ロスト・シンボル 上

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  • Amazon.co.jp ・本 (351ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784047916234

感想・レビュー・書評

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  • う~ん、この作品はねぇ・・・・・。  正直なところちょっとマンネリ気味っていう感じでしょうか??  ある意味で良くも悪くもアメリカ的(≒ ハリウッド的)な作品になっちゃったかなぁという印象です。  相変わらずのスピード感、相変わらずのトリビア的薀蓄の数々には「さすが!」と思わないでもないんだけど、舞台をワシントンに置いたにも関わらずそこに「古の~」という謎解きを組み合わせるのは、ちょっとムリがあるんじゃないかなぁ・・・・と。  

    合衆国建国の父たちは、このアメリカ大陸の先住民(いわゆる「ネイティブ・アメリカン」)じゃないわけで、そんな彼らが「古の~」という文化を引っ提げて上陸した人たちであることはわかるし、そんな彼らが自分たちの「文化」を理想的な形で実現しようとしていたというのも、単視眼的には理解できないわけじゃない・・・・。  だから造形的に何を残そうがそこを否定するつもりはないんだけど、「ワシントンDC」と「古の~」をセットにした瞬間に胡散臭さが漂い過ぎちゃう・・・・・(苦笑)  KiKi のようなひねくれた人間には

    ああ、やっぱりアメリカ人にとっては歴史が浅い国というのが根深~いコンプレックスなのね・・・・

    とまで感じられちゃうんですよね~ ^^;

    (全文はブログにて)

  • ?の箇所も多いが、早く下巻を読みたい。。。

  • 前の2作より難しい気がする。フリーメーソンはすごく興味あるけど、いまだによく分かりません。もうちょっとキリスト教色あった方が好きかな。そして、半分くらいまで展開しません。。。

  • 感想は下巻に

  • ラングドン教授がとうとうフリーメイソンに関わってきました。

    本作の始まりはちょっとスローテンポ。いつになったらアノ怒涛の展開に入っていくのかと気にして読み進めました。いつもながら気がつくとのめりこんでいました。

    しかし登場人物のキャラクターがこれまでのダンブラウンの作品に出てくる人物とかぶってしまっています。CIAのサトウはデセプションポイントのマージョリー・テンチ、マラークはパズル・パレスのウロオ。

    これからの展開が、今までとは違ったものになってくれることを期待して下巻に進みます

  • 自分がフリーメイソンについて良く知らないせいだろうか?ロバート・ラングドンが主役を務めるシリーズ中で最もワクワクしないものであった。
    展開的にも、もうちょっとマンネリっぽい印象です。
    秘密があって、それを暴こうとする連中がいて、秘密の組織の人たちはラングドンに秘密を守りつつ事件を解決することを望み、何故か魅力的な女史とともに、国家権力の組織と敵対しながら味方になりながら古の謎に辿りつく・・・そんなお決まりのストーリーも3回目となると「もういいや」ってな感じになります。
    やはり個人的には「ダヴィンチ・コード」が一番でしたね~!!

  • 非常に読みやすい。まるで映画を観ている様です。純粋知性科学て、思わずネットで調べました。まさか、実在するとはおもわなかった。

  • ラングドン・シリーズ第3弾。
    今回は秘密結社フリーメイソンの伝説の宝物をめぐるお話。

    前回同様、謎を解き、次々と提示される手がかりを追い、敵の罠にはまり…という緊迫感あふれる展開が目白押し。

    ただ、ワシントンが舞台なので前作のように情景がうまくイメージできず。
    知的好奇心をそそられるけども、前作ほど夢中になって読めなかった。

  • 相変わらずの難解さと、スピード感。
    難しいけど、頑張ろう。

  •  今回の舞台はアメリカ・ワシントンDC。アメリカ建国の際にフリーメーソンがこの地に隠したと噂される「古の神秘」を見つけ出すのが,今回のラングドン教授の目的です。『天使と悪魔』『ダ・ヴィンチ・コード』の例に漏れず,今回もラングドンの友人が危機に陥って謎のメッセージを残し,そこから暗号に彩られたオリエンテーリングが始まります。(3月3日発売だったのは,フリーメーソンの33位階にちなんでのことのようです)
     正直,今回のは読み終わっても爽快感があまりなかったように感じました。
     理由の一つは,「危機」がピンとこなかったこと。『ダ・ヴィンチ・コード』では特に巨大な危機は演出されていませんでしたが,『天使と悪魔』ではタイムリミットを過ぎるとバチカンが消し飛ぶという危機が迫っており,これにはハラハラしました。『ロスト・シンボル』ではCIAが事件に絡んできて,「国家安全保障上の重大な危機」が迫っていることをラングドンたちに告げるのですが,これが最後に明らかにされた時,正直「…えっ?」と思いました。その「危機」が今ひとつよくわからない。きっと重大な危機なんでしょうが,バチカン大爆発ほどわかりやすい危機ではない。しかもそれが明かされるのが最後の最後なので,明らかにされた時には正直「どっちでもいい」と思ってしまいました。
     第二の理由は,犯人の意図が最後までよくわからなかったこと。『天使と悪魔』の犯人は「“奇跡”の体現とそれによるローマ・カトリック教会の復権」,『ダ・ヴィンチ・コード』の犯人は「“聖杯”の発見と破壊」というはっきりした目的があって怖かったのですが,『ロスト・シンボル』の犯人は? 「古の神秘」を手に入れて,最後にそれをどうしたかったのか。どうしたかったのかは描かれているのですが,理解ができない。◯◯を生贄に捧げて,その後どうなるつもりだったのか? ここがいまいち納得できませんでした。ピーターに対する復讐,というシンプルな動機の方がまだ理解できます。
     最後に明らかにされる「古の神秘」の正体も,『ダ・ヴィンチ・コード』で“聖杯”はキリストの血脈を表していると明らかにされた時のような,なーるほどと腑に落ちる感じではありません。
     ワシントンに行ったことのある人なら楽しめるのかも?

     本屋のポップには「映画化決定」と書いてありましたが,これを映画にして観客を満足させるには相当な工夫が必要だと思います。…たぶん,それでも観に行ってしまうでしょうけど。

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著者プロフィール

1964年ニューハンプシャー生まれ。アマースト大学を卒業後、英語教師から作家へ転身。2003年刊行のラングドンシリーズ二作目「ダ・ヴィンチ・コード」で一躍ベストセラー作家の仲間入りを果たす。父は数学者、母は宗教音楽家、そして妻は美術史研究者であり画家でもある。

「2019年 『オリジン 上』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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