- Amazon.co.jp ・本 (195ページ)
- / ISBN・EAN: 9784047916401
作品紹介・あらすじ
世界中の多様な文化から紡ぎ出された知恵の物語たち。『アルケミスト』のパウロ・コエーリョがおくる、愛と叡智に満ちた人生のメッセージ。
感想・レビュー・書評
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約1ページごとの短いストーリーですが、多くの心を打つ話がありました。厳しい話も、笑える話もあって、疲れた日などに読むと心がスッと軽くなるような感じがしました。
好きなページから読み返して、この知恵に触れられるのはとてもいい気持ちにさせられます。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
パウロ・コエーリョの本はその時々の自分の気持ちによって捉え方が変わる、玉虫色の本だといつも思う。彼の師匠や本に出てくる登場人物の言葉1つ1つに重みがあり、自分の日々の行動を考えさせられる。自分を振り返り、自分の行動や考えを見直したり認める事に利用したいと思う。
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同じ作者の「アルケミスト」に度々出てくる単語のひとつが「マクトゥーブ」だった。
「それは書かれている」という意味らしいが、そこに神の愛も入っているニュアンスだそう。
ほぼ1ページに1編のコラムで、各ページに繋がりはないが、だいたい心に響く内容なのが凄い。
ひとつ毎日読みたいコラムができたのが今回の収穫。
この本、文庫化しないのかなぁ。
2017/10/06読了 -
「アルケミスト」で気になった言葉がタイトルになっていたので気になって手に取った本。アルケミストの物語に織り込まれていた「大いなる力」の具体例を集めたようなエピソード集。心配するな安心せい、すべては「マクトゥーブ(書かれている)」なんだから、と励まされた気がした。
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パウロ・コエーリョがブラジルの日刊紙に連載していたコラムをまとめた作品。
短い文章のなかに、小さくて美しくて崇高な、多くの言葉が語られています。
まだ一度しか読んでいませんが、きっと開くたびに違う感触を得るだろうという予感が既にあります。お気に入りの作品になりました。
気に入ったところはデータ化してすぐ見られるようにしてあるんですが、特に今気に入っているところを引用。
「師は言う。
たいていは、愛することは愛されることよりも簡単だ。
他人の手助けや援助を受け入れるのは難しい。自分が自立した人間だということを誇示しようとして、隣人が愛を示そうとするのを阻んでしまうことがある。
老親は、幼いときに与えてもらった慈しみを返そうとする機会を子どもたちから奪っている。多くの夫(もしくは妻)たちは、不運に見舞われても、伴侶にたよるのを恥と思う。こうしていくうちに、愛情という水は周囲に浸みわたらなくなってしまう。
隣人が愛を示そうとする行為を受け入れよう。誰かがわたしたちを助けよう、手を差し伸べよう、このまま続けていけと励ましてくれようとしている、その行為を許すのだ。
こうした純粋で謙虚な愛情を受け入れるようになれば、愛とは与えるものでも貰うものでもないということがわかるようになるはずだ。愛とは、分かち合うものなのだ。」
こういったレビューに時事的な発言は御法度かもしれませんが、今回だけは。もうすぐ3.11から一年、胸に染み入る言葉であります。 -
1ページで終わる短いお話が沢山詰まった本。
どれもこれも「はっ」とするような、格言を文章にしたようなお話が続く。パウロが今まで出会ったいろいろな人や物語から紡ぎ出されていて、子供にちょとしたお話をしてあげる時にも役に立つかも。 -
気ままに
パッと開いたページを読んでみた。
とてもハートに届いた話だった*
短い文章のなかに
深い言葉。
これも、好きだなぁ* -
よくわからない話もあったけど、聞いたこともないような世界の話で、なぜか印象に残るものも会った。しばらく何度も見返そうと思う。
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パウロ・コエーリョが新聞に掲載していたコラム。
物語とはまた違い、文章が短い分ひとつひとつの言葉に深みがある。 -
新聞コラムだそうなので
短い文章で教えを説いている。
アルケミストは小説の中の少年の成長を通じて
読者に人生における大事な訓戒を伝えるというテイストだったが
こちらは文字数が限られているので
よりダイレクトなメッセージ。
宗教要素も強いが心に残る物もある。