平家伝説殺人事件 (カドカワ・エンタテインメント)

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著者 : 内田康夫
  • 角川書店 (2007年9月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (252ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784047881877

平家伝説殺人事件 (カドカワ・エンタテインメント)の感想・レビュー・書評

  • 【平家伝説殺人事件】 内田康夫さん

    多岐川萌子が当山と知り合ったのは「サルート」という店のホステスをしている時だった。
    萌子は当山に「三年足らずで、一億五千万になる話があるが仲間にならないか」と持ちかけられた。
    当山の仲間になることを承諾した萌子は、彼のシナリオに従い稲田教由と偽装結婚をする
    そして、夫となった稲田教由とともに彼の生まれ故郷の高知に向かった。
    しかし、高知に向かう途中、稲田はフェリーの甲板から転落し行方不明となる。
    結局、遺体は見つからないまま2年が過ぎた頃、当山がマンションのベランダから転落死する。
    警察は状況証拠から当山は自殺と断定されるが、稲田の事故当時の当山をフェリーで見かけた航海士の堀ノ内は
    自殺という警察の判断に納得できず、旧友の光彦に思いをぶちまける。
    そして、光彦は稲田の郷里・高知県西土佐村藤ノ川へと向かう。
    稲田の郷里は平家・落人の隠れ里として、部外者を拒み平家一門の血をひっそりと受け継いでいる土地だった。



    浅見光彦のロマンスというコトに興味を惹かれ借りてきました。
    この本は浅見光彦シリーズが始まって間もない頃の作品でしょうか、、
    シリーズ前半の物語は後半に書かれたものよりも兄に対するコンプレックスが低いように感じます。
    シリーズ後半ほど、刑事局長の弟というコトを、他の警察に知られないようにしようとする部分が
    強調されているように感じます。・・でも結局は兄の存在を知られてしまうんですけどね、
    その兄の存在を知った後の地元警察の変わりようも面白いです。

     

  • こういうしっかりしてる本格推理はやっぱ読みやすい。
    大体の流れは予想できた。
    最後の結末もほとんど想像通り。
    でも飽きなく、眠気感じずに一気で最後まで読みきれる。
    それが浅見シリーズの不思議なところかもしれない。

    タイトルは「平家」だが、平家の歴史との関係じゃなく、近代の自然災害をバックグランドをしただけ。
    そこにちょっと騙されたような気がする。

    しかしミステリーとしては傑作とはいえまいが、
    読み終わった後、なかなか眠れなくなった。
    小説の中の人々の、故郷への思い(形はそれぞれ違うけど)に引かれた。
    そして、大都会に一人で生きてる自分も、生まれ育ったあの小さくて、歴史豊かな町を思い出した。
    戻りたくても、戻らない。
    清らかな町も、遠い幼い日々も。

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