知らないと恥をかく世界の大問題 (角川SSC新書)

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著者 : 池上彰
  • 角川SSコミュニケーションズ (2009年11月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (182ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784047315044

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知らないと恥をかく世界の大問題 (角川SSC新書)の感想・レビュー・書評

  • 世界の問題について知りたくて読書。

    知っているようで、実は、何も知らなかったということを氣づかせてくれる。著者の取材と読書量の賜だと感じる。

    たとえば、全体で10くらいあるとしたら自分は、1くらいしか知らないのだと思う。

    本書の内容は、その後、特番で放送されているので断片的に知ることができる。世界3大宗教、イスラム教については勉強となる。

    情報化社会と言われて久しいが、実は、受け身なだけで、自分から能動的に学んだり、知ろうとする態度は、失われつつあるようにも考えた。

    発展する国かどうかは、書店を見ればわかる(p16~)
    著者らしい素晴らしい視点。確かにその通りだと思う。

    日本はオンライン化、大型店舗化して、減っているとはいえ、まだまだ書店があると思う。特に日本は、人的資源の国なので、読書する人が減る=国力の低下に直結しているから切実な問題だ。

    私は、インプットの効率性から電子書籍は、紙の書籍を凌駕する存在にはならないと考えているので、今後、いろいろな国を観察する時のよい氣づきとなる。

    読書時間:約45分
    (12月16日完読)

  • 政権交代の時代に出版された本。
    以下、印象に残った5点をまとめた。

    p15
    発展するかどうかは書店を見ればわかる。
    ラオスは社会主義独裁政権で意図的に愚民化政策を取っている。政治的には安定しているが、経済発展は難しい。

    p27
    EUがなぜまとまりを保っているのか。
    それは、それぞれの国が資本主義(政治)で民主主義(経済)でキリスト教(宗教)の国だから。

    p28
    宗教・民族・資源の3つの対立構造があり、イスラム圏には全て揃っている。だから戦争も起こりやすい。

    p77
    インドではカーストという身分制度がワークシェアリングを促す。発展の鍵。
    ITはカースト問わない。インディアンドリーム。
    民主主義がインド発展の妨げ。発展するには開発独裁が手っ取り早い。

    p179
    民主党、自民党の哲学の違い。
    民主党 : 家庭は個人の自由
    自民党 : 古くからの家族感。前近代的

  • 上の娘がもうすぐ中学生というお年頃になり、世界の時事ネタにも少しずつ興味が出てきた様子な今日この頃。
    いろいろ話をしていると、断片的には記憶に残っている様々な国際政治ネタながら、それらの相互関係や因果関係などを踏まえ、ストーリー仕立てで語れるほど頭の中では整理されていないと感じることが多々あり。
    これは良い機会とばかり、池上先生のいつもの名調子を想像しつつ、現代史のおさらいを...と手に取った本書。

    本書の出版年は2009年10月。
    今から遡ること7年前。
    2008年のサブプライム・ローン問題からリーマンショック、オバマ大統領の就任。
    日本では民主党政権誕生直後あたりでしょうか。
    近いようで遠いような時代ですね。

    本書の構造としては、
    まずは当時の「世界の勢力地図」を占うキーワードから始まり、
    アメリカの転落ぶり、それを踏まえた次なる覇権国…中東か?ロシアか?はたまたインドや中国?
    現在でも続いている二酸化炭素問題などの世界の問題点、中東や北朝鮮など世界各地の国や地域間の衝突、
    そして、政権交代直後の日本が抱える問題点など。

    本書を読んでいると、幅広いテーマながら、要点を絞りつつ、いつもの池上先生のあの語り口調で、分かりやすく解説いただいているような感覚になります。
    もちろん、広範囲なテーマである一方、紙面は限られているので、テーマごとの深堀りには向いていません。
    なんだかいろいろなテーマがテンポよくポンポンと語られては消え、語られては消え...といった感触。
    しかしながら、当時の世界の構造・出来事・課題などを総体的に、ストーリーをもって捉えることができます。
    当時の国際情勢に関する頭の中のマッピングや整理整頓ができ、これをベースとしてより広範囲で深い情報を肉付けするのにちょうど良い骨格作りができると思います。

    また、時折、該当するトピックスにまつわる事象や歴史の基本的な解説をいただけるのが、たいへん有難い。
    私自身の理解が不十分であったことや、そもそも全く知らなかったことなどにも、気づかせてくれ、必要な情報やその取っ掛かりを与えてくれます。

