心がスーッと晴れ渡る「感覚の心理学」 角川SSC新書

著者 :
  • 角川マガジンズ(角川グループパブリッシング)
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本棚登録 : 218
感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・本 (199ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784047315860

作品紹介・あらすじ

内政も外交も行き詰まり、将来不安とともに生きづらさが増しています。心が暗くなりがちですが、さわやかで心地いい感覚は周囲が与えてくれるもの、という思い込みをしていませんか。心は自分でコントロールするものであり、さわやかさは自前でつくり出すことができるのです。身体の中から湧き起こるさわやかな感覚、心が洗われていくような「内発感覚」をインプットすることで、心の軽さがキープできることを伝えていきます。

感想・レビュー・書評

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  • 心理学者としてTVにも良く出ている名越氏による一冊。

    「心は四頭立ての馬車」などと名言も飛び出す反面、後半は弱冠スピリッチュアルな感が。

  • 2014/09/16
    復路

  • 前作はとても共感できたのですが、今作は何でも祈れば救われるみたいなところに収束していってあまり共感できなかった。
    祈っても解決できないから困ってるわけで。
    「内発感覚」の話にしても、そういうものを感じすぎてしまうから心を病んでしまうのではないかな、と思ったり。

  • 心は4頭立ての馬車
    自分は、御者。
    手綱で感じるのが、内臓感覚。
    体が先に異変を察知する。それをうまく利用すると、心に余裕が出来る。あわてないですむので、冷静に、本来の判断が出来る。
    感謝が心のさわやかさを作り出す。
    継続するには、方法、論理、エピソード、後はリスク。
    自分の心に勝つ事が勇気、果敢な行為。

  • 精神医学=西洋医学と思っていたので衝撃。 心の東洋医学というか、
    オカルトとも取られかねない内容で、事象→原因追及の心理学者より、
    器質→事象の印象が強い精神科医としては信頼大丈夫かな?と心配になりました

    “守るべきものがある”ってことは、“自己を分散させられる”ということもできるという言葉、
    自分のことを考え支えるとき、自分一人ではウエイトが大きすぎるけれど、
    誰かに押し付けたり、相手の望まない形で渡すこともできない私にとって響きました
    相手にとっても望ましい方法で自分の負担も分散できるのは素晴らしいなと

    本の内容の多くは理解が追いつかなかったため、もう一度読み返したいと思います

  • 現代の生きづらさの解消には、内発感覚を大事にするとよい。それは祈ることで、生きる喜びを実感できる。

  • 気持ちよく、元気な心でいるための方法が示されている。
    身体、特に内臓の感覚、大いなる存在とのつながりを感謝できるような爽快感(内発感覚)の意識化、祈りの活用。
    問答形式で分かりやすいが、宗教やニューエイジの教えとも重なりながら、距離を置こうとする説明ぶりがもどかしく感じられた。
    13-16

  • なるべく実践しようと心がけてます。

  • ひとまず2週間、真剣に「祈り」をしてみようと思う。
    自分と心の距離を以前のような適切なものにできることを期待したい。

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著者プロフィール

1960年、奈良県生まれ。精神科医。相愛大学、高野山大学客員教授。専門は思春期精神医学、精神療法。近畿大学医学部卒業。大阪府立中宮病院(現:大阪府立精神医療センター)にて、精神科救急病棟の設立、責任者を経て、1999年に同病院を退職。引き続き臨床に携わる一方で、テレビ・ラジオでコメンテーター、映画評論、漫画分析など様々な分野で活躍中。主な著書に『驚く力』(夜間飛行)、『自分を支える心の技法』(医学書院)、『どうせ死ぬのになぜ生きるのか』(PHP新書)などがある。

「2015年 『日本の反知性主義』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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