- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048120043
作品紹介・あらすじ
鷲崎健、初めてのエッセイ集。ラジオパーソナリティ、イベント司会、シンガーソングライターなど幅広く活躍する著者が、ラジオや音楽、ともだち、そして「アニスパ」という人気番組について語る。「ミニッツブック」での全6回の連載に、書き下ろし「これまでもこれからも」を追加収録。
コンビニ店員だった若者が、ラジオ生放送の司会者に抜擢。今や押しも押されぬ名パーソナリティとなった著者のラジオへの想い(「肩書きのないラジオパーソナリティ」)。
様々なジャンルの音楽を聴き、作詞作曲し、歌う。熱烈なファンを持つシンガーソングライターとしての顔、その音楽的ルーツ(「とても個人的な音楽のはなし」)。
鮫好きを公言してきた著者が初めて本格的に語る鮫の魅力(「鮫について語ろう」)。
この話はいったいどこに向かうのか?読者を連れて歩き出す思考の迷路(「富士山、巨人、レディー・ガガ」)。
自分には友達が少ない。そう語る著者にとっての本当の友達とは(「十代の自分に如何にして友達が出来たのか、または出来なかったのか」)。
声優・アニメ関連のラジオ、通称アニラジの一時代を築き、11年間、リスナーとゲストを楽しませ続けた大人気番組「アニスパ」。今だから語れる盟友=作家・諏訪勝と相棒・浅野真澄について(「アニスパのはなし」)。
四十路を迎え、ふと振り返ったこれまでの人生。こどものころになりたかった「意外な」もの。大人になって変わったこと変わらないこと(「これまでもこれからも」)。
軽快なトークと驚くべき博識。愉快を求め、散歩を愛し、リスナーやファンと気さくに語らう。そんな鷲崎健の、普段はあまり語られることのない「想い」を紡いだエッセイ集。
感想・レビュー・書評
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拾い読み。
アニラジ、知らなかった。
2021年4月25日、追記。
アニラジとは、アニメ関連のラジオまたはインターネットラジオの番組のジャンル、および主にアニメで活躍する声優がパーソナリティを務めるラジオまたはインターネットラジオの番組。(ウィキペディアより)
著者の鷲崎健さん。
ウィキペディアによると、
鷲崎 健(わしざき たけし、1973年10月26日 - )は、ラジオパーソナリティ、ミュージシャン。アトミックモンキー所属。伊福部崇とのユニットポアロのメンバーでアコースティックギター・ボーカル・作詞・作曲担当。B型。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
自己啓発
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わたしの好きなラジオパーソナリティのエッセイ。わっしーの「粋」なところと、教養高いところが小出しにされていく。
この人は、恥ずかしがり屋だなーというのがよく伝わる。
恥ずかしがり屋だから、自分を卑下するし、すぐふざけて茶化してしまう。だからこその粋なのだろう。
心に残らない。そんなことをつらつらと述べていく。エッセイとして適切である。なのに読んでいてリズミカルになるし、韻を踏んだライムが心地良いような言葉の連なりが鷲崎健だなーって。
ファンだからこそ楽しい良いエッセイでした。
ただ、鮫のことに少し詳しくなれるので、ちょっとためになる本でもある。
あと、人生ガウォークは目から鱗。
変形途中でい続けること。そういう人生ほんとにもう、江戸時代の芸人って感じで、粋だなぁ~って。