤は立ち止った。

♪日々の中で 小さな幸せ 見つけ重ね ゆっくり歩いた『軌跡』
僕らの出会いは大きな世界で 小さな出来事
巡り合えた それって『奇跡』                       (第7章 『キセキ』より)

感想・レビュー・書評

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  • 熱狂宣言などのノンフィクション作品を多く出版されている小松成美氏がアーティストGReeeeNについて取材に基づいて書かれたノンフィクション小説。

    「キセキ」などのGReeeeNの楽曲の誕生秘話や素顔を明かさずに歯科医とアーティスト活動を両立しているメンバーの苦悩、出世など本書でGReeeeNの様々な横顔を知ることが出来ました。
    楽曲の秘話のなかでも「BE FREE」の話は感動しました。
    またHIDE、navi、92、SOH各メンバーの生い立ちや出会いを知ることでよりGReeeeNへの思い入れも深くなり、また所属事務所の山﨑氏のことも詳しく書かれており、インディーズからメジャーへのデビューにあたり素顔を隠さず活動していくことへの挑戦、そしてHIDEの東日本大震災時の行動、歯科医として検死に望む姿には心打たれるものがありました。

    生まれ持った才能と音楽との出会い、それを育んだ高知や郡山市、そして国家試験時に見せた歯科医としての覚悟など4人とHIDEの兄であるJINの存在など素顔を明かさず活動するGReeeeNの楽曲以外から見えてくる素顔は熱く、暖かいものでした。
    それがまた楽曲を聴く際に深みを増すとも感じました。
    そして、チームGReeeeNの絆の強く感じることのできる一冊でした。

  • GReeeeNについて結成秘話からその後の活動まで細部にわたって書かれていて、改めてGReeeeNというグループの凄さを知ることができた。涙が止まらなかった。

  • ◆きっかけ
    週刊ダイヤモンド2016/7/23号 p99
    む、い図なし。2017/12/28

  • 【あらすじ】
    今年、デビュー10周年を迎えたGReeeeNの初の単行本が発売決定。
    歯科医のため、今もなおそのプロフィールが明かされないGReeeeN。 彼らが“これまで歩んできた真実”を元に綴った人間愛の物語。 本作は、アスリートやアーティストのノンフィクションでベストセラーを重ねる作家・小松成美が4年に及ぶ取材を重ね完成した長編青春小説となっている。
    そこには、リーダーHIDEと、兄でありプロデューサーであるJINとの、兄弟の生い立ち。そしてメンバーnavi、92、SOHとの出会いと青春の日々、GReeeeN誕生の瞬間、メンバーの絆が克明に綴られている。
    歯科医として活躍しながら、ミリオンセラー・アーティストまで上り詰めたGReeeeNの“奇跡”と“軌跡”の物語が、ついに明らかに!

    その時、『キセキ』がHIDEの耳に届いた…

    震災から1か月以上が過ぎても、ほとんどの人たちはいまだ自宅に戻れない。放射能汚染は日を追って深刻さを増していたし、除染など到底追いつかない現状で、子供たちは公園や学校の校庭で自由に遊ぶことも禁止されていた。小学校の5年生か、6年生。何、聴いているんだろうなぁ? イヤホンから流れ出しているはずのメロディを、英篤は想像していた。そして、2人の横を通り過ぎようとした時、彼女たちが口ずさんでいる歌が耳に届き、英篤は立ち止った。

    【感想】

  • 内容は、それぞれのメンバーがグリーンになるまで、
    どのような家庭に生まれ育ち、中学高校時代を経て、
    郡山の大学の歯学部で、出会ったか…。
    歯学部への受験勉強、歯科医になるための国家試験、
    それと音楽活動の両立、東日本大震災時の病院の様子等、まるでドキュメンタリーを見ているような、臨場感あふれる小説です。
    部活に入っている学生さん、受験勉強中の学生さん、
    将来の道に迷っている人々に、大変励みになる小説です。メンバーそれぞれ歯科医にならなければならない理由があり、それを捨てて、音楽の道に進むのではなく、両立させていく姿は、二足の草鞋をはく人々に、
    生き方のヒントになるはずです。
    おすすめです。

  • ↓利用状況はこちらから↓
    https://mlib3.nit.ac.jp/webopac/BB00537858

  • 歌詞に込められた想いが理解出来て、節々にかいてある歌詞を読みながら音楽を聴いたら泣けてしまった。

    それぞれが遠回りしながらも、プライベートを大切に、愛情を持って音楽を創っているのだなと感じた。

  • GReeeeNのメンバーがどのように出会って、どのような人生を歩んできたかがわかった。

  • 浜松のGRCReWの人
    JR浜松駅に有る谷島屋本店
    『メイワン8階』に沢山有ったので
    手にしてみると良いよ❗️

    英篤→HIDE
    学人→naviなど
    メンバーの名前も記載されてるよ!
    あと、歌詞も書いてある!
    メンバーの集結や
    秘密情報も分かる!
    値段1900円ほど!

    GRCReWは読もう!

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著者プロフィール

一九六二年横浜市生まれ。広告代理店
勤務などを経て八九年より執筆を開始。
主題は多岐にわたり、人物ルポルタージュ、
ノンフィクション、インタビューなどの作品を発表。
著書に『YOSHIKI /佳樹』『全身女優 私たちの森光子』
『五郎丸日記』『それってキセキ GReeeeNの物語』
『虹色のチョーク 働く幸せを実現した町工場の奇跡』
などがある。

「2020年 『M 愛すべき人がいて 愛すべき人がいて』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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