空と鏡界の守護者 3 (ビーズログ文庫)

著者 :
  • KADOKAWA/エンターブレイン
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本棚登録 : 31
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784047341005

作品紹介・あらすじ

エリルとリトの友人ターニアとユークが、精霊祭に現れた魔物を倒した後昏倒。
なかなか目覚めない二人を心配するエリルだが、そこにユークの親類らしき女性がやってくる。
やたら学園の内情に詳しく、リトとしか連祷できないエリルに興味津々な彼女は、突然ターニアの抱える秘密を告げてきて!? 
憧れの女に年下男子の想いは届くのか!? ――全ての謎が明かされる最終巻!

感想・レビュー・書評

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  • 1~3巻まで読了。ワンコ系年下男子が珍しくて楽しく読みました。
    エリルが凄く真面目で、真っ当な考え方をする子で良かったです。
    一連の事件も綺麗に纏まっていてすっきりとしています。
    欲を言えばもう少し恋愛要素があると嬉しかったです。

  • 年下ヒーローがどうなるかと思ったら、最終的には結構しっかりしてくれて満足。
    もうちょっとロマンスな感じもほしかったような気はするけど。
    みんなでワイワイ大団円も嫌いじゃない。
    ヒロインたちよりも、親友ペアの方がイチャラブしてたのでは…って気もしなくもないけど、そこも含めて色々いじられてるのかと妄想すると楽しいかも。
    全体的にちゃんと解決してるので、読後感はすっきり。

  • ラスト巻です。
    壮大な話を一気にまとめたボリューム感。
    物語は学園から精霊王が結界を張った300年前以来の大きな問題に変化。エリルの使命や大きすぎる力の謎や魔物に関してが明らかになりつつ、友人ターニアとの友情が大きなウエイトを占めます。
    1・2巻で楽しかった年下男子とのラブコメ要素はほとんど消え去り、リトとの関係はかなり横に置いてきぼりにされたのは残念だが、仲間とともにエリルの成長する姿は、スッキリする読後感だった。
    http://books117117.blog110.fc2.com/blog-entry-5310.html

  • シリーズ最終巻。分厚っ!!って思いましたが読み応えは満載でした。

    前巻で精霊祭が終わり生徒たちは日常の生活に戻るもののエリルたちはそうもいかなかった。連禱でものすごい力を出し魔物を退治したターニアとユークは昏倒。ターニアに至っては数日たったにも関わらず目覚めない。そんな中嵐到来。ユークの自称姉だと名乗るグリンダがパンディアに現れたことで事態は一変。グリンダ研究所の所長であるグリンダは研究の一環で知り得た事実をターニアに告げ、それを知ったターニアは絶叫。そしてその事実はエリルにも関係あることで…。

    リトに続きターニアとユークも連禱できないとか、まさかターニアがエリルの故郷の滅ぼした洪水の元凶だったとか、アスラ殿下と副学長が異種に関係してるとか、ハイヤーン先生の正体とか、もう諸々まさか!の出来事が満載すぎて頭の中がパンクするかと思いました。けれどエリルとターニアの関係とかリトとユーク、それから守護者たち同士の友情など胸を打つ展開が多く、読後感も良かったです。ただ詰め込み感が凄かったので2冊ぐらいに分けて発売してくれたらもうちょっとじっくり楽しめたのにな~と思ったり。まぁ大人の事情等もあるでしょうからね(笑)アスラ殿下の境遇とその最後もあっさりしていて残念でした。リトの恋愛模様も。エリルとくっついた後の状況なんかも読みたかったな。けど好きな作家さんなので次回作も期待しています。

  • 【ネタばれ感想注意】

    シリーズ3冊目にして最終巻です。

    少女小説に良くあるサブタイトルで巻数を決めているのではなく、分かりやすい連番なのも好感が持てる作品でした。
    最終巻という事で無理矢理詰め込んだのか、本の厚さにびっくり。(^_^;)
    頁数を確認したら、300頁を越えていました(笑)。

    エリルの故郷が壊滅した原因とターニアが関係していた事は予想外でした。
    あと、新守護者達の条件が「連祷出来ない事」というのは、個人的には後から取って付けたような無理矢理な感じを受けました…。
    黒幕だったアスラの最期も意外と呆気なく、炎の異種の核と一緒に姿を消す展開ならば、まだまだ物語は続けられそうだと思いましが、3巻で完結させるには仕方なかったのかなと大人の事情を垣間見た気分です…。

    ハイヤーン先生の正体も、実はエリルの生き別れの兄ではないかと予想していたのですが、見事に外れました(笑)。
    エリルに過保護だったのは、同じ守護者として、運命を共にする者としての仲間意識だったという訳ですね…。

    最終巻では全ての謎の解明と友情話にスポットが当てられてしまった為に、リトの恋愛が全然進展せずに終わってしまいました。
    最後は守護者達が仲良く和気あいあいといった感じの友情エンドで終わるのですが、出来ればリトとエリルがちゃんと結ばれたその後も知りたかったです!
    3巻で上手くまとめたとは思いますが、やっぱり駆け足気味というか、「頑張って3巻に詰め込みました!」感があって、とても残念に思います。

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