華アワセ 唐紅/うつつ編 (エンターブレインムック)

  • KADOKAWA/エンターブレイン
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感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (1ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784047330511

感想・レビュー・書評

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  • 待ちに待った唐紅せんぱいのお当番回。
    前2作、メインになると好感度が下がるという事態でしたが、今回はそんなことはなく。(単に唐紅せんぱいが好きなだけかもしれない)

    ずいぶん全体像が明らかになってきましたが、未だ不明な部分が多く、次作いろは編に続いていきます。
    前2作をやり直して確認したいこともたくさんあります。

    周回プレイは楽です。
    1回通った分岐は再プレイで選択できます。
    唐紅クリア→うつつシナリオ、うつつクリア→いろはシナリオが開放されます。

    今回は3度目のツキ…4月19日にみことが五斗街で殺されてしまい唐紅が発狂し、うつつを追放。
    うつつの恨みで唐紅はみこととは結ばれない運命になる。
    (そのせいで3度目のツキを無限ループ??)
    鬼札が現れず、唐紅が学校を買収してみことをムリヤリ桜花の水妹にするところから始まる。

    みことが華園ではなく開闢高校に通っていて、姫空木もそこにいて…と前2作と全く違ってびっくりしました。
    姫が華園と関係なくみことと関わりを持っているのが嬉しいような切ないような。

    ◇プレイ順
    唐紅→姫→蛟→うつつ→いろは→共通→唐紅

    ◇唐紅
    いつものごとく、くれなゐ様ですが、泉姫に覚醒するすなわち帝のものになる、寅家の嫡子という立場が盛り込まれていて好きなルートだった。
    唐紅のルートなのに途中華うつしばっかりやっていてぜんぜん出てこないとかあったけど、いつものこと。
    みとこをかばって死ぬ、というのは”女を守る”というくれなゐ様の流儀でらしいなぁと思った。
    みことが唐紅をかばって死にかけた後、「くるっちまうかと思った」と言っていたので、母親のことを含めても3度目のツキでみことが殺されているのを目の当たりにした唐紅が発狂したというのを納得してしまった。
    蛟編・姫空木編の彼のシナリオをやり直したい。

    ◇姫
    姫は姫だった…。
    月光の五光が花神で、茉莉花がパートナーという新鮮な設定。
    姫ルートではやっぱりそこが絡んでくる。
    チャリスも出てきた。
    姫センパイはみことが好き、の状態から始まるから分岐の部分は全く違和感なかったんだけど、唐紅せんぱいの魂を探すっていうのはどこいった?と途中思わなくもなかった。

    ◇蛟
    みっちーなぁ…。
    今回は一族みんないない(生き残りはちらばっている)設定。
    数斗の一人ソードが蛟の母とそっくりであるというのが分かる。

    ◇うつつ
    うつつのシナリオだけを見ると、”ケ”の存在、”祈り子”であるということ…がクローズアップされて、よかったなぁ…となるんだけども、うつつの分かっているけれどあえてそうしている、みたいな部分が苦手だ。
    唐紅やいろはへの仕打ちがどうにも…。

    ◇いろは
    まさにいろは編に続く!みたいな感じで終わった。
    これまでのまとめっぽかったです。
    なぜいろははいつも死ぬのか。みことと思いを交わせないのか。
    それは8月15日にみことが死んだ、という運命をなくすために流転の咎を生んでいたから。
    その代償としていろはは「みことを好きになれない」。
    うつつは「祈り子として生きる」なので、どうも代償の差が大きい気がする。
    ”カラクリ咎”を使って1つずつ明らかにしていくというのが種明かしになっていて面白かった。
    このルートほど、みっちー…(泣)となることはない。
    蛟の父は出流先生でみことを殺してて…しかも母を殺してしまって…ってもうなんだかどうしようもなかった…。

    みことの血縁の父は天城さんのよう。(五斗さん)
    それが泉姫になれる理由なのかな?

    いろは編が楽しみです!

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