    現在、本シリーズはパート7まで出版されている模様。
    こういった書籍に触れて、自らの記憶や頭の中の情報整理も大切なことですね...と実感させられる一冊です。

  • 2009年初版の本。家の本棚にあったので2016年現在、今更読んだ。内容は古いが当時の情勢が分かりやすく説明されていると思った。

  •  話題の諸問題について、「なんで」そうなったのかが、わかりやすく説明されている。
     各問題を取り巻く大きな流れの他、インドのIT成長とカースト制度との関係など、「なるほど、そーいう事情もあったのか」と思わされる小ネタも盛り込まれていて、「出来事の背景を知る」楽しさを味わえる書。
     それにしても池上さんの説明はわかりやすい。 難しいことを面白おかしく説明する人もいるが、面白いだけでは何も残らない。 一番大事なのは、やっぱりわかりやすいことなのだ。
     わかりやすければ面白くなる。 その面白さは「知る」面白さ。 自分をちょっと勤勉にしてくれるありがたーい面白さなのだ。

  • 2009年11月に出版された池上彰さんの
    世界のニュースを歴史を交えて書かれた著者です。

    この当時から今(2016年8月)でも引きずっている問題はパレスチナやシリア、イスラム圏の国同士の領地争い、アルカイダから派生したイスラム過激派。

    中東のイザコザを解決する1つの案として
    日本の助けが挙げられていました。

    これまで読んだ池上彰さんの著者で重なる部分があるので、読みやすく理解しやすいのです。

    他のシリーズも読み進めて世界のニュース、経済まで幅広い知識が得られる良本です!

  • 自民党の一党独裁体制が終わりを告げ、民主党の新しい政治が始まるようです。
    内容古すぎて、今読む(聞く)と逆に面白い。

  • 7年前の作品。
    世界のお金の重心はアメリカから東へ動いていた。
    街に若者の集まる大きな書店があるかどうかで国が発展するかどうか見極める見方はおもしろい。
    レームダック(よたよた歩きのアヒル)だらけの日本は大丈夫だろうか?
    一党独裁だと物事は効率よく進む代わりに国民の不満はたまる。
    民主主義だと最低限の国民の同意の上で物事は進むが、そのスピードは遅い。
    カースト制度にはまらないIT以外の新たな産業が生まれるとインドはさらに加速すると思われる。
    国に頼らない自立した個人にならなければならない。

  • 以前から池上彰のニュース解説はけっこう好きなので、人気シリーズである本書を手にとってみた。刊行が2009年ということで、若干古いかなと思ったが、たとえばロシアや中国の覇権主義的なふるまいはまさに最近起こっていることなので、いま読んでみても非常にタメになる部分が多い。世界金融危機なんかも、解説は何十回も見た記憶があるが、あらためて整理できたのはよかった。さすがに政権交代への期待――けっきょく空回りに終わり、いま読むと虚しさも感じる――など、内容が古びている部分もあるのだが、それを含めて確実に現在の日本、世界というものが存在しているので、読めたこと自体には意義があると思う。あまり個人の意見を表明するイメージがない著者であるが、郵政民営化へのスタンスなどが垣間見られることもなかなか興味深い。毎日新聞を読んでいても、すぐには把握できないことも多いので、こういったシリーズも時折読むことで、これからも智識を整理してゆければと思う。

  • 今更ながらですが、池上氏のこの世界の問題シリーズを読んんでいなかったので、シリーズを購入。最近5巻が出たようで…。確かに大変わかりやすくまとめているので読みやすい。 「私なりの【その国が発展するかどうかの見方】をお教えしましょう。それは街に大きな書店があり、そこに若者が大勢いるかどうかなのです」 世界を実際に見ている池上さんの見解であるが、なるほどと納得する。日本の街中ではどうだろう。

  • 今となってはやや古い内容ですが、サブプライムローン、リーマンショック、政権交代、年金問題、等当時話題になったトピックについて分かりやすく解説されてます。

  • 池上彰さんの本は私の教科書。本当に解りやすくてためになる。

  • 世界でおきている問題の入り口をぽんぽんぽんっておいてひとつずつ覗いていくかんじの本。

    問題の概要をざっくりと書いてくれてます。わかりやすいです。
    けど逆に言えば、浅くしかわからないです。

    社会のことを知りたいけど時事用語もわかんないという方が最初に読むにはもってこいの本だと思います。

  • なぜ、教科書を読み、授業を受けていたのに、私は全然社会を、世界を知らないのだろうか?
    ということをこの本を読んで考えていたのですが、
    その違いは「責任をもって自分の意見を述べている」なのかな、と感じました。

