「むなしさ」を感じたときに読む本 (角川SSC新書)
- KADOKAWA/角川マガジンズ (2014年11月10日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (171ページ)
- / ISBN・EAN: 9784047316584
感想・レビュー・書評
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精神科医らしい正論。べきをやめようとか、何のためにをやめようとか、確かにそうなんだけど、それが簡単にできないからむなしさに苛まれているのだけど。
やってみようと思うのは、与えることかな。見返りを求めず、ただ相手のことを思って与える。自分ができる範囲のことを。それを誰かと比べたり、評価して落ち込んじゃうんだけど、少しでもそれを減らしてやってみたい。
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事例は多いが短文のため、共感性が低かった。
対応方法も抽象的で頭に残らない。
永田町での著者の体験談が良い。ただこれは他書ですでに紹介されているんだな。
最後の章になって、うつ病との関連が扱われるが、ここからが実は本領を発揮しなければならないのではないだろうか。著者は精神科医なのだから。
ただ悪書ではない。むなしさは変化を求めるシグナルという主張は腑に落ちる。 -
読んで納得する部分が多々あり。自分は心の中にむなしさを抱えていると実感した。むなしさからどう前向きに切り替えるか、気持ちの持ち方が解説してあるので、参考になった。
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むなしさってのは日常的に誰しもが感じるもの、というくらい普遍的な事例がいくつも出てくるんですが、どうも自分が感じているのはむなしさではないかもしれない…それはともかく完璧主義者が陥りやすい自己犠牲的な鬱の世界といいますか、思考パターンというのはなかなか変えられないですけどクセをつけるための提言ってのがちゃんとあるなと思います。憎まれっ子世にはばかるってのは、このことの裏返しなんだなと…。