乙嫁語り 9巻 (青騎士コミックス)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 1693
感想 : 104
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (228ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784047343788

作品紹介・あらすじ

アミルの友人パリヤの恋模様を描く、好評コミカル第5シーズン! 布支度は進まないし、友達も少なく、自分の気持ちは上手に伝えられない。八方ふさがりのパリヤだが、お遣いの案内役をウマルが申し出たことにより物語は一気に急展開する!

感想・レビュー・書評

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  • 結構時間をかけて読んだ。
    途中、頬が緩んじゃうシーンが結構あって、久々ににやけたりした。
    読了した感想を率直にいうと感動した。
    面白かった。とてもいい巻だった。
    お幸せに。

  • パリヤさんが可愛くてニヤニヤしながら読んでしまった。

    ちょうど一巻から読み返していたのだけど、この
    巻で描かれるパリヤさんの話も一巻からの様々な細部の積み重ねなんだなぁと改めて思った。
    パリヤは最初からパリヤで、今もパリヤなんだけど、彼女が自分自身について思い悩んでいることが友人たちとの交流と彼女自身の勇気で少しずつ瓦解していくのを眺めてるとほんとに幸せな気分になる。

    ウマルとパリヤとの距離の縮まっていく様も定番の流れながらとても丁寧に描かれていて、ニヤニヤが止まらない。

    この人と一緒に生きていくことはとても素敵なことかもしれない、と思わせるのは多分劇的な、甘い言葉とかなんかではなくて日常の中で起こる些細な出来事をどう乗り切るか、という姿勢と行動なんだと思う。

    この人はこんな時こういう顔をするんだ、こういう風にしてくれるんだっていうような、信頼の積み重ね。


    家を守る為の結婚なんて窮屈そうだなぁって単純に思ってしまうんだけど、そう単純なことじゃないのよね。
    恋愛だけが人生の全てではもちろんないように、恋も情もないところから人は関係を築いていけるんだっていうことはすごいことだなって思うし、いくら自分の生きている世界が狭かろうと、豊かに生きていくことはできるのだ、生活に面白さを発見するのは自分自身なのだってことを森薫の作品読んでると思い出す。

    自分はこんなに丁寧に日常を生きてるかなー、細部に目を向けられているだろうかと、背筋を伸ばす。


    しかしパリヤさんのパン、一度食べてみたい。

  • この巻もいい!
    パリヤさん、可愛らしい…
    パリヤさんの心の声、かわいいわ。

    ウマルさんもいい。

    神巻だ。

  • 今回は不器用なパリヤさんの可愛さ全開のいい回でした。
    「当たり障りない世間話」「他人と会話する」「自分の思いを伝える」どんな文化圏にでもこういったコミュニケーションが不得手な人っているもんですよね。私もその一人…(笑)不器用でも下手糞でも上手く言えなくても自分の中では相手を一生懸命考えて自分の思いを伝えたいと願っている。でも上手く出来ないで悶々と…そんな切なさや不甲斐なさ情けなさ、それに上手く喋れた歓喜の感情も入り混じった心の機微を見事に描いてあって読んでいて微笑ましく、応援したくなり、ほっこりとうれしくなりました。
    カルルクとアミル夫婦のエピソードも年齢差夫婦だけに夫のカルルクの努力する姿が微笑ましく、読んでいてとても気持ちよかったです。ほんと素晴らしい作品です。

  • はぁ~(羨望のため息)

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    照れと混乱の果てに…。

    アミルの友人パリヤの恋模様を描く、好評コミカル第5シーズン! 布支度は進まないし、友達も少なく、自分の気持ちは上手に伝えられない。八方ふさがりのパリヤだが、お遣いの案内役をウマルが申し出たことにより物語は一気に急展開する!
    https://www.enterbrain.co.jp/product/comic/beam_comic/16178201.html

  • 何度も読み返しちゃった、すごく好きな巻。

    内容は前巻に引き続きパリヤの結婚までの話なんだけど、今回は相手の男の子との距離が縮まります。
    結婚に焦っているパリヤにとって、結婚できれば誰でもいいからこの人と結婚したいと思った心境の変化とか未来の話をするところとかすごい良かった!
    まぁパリヤは接客向いてなさそうだけど…w
    刺繍の女子会も好きだし帽子の回も初々しくて好き。
    無知でごめんだけど髪を隠すのは女の人だけじゃないんだと9巻目にしてようやく気付きました。

  • 百合の続きちょっとと,その後はパリヤが主役の嫁入り前のドキドキ話。人付き合いが苦手で不器用なパリヤかわいい。
    舞台が19世紀の中央アジアで,結婚は親同士が決めるものという,今の価値観とは相容れない物語なんだけど,読んでて楽しい。

    『乙嫁語り』って,その点では『この世界の片隅に』に通じるものがあるのかも。
    もちろん物語だし,当時が今より良かったとか美化するのは禁物で,「結婚したら子供を産むのが当たり前」的価値観に苦しめられたお嫁さんたちもいっぱいいたんだろうけれど。
    https://twitter.com/Polyhedrondiary/status/905927074728132608

  • パリヤ編が一段落。カモーラというきっかけを経て、環境の変化とともに成長していくパリヤを温かく見守る本巻。まあ根本にあるのはウマルとの恋なので、やはり愛は人を成長させるものだとしみじみ思う。古い習慣やしきたり、掟といったある種の差別社会において、それでも尚自分として生きようとするアミルやパリヤの姿は輝くなー。

  • パリヤとウマルの初々しいカップルが
    かわいい❤️

    ウブな少女にいきなりキスは、反則!

  • パリヤさんが可愛いだけの巻だった。

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著者プロフィール

家族支援カウンセラー。1950年佐賀県に生まれる。中央大学卒業後、2007年まで東京都内の中学校において、心障学級・通級情緒障害児学級などを受け持ち、熱心な生徒指導で保護者からも信頼を集める。通信制高校副校長を経て、2012年、一般社団法人家族支援メンタルサポート協会を設立、理事長に就任。学びリンク総研所長・家族支援メンタルサポート協会理事長。専門分野は、家族カウンセリング・非行問題・子育て支援・発達障害・不登校問題等多岐にわたり、子どもの不登校から見えてくる家族支援に力を入れている。

「2023年 『家庭にしのびよる“うつ”に負けない! 悩めるママとカウンセラーの家族をみつめる旅』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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