    教科書は、検定に沿って、検定で事実として認定されていることしか述べられていない本。
    その冊子を使って、各教師が責任をもって、自分の意思を含めて生徒に教える。
    社会科の好き嫌いや、大人になってからの理解は教師の力量が関係しているのではないでしょうか。

    この本では池上さんが、自分の責任で、個人的見解を述べています。
    それも含め、話しことばで語られるこの本を、池上さんの授業的を受けている感覚で
    読んでいきました。

    起きている現象に対して、基本の理解をし、発生した現象をきっかけに物事が動き、
    社会情勢がつくられていく。
    その構造をきっちりひもといて頂いて、助かります。「なぜそうなったのか?」
    を一つ一つ調べて理解していくというのはなかなかに大変ですので。

    池上さんの他の書物も読みたいと思いました。

  • 可もなく不可もなし

  • ・3/21 読了.3.11前の民主党に政権交代した直後ぐらいの著作なので、その後のこの人の見解も興味がある.ということで、次は2を読むんだけど、広く浅くですぐ読みきれて分かり易いのがいい.ただ、詳しく知ってる話題についての説明の仕方からすると、結構端折ってるようなので、正確には自分でも掘り下げないとだめだろう.

  • 分かりやすい解説でおなじみの著者が現在の国際問題を解説する本。
    分かりやすい解説でとても読みやすい。ただし取り扱っている内容は一般常識の範疇なのでより深く専門的に知りたい場合は他の文献をあたる必要がある。
    とはいえ入門書としては最適。

  • 選挙報道以来著者の歯に衣きせぬものいい(勿論裏打ちされた知識あってのことだが)に好感を持ち読んだ。こういった時事ネタは現状を確認するにはいいが将来を俯瞰するのには好まない。そういう意味で、民主党政権、中東の春、円高を挟んでの読了は非常に参考になる。
    特に、教育レベルと経済の発展の相関についての著者の考察はよい。著者は記者であり学者ではないので無理だとは思うが、もう少し掘り下げた研究をよんでみたい。
    しかし、著者の冷静でブレない記述は素晴らしい。きっと今同じ話題を論じてもベクトルは変わらないのだろう。

  • タイトル通りの内容がさらっと紹介されているが、深く掘り下げられてはいない。数年たって読むと、このころはじまったニュースに決着がついていたりする(AIGの話など)。アメリカの民主党と共和党の違い(大きな政府と小さな政府などの立場の違い)は勉強になった。

  • ほんと、知っておくべき世界の問題が分かりやすく書いてある。
    日本人は自分の納税額を知ってタックスペイヤーであるという意識を持つべきだという意見には同感!
    年金制度をどうすべきかとか池上さんの意見が聞きたかったな。

  • 相変わらず新しい視点(ニュースを見るための常識)を与えてくれる。

  • ひろーく、あさーく
    短いのに分かりやすいのはさすが

  • 共感した点:発展する国かどうかは、書店をみればわかるというクダリ。
    "街に大きな書店がそこに若者が大勢いるかどうか"だと池上氏はおっしゃる。
    ん~~私の住む町には本屋がない。

    あとは、少し時代が変わってしまった政治の話とかは、今につながるのでなるほど・・・と読む。

  • 池上さんの本が読みたくって、図書館に昨年から予約していたのがやっとの思いで手にできたが、残念、ちょっと内容が古かったかな。でも、参考になった。世界情勢は常に動いてるのが実感!

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知らないと恥をかく世界の大問題 (角川SSC新書)の作品紹介

リーマン・ブラザーズの破綻で始まった世界金融危機。その後、日米ともに政権交代が実現し、金融危機後の新しい世界の在り方が模索されている。そこで、日本はもちろん、世界におけるさまざまな問題点をとりあげ、その中身を理解し、来るべき新しい時代の世界の潮流を読み解く。わかりやすいニュース解説で定評のある、頼れる"お父さん"池上彰さんがズバリ答える。知らないと恥をかく世界のニュースが2時間でわかるおトクな一冊。

知らないと恥をかく世界の大問題 (角川SSC新書)はこんな本です

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