知らないと恥をかく世界の大問題3 角川SSC新書
- 角川マガジンズ(角川グループパブリッシング) (2012年5月10日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (205ページ)
- / ISBN・EAN: 9784047315761
感想・レビュー・書評
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テレビなどのメディアでも有名な池上彰による、世界情勢と日本の立場を綴った一冊。
著作年が2012年と弱冠古いものの、何よりわかりやすく、普通に勉強になった。 -
シリーズ三作目。やっぱり考えさせられるのは震災後の日本。
脱原発。高齢化社会。国の借金。
いつこの国は破綻するのか本当に心配です。 -
韓国は北朝鮮と統一するといきなり核保有国になる。
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日本、あるいは日本人は、とても世界で愛されている。
吉田茂は日米関係を重視し、アメリカ軍に防衛を依拠することで、軽武装国家・日本を実現し、防衛費を節約して経済を発展させようとした。
これに対して、鳩山一郎→岸伸介→中曽根康弘に引き継がれた流れは戦力を放棄した憲法の改正を通じて独自の軍備を増強し、独立国家・日本を重視した。
「保守政党」のはずの自民党は改憲を考える「革新」で、「革新政党」のはずの社会党は護憲という現状維持の「保守」という不思議な構造。
社会党は平和憲法さえ守れればいいので国会の1/3を確保してればよく、過半数を取る意欲がなかったので長らく政権交代がなかった。
TPPで議論されるのは21分野。関税に関するのは2分野のみで、その他は関税には関係がない。
日本はアメリカとの交渉はずいぶん経験を積んできた。が、アメリカとの交渉の経験は中国には応用できないでしょう。
13億人の国のトップというのは、ライバルを蹴落とし、裏切り、権謀術数で勝ち抜いてきた人物。そういう人間を相手に、「勉強ができる」というだけでキャリア官僚になった人たちがどこまでやれるのか。
2011年、日本には世界各国の政府やNGOから義捐金が寄せられ、スーダンを抜いて世界第一位の被支援国に。 -
どこかのタクシー運転手が日本人から金をとらないという話は印象にのこった
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何度も見返せる本。
知らない世界のことも興味が湧いた。