- Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
- / ISBN・EAN: 9784047341005
作品紹介・あらすじ
エリルとリトの友人ターニアとユークが、精霊祭に現れた魔物を倒した後昏倒。
なかなか目覚めない二人を心配するエリルだが、そこにユークの親類らしき女性がやってくる。
やたら学園の内情に詳しく、リトとしか連祷できないエリルに興味津々な彼女は、突然ターニアの抱える秘密を告げてきて!?
憧れの女に年下男子の想いは届くのか!? ――全ての謎が明かされる最終巻!
感想・レビュー・書評
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1~3巻まで読了。ワンコ系年下男子が珍しくて楽しく読みました。
エリルが凄く真面目で、真っ当な考え方をする子で良かったです。
一連の事件も綺麗に纏まっていてすっきりとしています。
欲を言えばもう少し恋愛要素があると嬉しかったです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
年下ヒーローがどうなるかと思ったら、最終的には結構しっかりしてくれて満足。
もうちょっとロマンスな感じもほしかったような気はするけど。
みんなでワイワイ大団円も嫌いじゃない。
ヒロインたちよりも、親友ペアの方がイチャラブしてたのでは…って気もしなくもないけど、そこも含めて色々いじられてるのかと妄想すると楽しいかも。
全体的にちゃんと解決してるので、読後感はすっきり。 -
ラスト巻です。
壮大な話を一気にまとめたボリューム感。
物語は学園から精霊王が結界を張った300年前以来の大きな問題に変化。エリルの使命や大きすぎる力の謎や魔物に関してが明らかになりつつ、友人ターニアとの友情が大きなウエイトを占めます。
1・2巻で楽しかった年下男子とのラブコメ要素はほとんど消え去り、リトとの関係はかなり横に置いてきぼりにされたのは残念だが、仲間とともにエリルの成長する姿は、スッキリする読後感だった。
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【ネタばれ感想注意】
シリーズ3冊目にして最終巻です。
少女小説に良くあるサブタイトルで巻数を決めているのではなく、分かりやすい連番なのも好感が持てる作品でした。
最終巻という事で無理矢理詰め込んだのか、本の厚さにびっくり。(^_^;)
頁数を確認したら、300頁を越えていました(笑)。
エリルの故郷が壊滅した原因とターニアが関係していた事は予想外でした。
あと、新守護者達の条件が「連祷出来ない事」というのは、個人的には後から取って付けたような無理矢理な感じを受けました…。
黒幕だったアスラの最期も意外と呆気なく、炎の異種の核と一緒に姿を消す展開ならば、まだまだ物語は続けられそうだと思いましが、3巻で完結させるには仕方なかったのかなと大人の事情を垣間見た気分です…。
ハイヤーン先生の正体も、実はエリルの生き別れの兄ではないかと予想していたのですが、見事に外れました(笑)。
エリルに過保護だったのは、同じ守護者として、運命を共にする者としての仲間意識だったという訳ですね…。
最終巻では全ての謎の解明と友情話にスポットが当てられてしまった為に、リトの恋愛が全然進展せずに終わってしまいました。
最後は守護者達が仲良く和気あいあいといった感じの友情エンドで終わるのですが、出来ればリトとエリルがちゃんと結ばれたその後も知りたかったです!
3巻で上手くまとめたとは思いますが、やっぱり駆け足気味というか、「頑張って3巻に詰め込みました!」感があって、とても残念に思います。