ガラス張りの誘拐 (カドカワノベルズ 123-1)

著者 :
  • KADOKAWA
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (237ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784047823013

感想・レビュー・書評

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  • 第2の事件からいきなり始まるという構成からして少しオチが予想出来てしまったのですが、犯人の動機と物語の流れが合っているので楽しめました。

  • JUGEMテーマ:読書 歌野節ーおもしろかったー!やっぱり歌野さんに外れなし。 感想は割愛。ツ?

  • <font color="#666666"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4047823015/yorimichikan-22" target="_blank"><img src="http://homepage3.nifty.com/flat_m3/f/noimage.jpg" class="booklog-imgsrc" style="border:0px; width:100px"></a>
    <br clear="left">
    <blockquote><p><strong>警察をてこずらせている連続少女誘拐殺人事件の犯行声明がK新聞に届いた。「<ruby>犯人<rp>(</rp><rt>ホシ</rt><rp>)</rp></ruby>がついに動いた」と色めきたつ佐原刑事ら捜査陣。しかしその犯行声明には新たな少女惨殺の模様が克明に記されていた。またも完全敗北なのか。ところが両親や捜査員らの大混乱をよそに、殺されたはずの少女は無事戻り、犯人とされた男は自殺、事件は一応落着したかに見えたが・・・。
    今度は佐原刑事の娘が誘拐され、新たな謎が浮かぶ。いったい犯行の目的は?前の事件とのかかわりは?
    奇想天外な着想で人気を呼ぶ推理界の新鋭、最新作ここに登場!</strong>  ――裏表紙より</p></blockquote>
    目次を見ただけですでに何かが起こりそうである。
    <blockquote><p>第二の事件  保健室の名探偵
    第三の事件  ガラス張りの誘拐
    第一の事件  夢で見た明日
    エピローグ</p></blockquote>
    第一章の第二の事件で犯人――どの件の(?)という問題はあるが――と目星をつけた人物は、第二章の第三の事件では犯人像から遠くなり、しかし第三章の夢でみた明日でされる告白によって「やはり」と腑に落ちた。
    佐原刑事の目を通して物語は語られていて、第二章では娘を誘拐される父親でもあるのだが、それでもなお主役はガラス張りの誘拐を仕組んだ犯人なのだろう。そして、その人物をそうまでしなければならない気持ちにさせた あまりにも哀しい親子関係なのではないだろうか。</font>

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著者プロフィール

1988年『長い家の殺人』でデビュー。2004年『葉桜の季節に君を想うということ』で第57回推理作家協会賞、第4回本格ミステリ大賞をダブル受賞。2010年『密室殺人ゲーム2.0』で第10回本格ミステリ大賞をふたたび受賞。

「2022年 『首切り島の一夜』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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